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2020年SFC修行のダイジェスト

新年明けてから更新が滞ってしまいました。なかなか出かけないので書き惜しみをしてしまうんですよね・・・という言い訳は置いといて。昨年末の挨拶の際にしれっと書きましたが、2020年にはSFC修行を行いました。2020年は大変な年で、飛ぶことのできない期間が多かったのですが、イレギュラーなことが多いながらも解脱することができました。ただイレギュラーすぎて今後の参考にはならないと思われますので、さらっと1記事にまとめておきたいと思います。

SFC修行に至った理由 

まず初めにSFC修行をしようと思った理由です。私は元々2016年にJGCを取得し、その恩恵を受けながら旅をしてきました。その中わざわざSFC修行に手を出した理由は、

  • 海外旅行も色々行きだしたので、海外の路線網が充実しているスターアライアンスでGOLDを取ることは一定のメリットがあると踏んだ
  • 家の用事でANAに乗ることが多くなったが、JALで上級会員慣れしてしまったために、ANAでの普通の待遇に満足いかなくなった(笑

の2つが主な理由です。

1点目ですが、JGCでも実は特に不便は感じません。例えばワンワールドのヨーロッパ路線は、ヘルシンキ、ロンドンの2拠点が押さえられているので、一回の乗り継ぎで結構な都市をカバーできます。しかも、2020年から(計画では)羽田から1日2往復、コードシェア先と合わせると成田を合わせて4往復も出るので、利便性は高いと思います。とはいえ、海外路線はやはりスタアラが強く、選択肢が広がることは魅力的です。

2点目ですが、ステータス無しの状態で飛行機に乗ると意外と時間の使い方に困るんですよね。。時間の使い方が悪いと言えばそれまでなんですが、ラウンジが使えるとちょっとした作業などするのにも便利ですし、混雑している空港で優先レーンを使えるのは有り難いです。連休中にANAに搭乗した時、この恩恵は身にしみて感じました。

これらのメリットに対してコスパはいいのか、しかもJGCを持っている中でダブルホルダーとなるだけの価値はあるのか・・・と、そこまで考え出すと悩ましい問題となります。実際に、JALで不自由なく行ける所もかなり多く、ANAに乗ったとしても国際線ならビジネスクラス、国内線ならプレミアムクラスに乗ることで(お金で)カバーできる内容です。今後ANAやスタアラ系に乗る機会を考えたら、わざわざコストかけて修行し、SFCをとる必要もないようにも感じます(上級クラスはお金を出せたとしても”満席”だとどうしようもないという問題はあります)。しかも、飛行機にバンバン乗って旅行する感じになるのは相当先かと思いますし、機会の面からも取得意義が小さくなっているように感じます。

また、常々思っていることですが、JGCやSFCといった制度に不安が無いわけではありません。多くの人が修行に手を出すのは「クレジットカードを持ち続けるだけで永続的にサファイア/プラチナに見劣りしないサービスを享受できる」との点に魅力を感じているからだと思いますが、航空会社の決めたルールですので、いつ改悪されるかわかりません。現在のメリットを享受できるうちに出来るだけJAL系を利用して旅をする、というのも一つの考え方なのかもしれません。

ですが、結局は「趣味」。これに尽きると思います。趣味の世界でコスパを追求しだしたら大変です。単純な金額の損得計算では語れない価値があるものです。

今年の修行はイレギュラー

このことは言わずもがなだと思うのですが、2020年は大変な年でした。2020年の初め頃、3月から8月まで、月一回のペースでHND-OKA(もしくはISG)のプレミアムクラスを1往復ずつ予約していました。そのまま3月になった頃、「1月から6月までプレミアムポイント2倍にするよ」とANAから発表があり、すでに持っている予約でプラチナまでいける・・・と思ったのですが、それも束の間、あれよあれよという間に自粛期間が始まります。この期間が明けるまで、何度も何度も予約の先延ばしやキャンセルをしました。

全国的に移動できるようになったのが6月中旬でした。それでもHND-OKAは1日5往復とか6往復のみ。この少なさではプレミアムクラスを取るのも至難の技です。前述のようにすでに年初に確保していたプレミアムクラスがあったのですが、欠航の影響が大きく、生き残っていた予約はほんの少し。プレミアムポイント2倍も6月までですし、何が起こるかわからない状況ですので、超短期で済ませるように100%積算の普通席を駆使してスケジューリングしました。行ける時にババっと行かないと。

というわけで、まずはひたすら羽田と沖縄を5往復するスケジュールにしました。1月などに少しだけ飛んでいた分や、プレミアムクラスを取れていた分も合わせてきちんと計算してみると、単純な5往復では50000PPを中途半端にオーバーすることがわかりました。50000PPあれば十分で、必要以上に貯めることはないので、実際にはコストを落とすために少々変化をつけています。実際には、「予約クラスを落とす(割引運賃)」「1往復目を羽田に帰らずに神戸タッチをする(→単価落ちることが多いです)」「羽田ー那覇を、大阪、宮崎、鹿児島などの経由便で行く(→距離が多少増える上に400PPのボーナスを2便分もらえる)」で帳尻を合わせました。単価とかに関係なく、50000PP以上は余計なコストになるので、調整の仕方として初心者の方は覚えておいて良いポイントかと思います。

ちなみに気になるPP単価、8円ちょっと。短期集中の方針でHND-OKAはビジネス切符を多く使ったが、PP2倍期間中に大半を飛んだのでコストを抑えることができました。年初は13円ぐらいで考えていたので良しとします。

修行の様子をちょこっと

40000PPを稼いだ実際の修行経路は以下の通り。

  • 1日目:羽田→那覇→羽田→那覇→羽田
  • 2日目:羽田→那覇→神戸→那覇→羽田 (最初だけPクラス)
  • 3日目:羽田→伊丹→那覇→羽田 (最後だけPクラス)

せっかくなので適当にかいつまんで修行の様子をお伝えします。なお、PP2倍キャンペーン中に済ませられたのは2日目までで、最終日はその後の適当な日に行いました。

念の為の断りだが、今回は世の中の情勢的に色々と気を遣って、機内も普通席ではずっと動かず喋らずで籠っていましたし、空港に着いても制限区域から出ずに座っていました(そもそも普段から通一人行動で喋ることもないのですが)

【1日目】

1日目は羽田ー那覇を2往復と、スケジュール的に一番大変だった日。

朝一の那覇便に乗るために羽田空港に向かうと、ほぼ満席の大盛況。移動が解禁になるとレジャーに出かける人が多くなるようだ。

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今回の修行ではほとんどB787にお世話になった。この日は全てB787だったし、そもそも全行程での羽田ー那覇の7レグのうち、B787以外だったのは1レグだけだった。経費節減のために燃費の良い飛行機が割り当てられているのだろう。1日の大半を機内で過ごすので、快適なB787が多いのは助かる。

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那覇→羽田で到着したB787-8の機内から、次に乗る羽田→那覇のB787-9を見る。その機材は、搭乗の数日前にB787-8からシップチェンジされたもの。ANAはB787ばっかりで良いなあ。

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ANAのB787の機内座席配置は3-3-3の横9列。これまで乗ったJALの国際線用B787は2-4-2の8列だったので、若干窮屈か。B787は全て窓側をとれていたので良かった。

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JGC修行の時も感じたことだが、レグ数を重ねるとだんだん「ああ何やってんだろう」感に苛まれてしまう。

この日の道中、同じような旅程の修行僧を多く見かけた。PP2倍キャンペーンが6月で終わりなので、追い込みをかけるのは皆同じのようだ。

【2日目】

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2日目はプレミアムクラスからのスタート。2月ごろから予約していて、運よく欠航とならずに予約が残った便。

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朝の便なので朝食。これまで岡山・広島線しか乗ったことがないのでパックに入った朝食しか経験がないが、幹線ともなるとメニューが同じでもちゃんとお皿に盛り付けられてくるようだ。

幹線は飲み物も一部だけちょっといいものが飲める。迷わずシャンパン。

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2回目の修行、PPの関係上、2・3レグ目を那覇ー羽田ー那覇の往復よりも短い路線で良さそうだったので、那覇ー神戸ー那覇とした。神戸線は乗り継ぎの時間がちょうど良かった上に、バリューチケットがかなり安く、PP単価を下げるのに役立った。帰りの時間も早まるのも嬉しい。そして、初めてのソラシドエア搭乗(写真は神戸空港にて)。

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これは那覇を出発する時。羽田から乗ってきたB787が折り返していく後を追っていった。

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ソラシドエアの内装。ANAばかり乗っていたので、違う会社が間に入ると新鮮。

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神戸からの帰りは左の窓側。途中の天気が微妙だったが、特に問題なくこなしていった。

【3日目】

羽田→伊丹→那覇は同一機材のA321だった。羽田→伊丹はガラガラ、伊丹→那覇はもう少し乗っていたが最後部付近はまばらだった。快適なフライト。

そして最後の那覇→羽田はプレミアムクラス。那覇でのトランジットの2時間は、ずっと那覇空港のANAラウンジで過ごした。

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幹線路線の昼食は初めてだったが、こんな豪勢な食事が出るのに驚いた。今度は夜ご飯も体験してみたい。

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修行の最後もB787。

法事などで必要に駆られて乗ったフライトで貯まったのは約10000PP。残り40000PPを3日間にてさらっと済ませた修行だった。あまり写真を撮っておらず、携帯で数枚記録しただけなので、悪しからず。。

アプリも無事にプラチナとなった。

最後に

無事にSFCまで申し込み、SFCとJGCのダブルホルダーとなりました。ANAもJALも大変な状況だが、早く旅行できるような情勢になることを願っています。2021年はJALもANAもステータスに応じたポイント付与(下駄)があるようですね。これから修行される方はお気をつけて・・・

(おしまい)

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