先日、赤羽駅の上野方面のホームで待っていたら、偶然にも次の発車が「特急 上野 7両」でした。
この表示は間違いなく651系のはずなので、ホームの最北端(の手前)に移動して一枚撮りました。
一昔前まで常磐線特急のエースとして、現在は高崎線方面の特急として活躍している651系です。
形式自体の最高速度は130km/h。在来線特急の130km/h運転は今でこそ至る所でみられますが、初めて130km/h運転を行なったのがこの651系です。JR東日本として初めて新造した特急であり、「タキシードボディ」と宣伝された通り、当時の特急型として主流であったであろう485系などとは全く異なる車体で、当時としては新鮮な特急型車両だったものと思われます。7両+付属4両で常磐線の特急「スーパーひたち」として運行を開始し、付属編成は仙台まで直通していました。
数年前に常磐線の特急の役目をE657系に譲り、現在は基本編成の7両のみがリニューアルのうえ高崎線の特急として走っています。JR化後まもない時期の特急で、グリーン車も1+2配置、機器もVVVF化もされていないなど、登場時の状態がほぼ残っています。現在のJR東日本の車両には無い、昔の雰囲気を味わえる特急として、珍しい存在になってきました。
かくいう私、常磐線方面の特急は「フレッシュひたち」に一度乗車したのみで、651系に一度も乗車したことがありません。かつての走りを味わうことはできませんが、651系に一度は乗ってみたいと思っています。
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