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2024年7月:初めて真面目に訪れた仙台

今まで散々旅行記などあげているが、過去に仙台に行ったことがどのぐらいあるか思い出してみたところ、新幹線や乗り換えで通過したのを除くと、2回しかないように思う。1回は仕事、もう1回は野球観戦で、両方とも日帰りである。この他に、1回、友人との待ち合わせの合間に仙台地下鉄に乗車していたことはあるが、これをカウントするかどうか。いずれにしても、東京の近くにある大都市にしては、訪問機会が少ないと感じていた。(同じような距離の名古屋にはよく行くのだが、昔住んでいた馴染みの土地なので比較するのはアンフェアか)

そんな仙台に、1泊2日の出張が発生。

出発は夕方。仙台までなので、はやぶさで向かう。

乗車するのはE5系。E6系こまちと併結しているが、こちらの方が若干乗り心地が良いように感じるので、E5系の方に乗車する。ただし、3列席の真ん中や先頭列などになる場合は、この限りではない。

E5系の指定席は満席。夕方ともなると、最終的には満席になってしまうようだ。いつものプライベートの日帰り旅とは違い、出張に関しては前もって旅程が決まっているため、早々に2列席窓側(E席)を予約できた。

郡山で先行の「やまびこ・つばさ」に追いついたからか減速したものの、あとは快調に飛ばして仙台に到着。本を読んでいたが、なぜか全ての通過駅を観察していた。

久々の仙台駅。9年ぶりぐらいかだろうか。ガラス部分にE5系が見えるが、ホームなどの存在を感じさせず、線路がしっかりとした建物の中にすっぽり入っているのが駅らしくなくて良い。

仙台では駅の近くで夕食イベントを済ませ、21時30分頃から自由時間。

というわけで、とりあえず地下鉄東西線に乗り、荒井駅まで来てみた。

夜なので、景色という概念のない地下鉄を選択。仙台市営地下鉄は東西線、南北線の二路線あり、仙台駅で交差している。したがって、仙台駅から4方向に地下鉄が伸びていることになるが、そのうち荒井方面のみ乗車したことがなかったので、荒井駅に来てみた。地下にある駅なのだが、地上にある駅舎は立派なものを備えている。

荒井駅は、島式ホームでありながら、降車専用ホームと乗車用ホームで分かれている。向こう側に停車しているのは、荒井駅止まりの列車。

東西線は最近開業した路線ということで、流行りの断面積の小さい車体(ex.大江戸線、グリーンライン)。

車内はこのような感じ。

この日は、仙台駅と荒井駅を往復して終了。

次の日は夕方に解放。ただし、東京に帰る日なので、そこまで時間があるわけではない。夕食時でもあるので、仙台駅の近くで寿司でもつまみながら一杯やろうかなあ、なんてボヤッと思っていた。そんな心のうちとは裏腹に、改札の発車案内を適当に眺めていると、ある列車に目が止まった。帰りの新幹線をすでに予約しているので、その時間に間に合うことをササッと確認し、急遽乗り鉄をすることに。

※直前に、同日のもっと遅い時間の「はやぶさ」へ振替をすることはさすがに無理。だからと言って「やまびこ」に乗る気はしない。したがって、予約した新幹線に乗るのはマストである。

目に止まったのは、利府行きの列車。利府駅は、東北本線の盲腸線の終着駅。仙台から2駅目の岩切駅から分岐し、2駅で終点の利府駅となる。日中は岩切〜利府間で折り返し運転をしているが、朝晩は仙台に直通しており、片道20分弱で行くことができる。

車両は701系。

東北本線を走るのは、先の701系と、このE721系がメイン。

18時36分発の電車は、通勤帰りの時間帯ということもあり、立ち客もそこそこいる状態で出発。発車直前に乗ったので座れるわけもなく、とりあえず先頭が見える位置に乗車した。

東北本線と分岐する、岩沼駅。2面4線の駅で、東北本線用と、利府支線用と別々のホームを使用している。上に通っているのは東北新幹線の高架。

利府支線の西側には新幹線総合車両センターが広がっており、東北新幹線を走る様々な車両が留置されている。この車両センターに合わせ、利府支線の唯一の中間駅である新利府駅が開業している。

終点の利府駅が見えてきた。2面2線の相対式ホームの模様。

利府駅に到着。改札は到着したホームに隣接して設置されていた。

終端はこんな感じ。奥の方で、反対側のホームに渡ることができる。反対側のホームは、普段は1日1本しか入らないそうで、メンテナンス用の運用なんでしょう。

訪問時は知らなかったのだが、利府支線はもともと東北本線の中間駅で、その後に開通した別ルートが現在の東北本線として残っているとのこと。昔はこの先に線路が伸びており、また右手側には電留線が広がっていたそうだ。それで、利府支線が存在していたのか。

利府駅の駅名標。

駅舎。こぢんまりとした可愛らしい駅舎である。

駅前には数本のバスが停まっており、電車からの乗り換え客を乗せてすぐに出発して行った。電車の方がせいぜい1時間1〜2本なので、接続を考慮したダイヤになっているのだろうか。

改札の様子。左は、数年前までみどりの窓口だったところ。

駅舎内には、こんな自販機が設置されていた。地元の名産品を扱っているらしく、ラインナップは梨ジュース、利府梨を使った焼肉のタレ、焼き海苔、利府梨カレー、利府焼きぐい呑み。梨が有名なのね。

帰りも新幹線ウォッチング。

仙台駅には19時26分に到着。ちょうど50分で往復してこれた。

ちなみに、到着した2番線の先は、切り欠きの3番線になっている。仙台空港アクセス線がメインで使用するホームで、JRの専用車両が停車している。向かいには、仙石東北ラインのHB-E210系。東北本線が交流、仙石線が直流、そのためか両者をつなぐ短絡線が非電化区間であり、結果、ハイブリッド車が投入されている。

さて、新幹線の時間が迫ってきたので、新幹線ホームに上がった。

ちょうど、E2系が回送として引き上げていくところに遭遇。さっきの車両センターに行くんですかね。

乗車するのは、はやぶさ44号。こまちとの併結時間を惜しみ、上野駅を通過して数分を捻出して新函館北斗〜東京を最速で結ぶ列車。まあ要は、所要時間のアリバイづくりの列車。

※新幹線に乗っているのがダルいと思い、1分でも乗車時間を短くしたいと思って乗換案内で所要時間の一覧を眺め、決めたのが経緯。上野を通過すると知ったのはそれから数日後のことだった。

そのはやぶさが入線。

ホームには各乗車口に長蛇の列ができており、とても1分の停車時間では捌ききれない感じだった。自分も程よいところで列に加わり、いち早く発車したい雰囲気のはやぶさ号に乗り込み、帰路についた。

(帰りの新幹線もなぜか郡山駅付近で謎の減速。本数的には余裕があるように見えても、結構タイトにダイヤ組んでいるんですかね‥)

おしまい

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