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大阪メトロ成分の補充

先日、会社の仕事の関係で大阪に行ってきた。今回は1泊2日の行程で、宿泊を伴う。普段のお出かけですら宿泊するのが稀なので、宿泊するというだけで身構えてしまう。ただ、今回ばかりは仕方ないので、せっかくなので乗り鉄でもすることにした。

1日目の夜。解放されたのが22時ごろで、そこから阪神梅田駅に向かった。

阪神8000系の急行西宮行き。昔ながらの急行用車両で、塗装としては奥に停車しているオレンジ色のイメージが強いが、甲子園球場100周年の記念塗装なのでこんな色。

阪神梅田を出発すると、福島駅を通過して地下から高架に駆け上がり、野田駅に到着する。野田駅は2面4線で退避ができる駅になっている。昔使っていた西武池袋線が、池袋駅を出て2駅目の東長崎で退避を行うようになった時、「ターミナル出てこんなすぐに通過待ちするような路線なんて他にないだろう」と思っていたが、阪神本線がそうだった。

野田駅で下車し、すぐそばにあるこちらの入り口から地下に向かう。

大阪メトロの野田阪神駅。大阪メトロの駅が「阪神」を名乗るのも不思議な感じがするが、JRの野田駅ではなくて、阪神の野田駅の方を指すためにつけたのだろう。

野田阪神駅は、千日前線の終着駅。相対式になっているが、基本的に片方しか使用しないようだ。なんでも、向こう側のホームはエスカレーターなどのバリアフリー設備が整っていないため、ラッシュ時の本数が多い時に、一部列車が降車専用ホームとして使うそうだ。

ホームの端っこには、謎の空間と、その先にある階段が見える。なんだろう・・・そういえば、前に谷町九丁目駅かなんば駅を利用した時、列車が停止するホーム中程まで延々と歩いた気がするので、将来的な編成両数の増加を見込んでホームを長くとっていたのかもしれない。にしても、階段まで設置されているのが謎。

千日前線には、平成初期の名車である新20系シリーズが走っている。側面のデザインは、最近のメトロ車両っぽい感じに更新されている。

座席のモケットが色褪せるなど車内は古めかしい感じが漂うが、妻面に窓があり、貫通扉も窓が大きくとられていて、開放感がある。

大阪市の中心部を通過する際に少々混んだが、鶴橋を過ぎたあたりからすぐに減少に転じ、終始空いている感じだった。時間が時間だけに、空いていてもおかしくないか。

終点の南巽駅に到着。乗り換えの無い末端駅なので、一度改札を出た。顔認証改札機が設置されている。

明るい時間帯ならば、大和路線の平野駅まで歩いてもよかったのだが、真っ暗の大阪は少し怖いイメージがあるので、おとなしく折り返すことにした。

扉の上にある表示板。次の駅だけが光っているので今どこにいるのか見やすいが、その他の駅名が見づらいので、昔の銀座線方式の方が良いように思う。

谷町九丁目駅で降りて、谷町線に乗り換え。谷町線も新車が導入されているが、おそらくもっと古い車両の更新が目的であり、まだまだ新20系シリーズが走っている。来たのは未更新車なので、先ほどの千日前線で見たものよりもデザインが古め。

天王寺駅で御堂筋線に乗り換え。御堂筋線といえば、まるで異国のような開放感のあるドームと、蛍光灯を円錐型に配した独特の照明が印象的だったのだが、なんかいつの間にか雰囲気が現代っぽい感じになってしまった。

2駅乗車し、大国町駅で下車。御堂筋線の直通先、北大阪急行はこの前のダイヤ改正にて箕面萱野まで延伸済み。

大国町駅は、御堂筋線が四つ橋線を挟む形の、方向別配線となっている。ここから梅田まで両線はほぼ並行して走り、駅もほとんど重複しているが、どの駅も200mほど離れているので、目的地によって使い分けられるのが良いところ。

終点の西梅田まで乗車し、梅田エリアに戻ってきた。四つ橋線も新20系のみが走っている路線。折り返しは最終の北加賀屋行きとのことで、終点の住之江公園の1駅手前までしか行かない列車。この時点で24時だったので、西梅田駅からホテルに戻った。

さて、東京に帰る日は、大阪駅でちょっと楽しんでから帰京。

エキマルシェ大阪の中にある「山中酒の店」という店に立ち寄り。日本酒の販売とイートインの両方をやっているお店。イートインでは、さまざまな銘柄のお酒を60mlずつ提供する感じなので、色々と楽しめるようになっている(その他、コインを買ってサーバーから好きな銘柄を注ぐ形式もあるようだ)。大阪駅のホーム下にこんな手頃なお店があるなんて、大阪行くたびに通ってしまいそう。

そんな誘惑が多い街「大阪」から帰るときは、通常はかの有名な定期最終列車「のぞみ64号(新大阪21時24分発)」を予約するところ。ただ、翌日も会社があるのと、大阪で早めに飲み屋に入れたため、今回は少し余裕を持って早めの列車で帰ることにした。といっても20分ぐらいの違いだが。

というわけで、21時前には新大阪駅に到着。特急ホームに敦賀行きのサンダーバードが来るようだったので、これだけ見学してから新幹線乗り場に向かうことにした。

683系4000番台でやってきた。

敦賀行きとなったサンダーバード。しばらくはこの状態が続くんでしょうね。

関空特急「はるか」にはあまり関心を寄せていなかったが、エスカレーターから一枚だけ。新大阪からたくさんの乗客が乗っていった。ヘッドカバーにハローキティが描かれているので、特別ラッピング車両なのかと思いきや、全列車そうなっているようだ。

新大阪からは、21時06分発の「のぞみ62号」に乗車。N700Sが固定で入る列車。

普通席にまともにじっくり腰掛けられたのは初めて。N700S座席のリクライニングは非常に良くなっていると思うのだが、座席がせんべいシートなのが難点。大半は作業していたので良いのだが、たまに一息つこうと頭から寄りかかったら痛い痛い。

新大阪の発車案内によると、2、3本前の新幹線に5分なり10分の遅れが出ていたようで、おそらくその煽りを受けて途中で徐行する局面もあった。所要時間的には少し余裕があるダイヤだと思うのだが、結局遅れを取り戻したのかどうか確認しないまま、品川で下車した。

(おしまい)

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