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北海道の高速バスも次々と・・

北海道中央バス株式会社は、高速しゃこたん号と高速むろらん号の運行終了を発表した。

高速しゃこたん号は、札幌から小樽、余市を経由して美国までを結ぶ高速バス。札幌から小樽まで走る高速バスを延長したような形で、一般道を美国まで走る。夏時期には神威岬まで延長運行していた時期もあったが、2023年からは通年美国までの運行となってしまった。美国と神威岬の間は積丹町の生活交通バスが運行しているが、予約が必要だったり、高速バスとの接続がイマイチだったり、なかなか神威岬への観光には使いづらくなってしまった。

積丹半島の有名な観光名所の一つが神威岬。思いつきで神威岬に行ったのが2023年の7月であったが、その夏が実質的な最後の機会となってしまったのだ。天候の影響で100%の景色を望むことはできなかったが、またそれも覚悟の上で行ったのだが、行っておいて良かった。気になるところへは行ける時に行くべきという教訓になった。

↓行った時の記事

もう一つが、高速むろらん号。札幌から室蘭を2時間45分で結び、北海道中央バスが3便、道南バスが5便運行している。同区間についてはJRの特急すずらんが1時間45分前後で結んでおり、時間的には圧倒的に不利なものの、JRが5440円に対してバス利用が2500円と、値段的には優位に立っている。JRが特急すずらんを全車指定にしたことがきっかけでネガキャンが張られ、高速バスも盛り上がったのかと思いきや、結局は縮小ということになったようだ。

運転士不足が問題となり、近年ではバス路線を網目のように張り巡らすことも難しくなっている。鉄道は鉄道で不採算路線の廃止が取り沙汰されており、バスばバスで運転士不足が問題となっており・・・費用負担も含めて、持続可能な交通体系のあり方を真剣に考えないと、この先ますます交通網が崩壊していくのではないかと心配になるばかりである。

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