MENU

面倒と思われる敦賀乗り換えだが・・・(2024年5月)

金沢回りで福井に行った帰り。北陸新幹線で敦賀まで行き、米原まで特急に乗車し、そこから新幹線で品川まで帰るルートを取る。

福井駅の出発は13時過ぎとなった。

12番線には「かがやき509号 敦賀行き」、11番線には「はくたか566号 東京行き」。かがやき509号は、福井を出ると敦賀に止まるだけで、公式にはその先の特急との接続の便はとられていない。そのため、かがやきを待つ人はほとんどいなかった。なお、はくたか566号は長野駅まで飯山駅以外の全ての駅に停車する列車で、東京まで3時間30分もかかる。その鈍足さゆえに、自宅に到着する時間に関しては、かがやき509号に乗車した方が数分だけ早くなる。

かがやきはあくまでも対東京の種別であり、敦賀で特急との接続が図られているのは「つるぎ」となる。なので、この先の行程を考えたら次の「つるぎ23号」に乗るのが良いが、敦賀駅で少し観察をしたかったので、一本前のかがやきにした。余談だが、つるぎの号数は敦賀行きを奇数にしており、東京起点に合わせている。関西・中京との結びつきが強いこの地域としてはなんとなく違和感を覚える。

かがやきに乗るとあっという間に敦賀駅。ここら辺は高架の高さがかなりあるので、遠くまで見晴らしが良い。

敦賀駅に到着。

敦賀駅は2面4線。1時間にサンダーバードを受ける「つるぎ」2本と、東京方面へ直通する「かがやき・はくたか」が1本発着するので、規模としては妥当なところだろう。理想的には、将来も2面4線の施設を生かして、ここから大阪方面、名古屋方面の両方に延伸したいだろうな。

この時間、この島式ホームは東京直通の専用ホームになっていた。

さて、ここから特急に乗り換える。

新幹線のコンコース(改札を背にしたところ)。乗り換え客が一気に押し寄せることもあり、真ん中に無駄な障害物を置かず、相当ゆとりのある空間に作られている。

新幹線の改札を出たところ。下に青色の「サンダーバード」と橙の「しらさぎ」の誘導路が描かれている。それぞれJR西日本とJR東海のカラーであり、車体の帯の色でもあるので、しっくり来る配色。どちらの特急も全席指定になったが、これには自由席に乗車する客が殺到するのを防ぐ目的もあると思うし、券面に特急名が印字されることで、自分がどの列車に乗るのかはっきりと認識してもらう目的もあるように思う。

敦賀駅の発車案内。特急と鈍行の案内が分離されて、スッキリしましたね。

福井方面のハピラインふくいと小浜線。

コンコースから特急ホームに降りる。基本運用は、33番線がサンダーバード、34番線がしらさぎ。「サン」ダーバードと「し」らさぎ、なんて覚え方はあるが、まあ至る所に案内があるので、覚えるほどでもないだろう。

ちなみに、サンダーバードとしらさぎの乗客の動線を分けるため、しらさぎが前の方、サンダーバードが後ろの方にずれている(実際33番線も列車は止まっているのだが、しらさぎ用のエスカレーターで降りたため、サンダーバードは後方に止まっていて頭だけ見えている状態)。

33番線に停車中のサンダーバードと、向かいの降車用ホーム。

両方向の特急が対面しており、なかなかの風景。今回のダイヤ改正から、しらさぎ用に使用していた橙青帯の681系もサンダーバードに運用されるようになった。ってか、運用的には余剰が生じている状態で、わざわざ他編成を転用する程でもないような気がするが、どういう運用になっているのだろうか?

こちらが、今回乗車する特急しらさぎ。米原行きの特急で、50kmにも満たない短距離特急。東京から八王子ぐらいの距離か。

特急専用ホームではあるが北陸本線なので、次駅表示は「新疋田」。

さて、コンコースに戻って、売店で弁当を購入してから特急に乗車。

車内には、このようなリーフレットが常備されていた。ごちゃごちゃ書いてあるので、図にするとかえってわかりにくい気がする。新幹線:3階、改札:2階、特急:1階と3層構造になっていることさえ理解しておけば、案内はいくらでもあるので問題ない。ただ、エレベーターがホームに1基ずつとは少ないのではないか。

あ、あと新幹線は乗車位置によって歩く距離が全然違うのは注意。というのも敦賀の改札が南寄り、つまり12号車側にあるので、1号車など指定してしまったら結構な距離を歩くことになる。これは気をつけるべし。

しらさぎの車内。かなり空いていた。名古屋方面が不便になったから需要がバスに流れたことを印象付けるようなニュースがあったが、東京方面の需要が北陸新幹線に取られたのが大きいように思う。あと、車内で「名古屋まで」と特急券を購入する方々が複数いたが、米原止まりの特急に乗車してしまって、この先どうするのだろうか。

敦賀駅を出ると、ループ線をぐんぐん登り、新疋田駅を通過。運行形態が変わっても、ここら辺の景色が変わることはない。

大阪方面の湖西線が分岐する、近江塩津駅を通過。

その後、湖西線は京都に向けて離れていった。

あとはこのような景色の中、快足を飛ばしていく。

長浜駅に停車後、米原駅に到着。しらさぎの乗車客が少なく乗り換えは楽だった。

そして接続する東海道新幹線で帰京した。車端に乗っていたせいか、北陸新幹線の乗り心地が良かったのと比較したからか、かなり揺れを感じた。

福井からどちらを回っても家に着く時間は同じだが、こちらの方が乗り換えがある分、気分転換できるし、やることが発生して時間が短く感じるので、結果的には楽だった。また、金沢回りで普通車に2時間以上も座っていると、だんだんと腰や背中が痛くなるのも難点である(これを執筆している前日に金沢まで行ったが、辛いこと辛いことw)。一本で繋がればなんでも無条件に便利になるかって、別に評価軸はそれだけでは無い。選択肢があることは良いことなので、個々人の事情や価値観に合わせてうまく使い分けていくことが重要である。

次回、少し気づいたことを列記していきたいと思う。

(続く)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次