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東武東上線の9000系を見にいく

東武東上線に新型車両90000系が導入されるニュースリリースから約一年。90000系導入される背景には、地下鉄直通用の車両のうち非VVVF車である9000系の置き換えがある。当初は9000系のうち非VVVF車の置き換えとして7編成が導入されるものと思われたが、その後のプレスリリースでは、10000系・30000系の代替として順次導入すると明記された。すなわち、数年以内に東武東上線(の10両運用?)が50000系以降の車種で統一される。

最初に置き換えるであろう9000系は、有楽町線直通用として45年前に誕生した形式。当時は画期的な車両だったらしいが、45年も経った今となっては、特に新しい車両が行き交う東横線の中では異色を放つ存在となっている。そんな9000系は真っ先に置き換えられることが想定されており、90000系の第一編成が落成したいま、退役の足音が徐々に大きくなってきているように感じる。

西武池袋線ユーザーだった頃は有楽町線・副都心線をよく使っていたものの、やはり西武線直通の列車に乗ることが多く、9000系は近いようで遠い存在であった。そこで、この機会に少し様子を見にいくことにした。

地下直の運用を調べて、池袋駅から和光市駅に向かう。東武東上線のホームは山手線のホームから毎日のように見ていたが、ここに足を踏み入れた記憶はあまり無く、もしかしたら10回も行っていないのではないだろうか。やはり、近いようで遠い存在である。

池袋の発車案内表。急行を中心としたダイヤ構成は変わらないが、そのパターンは時代ごとに変化している。急行川越市行きなんて、いつの間にか誕生していた。

急行に乗って和光市駅。この駅は羽田からのリムジンバスを利用したときに横切っていたものの、降りたことは一回ぐらい(たぶん西武バスの乗りつぶし)。

で、9000系が早速やってきた。9008編成。前面は少し昔ながらの印象だが、まだまだ現役で活躍できそうな車両。副都心線に入る際に、方向幕がフルカラーLEDになるなど改造が施されており、少し若返った気がする。

この日は9000系が地下鉄直通に2運用入っていたようなので、もう1編成が来るまで少し待機。

行き先に「湘南台」が入り、一段と賑やかになった発車案内。

相鉄の20000系。この車両は東上線に入れないので、和光市まで。

向かいのホーム(東上線内の運用)にも、9000系がやってきた。地上運用にも入ってるんだ。9050系で、9000系の派生型として後から新製されたもの。

車内もシートが新しい。

30000系の急行。東武伊勢崎線と半蔵門線の直通運転が開始した時に初めて見た車両で、東急田園都市線を使っていた頃はよく見ていたが、今はここにいたのか。

で、次に来た地下鉄直通の9000系を見たあたりで、少し違和感を覚えた。この日に見た9000系は、自分が想像していたものとなんとなく違う。写真を見返していたところ、自分の見たかったのはコルゲート車の9000系であるのに、この日にやってきたのは全てビードプレス車だったことに気づいた。どうりで新しい印象を受けたわけだ。

しかし、この時は「線内運用にも就いているんだから、運用を調べよう」なんて冷静な考えには至らず、とりあえず「池袋に戻る間に出会えればいいや」と池袋に帰ることにした。もともと狙っていた2運用を見たら戻るつもりだったので、今更深追いするために長居する気にならなかった。

池袋に戻る急行は30000系。このセパレートタイプの車内表示が特徴的。田園都市線では表示が消えていたように記憶しているが、稼働していたことあったっけ?

で、成増駅に到着したときに、ふと隣のホームを見ると、

コルゲート車を発見。シートも緑で、行先方向幕も字幕タイプ。ここで一気にテンションがあがる。

これこれ。これを求めていた。10000系だけど。

種別と一体型の行先方向幕も健在。

車内はこんな感じ。

成増駅ではホームドアで車体が遮られていたので、上板橋駅で下車して側面撮り。

10000系の前面は左右対称で、9000系とは少し違う。10000系は連結用の短編成もあったりするから、左右対称にせざるを得なかったとか?

この駅でも少しだけ電車観察。向かいのホームにはビードプレス車の10000系。この形式も、コルゲート車と混在しているらしい。東武の車両について、ここで初めて知ることが多かった。それだけ、馴染みがなかった会社。

30000系の普通列車。そういえば地下鉄側を利用しているときに「西武線直通は各停、東武線直通は普通」て思ったことがあった。

30000系の横長字幕。これだけの長さがあれば、「急行 中央林間 半蔵門線直通」も楽々表示できる。

10000系のビードプレス車。ここまで見ていて、結構マルーン色の車両が残っているように感じた。これを全部置き換えるのか。

で、当初狙っていたコルゲート車の9000系。先ほど、字幕の10000系に出会ってしまったので、感動はそこそこ。でも、9000系の特徴である、前面の折り目のついたステンレス板が年季を感じさせる。

側面アップ。ツヤツヤ。ここで廃車は勿体無いように感じるので、どこかで再利用されてほしい。

そういえば上板橋駅は、最近になって準急停車駅に昇格した。この発車標を見るに、ここで緩急接続をするようだ。和光市駅でもそうだったが、東武線の発車案内には「現在〇〇駅付近を走行中です」と出るようだ。

せっかくなので、準急が来たタイミングで池袋に戻る。字幕&ビードプレス車の10000系という、これまで見たのとは違うパターンの車両。これも1991年製で、かなりのベテラン。

乗車した車両は池袋に到着後、普通成増行きとなって折り返していった。

久々に東武東上線に行ってみたら、まだまだ活躍中の9000系と10000系の姿を多く見ることができた。ホームドアの影響か、最近の車両はデザインの重心が高くなっているような気がするので、帯をしっかり巻いてどっしりとした車両が見られなくなっていくのは寂しい限り。

(おしまい)

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