JALが遊休のB767-300(A44)を使って様々なチャーターフライトを行なっています。夜景をテーマにしたものや、ハワイやシンガポールなどの海外をテーマとしたもの、その他色々と企画されているようです。ずっと予定がなかなか合わずに見送っていたのですが、初めての応募として「星空フライト第2弾」にエントリーしたらまさかのまさかで一発当選したので、参加してきました。本当は色々と写真付きで紹介したいところですが、「写真撮影は個人利用のみ認めます」との注意書きがあらかじめ書いてありましたので、品行方正な当ブログでは文章での概略と感想のみに留めます。
11月と少し前の話ですが、星空フライトに当選したので参加してきました。 今回当選したのはビジネスクラスの窓側です。今回の動機は、
- お手頃な価格でSKY SUITE IIを体験したい
- 料理も記念品も実際にビジネスクラスで使われているものなので、体験したい
- 窓側から普段と違った景色を体験したい
あたり。ビジネスクラスの窓側で、3時間39,000円。これならばリーズナブルだと思って即申し込みました。(注:その後のチャーターフライトを見てみると、内容こそ変わっていますが値上がりしています)。また、このご時世ですが、パーティションで独立したビジネスクラスの席での一人旅なら、目立つような行動をしなければ大丈夫でしょう。
というわけで申し込んだのだが、たった12席のビジネスクラス窓側にも関わらず、なぜか今回の応募に関しては申込時に既に当選するような予感がぷんぷんしていました。そして当選連絡日に電話がかかってきた時には「お、やっぱり」という感じでした笑。当選する時って不思議とそういうものなんだろうと思う。
冒頭にも書きましたが、写真付きでの紹介は控えますので、以下ツアーのダイジェストを文章でメモっておきます。
①成田空港の第二ターミナルの国内線から出発
14時半までに集合でしたが、夕方までこのフライト以外に出発便が無いこともあり、カウンターなどは星空フライト用に装飾がなされていました。
②制限エリアへ
制限エリア内にはB767-300の廃材のパーティション(国内線Fクラスの中央の席、前にある壁です)を利用した装飾があり、飛行機の模型とスタッフからの沢山のメッセージカードが掲載されていました。また、整備士手作りのグッズや記念撮影など、色々と用意されていました。(が、あまり早く来すぎると時間を持て余してしまいます)
③バスに乗って搭乗へ
ビジネスクラスなので優先搭乗がありました。バスでB773などを横目に見ながら沖どめスポットへ向かいます。沖どめのB767を見たのは初めてでした。ここで記念撮影などしながらタラップを上がって乗り込みます。こういう搭乗も楽しみの一つです。
④座席へ
座席には記念グッズなどが置かれていました。SKY SUITE IIは遠目に見ると窮屈そうでしたが、座ってみると足元が広く取られていることがわかり、くつろぐには十分な空間でした。
⑤出発
出発時には地上スタッフが横一列に勢ぞろい。猛烈なお見送りを受けました。私は初めて手を振り返し、お手振りデビューしました。
⑥離陸後のお食事
離陸後、富士山を過ぎたところで北側に急旋回。ここでお食事タイムとなりました。今回は洋食を選びました。ビジネスクラスともなると美味しいステーキが出るんですね。アペタイザー、デザートに至るまで一品一品が美味しかったです。
⑦景色
石川あたりから高知まで一直線に飛びましたが、この間ずっと昼と夜の境目を追いかけていました。普段あまり意識したことがなかったので思わずずっと眺めてしまいました。高知で折り返し、東に向かうと一気に夜景になります。ここで機内は完全滅光、星空鑑賞タイムとなります。私の座った席はサイドテーブルが窓側にある席だったので、窓に張り付いて見ることができませんでした・・・が、普段の夜間フライトは読み物を読んでいることが多いので、ここは頑張って窓に近づいて外を見ていました。周囲を見渡すと、フルフラットにして寝ている人がいたり、映画を見ている人がいたり、外を見ている人がいたり、思い思いの時間を過ごしているように思いました。(窓側の席自体が少ないこともあり、想像通りです)
⑧到着
34Rにタッチダウン、成田に到着です。帰りはボーディングブリッジに着きました。スポットインする際も、地上スタッフの猛烈な歓迎を受けました。パイロットが手を振っているところや、今回のルート案内などのボードがあったりしたのですが、混雑に巻き込まれないように足早に出口へ向かいます(成田なので、早く電車に乗らないと家に帰る時間が遅くなってしまいます)。国内線用の端っこのゲートなので、かなり歩きました。
以上、ダイジェストです。
3時間、飛行機の旅を楽しんで楽しい気分に浸れたのでいい体験でした。このようなツアーが続く状態はJALにとっても決して本望では無いと思いますが、でも楽しそうな企画が出たらまた応募してみたいと思います。
(本編終わり)
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最後におまけです。こちらのツアーに参加する前に国際線の出発フロアをのぞいてみました。
中央部にちらほら人がいたぐらいで、少し外れるともう人がほとんどいません。
出発便も14時なのにこの量です。
これを見た後に、JAL職員のメッセージカードを読んだりお見送りする姿を見たりしてしまったので、ツアー中は色々な思いが伝わってきて胸が詰まる思いをすることが多かったです。特に出発の際に一列でお見送りをされている時は涙が出そうになりました。
現状に対して思うところは色々とありますが、一刻も早く社会として解決策に辿り着き、また海外旅行できる日が戻ることを願ってやみません。
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