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青梅線は想像以上のアドベンチャー感があった

この夏に関東の未乗JRを潰していった。北関東の盲腸線群を乗り潰したので、完乗・・・と思いきや、ただ一つ乗り残している区間があった。それが青梅線の末端区間(御嶽〜奥多摩)。東京都内に乗り残しがあるのは、いつでも行けると思って今まで足を踏み入れていなかっただけなのだが、気持ち悪いのでとっとと乗っておくことにした。

ある平日の昼下がり、立川駅で昼食を済ませ、青梅線に乗車して青梅駅までやってきた。

青梅駅の駅名標。青梅線のここから奥多摩駅の間は「東京アドベンチャーライン」の愛称がつけられ、活性化プロジェクトみたいな感じでいろいろな取り組みがなされている。この駅名標も、その一環でデザインが刷新されている。右上のマークは最初は駅スタンプなのかと思ったが、このプロジェクトの一環で全ての駅にデザインされたシンボルマークのようだ。それにしても、八王子支社はこういった取り組みに積極的である。

なかなかうまく撮影できないLCD。奥多摩駅までは12駅、34分とのこと。山奥に入っていくが、駅間距離が特別に長いわけではない。

そういえば、この区間は数年前のダイヤ改正で、昼間の時間帯が30分間隔→45分間隔に減便された。往復68分+折り返し時間で90分程度と考えると、3運用から2運用に減らされたということか。

なお、このLCDはあまり更新されていないので、まだ右上の方に八高線が伸びている。(先日発見したが、横浜線の新横浜到着時の案内から東急線などの乗り換えが欠落していた。こまめに最新情報に更新しているわけではなさそうだ。)

青梅駅を出発すると、早速上り坂となり、目に見てわかるような勾配を登っていく。青梅駅と奥多摩駅の間は標高差が150m弱あるので、そこそこの山登り路線である。

石神前駅あたりだったか。山の中を走るシーンが意外と多かった。

景色もこのように、山間を走る路線と遜色ない感じにもなってきた。基本的に多摩川とつかず離れずのところを走っているので、家々の向こう側、山との間には多摩川が流れている。

日本酒の澤乃井でお馴染みの沢井駅。いかにも島式ホームという雰囲気ではあるが、数年前に棒線化された。

途中の御嶽駅は、青梅駅〜奥多摩駅の区間の主要駅。この駅の近くにある御岳山の頂上には武蔵御嶽神社があり、初詣や初日の出の名所となっている(今年も終夜運転をしたのではなかろうか)。その他ハイキングなどでも賑わう駅である。ここでは、青梅行きのE233系4連と交換。

御嵩駅を出ると、さらに山の奥へと入っていく。

御嶽駅を出ると奥多摩町に入り、そして川井駅に到着。

川井駅には待合室が設けられていた。昔はもっと簡素な感じの駅だったと知人から聞いたことがあり、確かにネットにはそのような画像が落ちている。最近のプロジェクトの一環で建てられたのだろうか。

川井駅の前には立派な奥多摩大橋が架かっており、印象的であった。

この先も同じように山間を走っていく。

鳩ノ巣駅、ここが最後の交換可能駅(終点の奥多摩駅が2線あるので)。この駅の木造駅舎が立派だったので撮影したかったのだが、行きも帰りもタイミングを逃してしまった。

終点の奥多摩駅に到着。奥多摩駅には4両対応の1番線(左)と6両対応の2番線(右)とあり、普段は1番線を中心に使っているそうだが、この日はEast i-Eが1番線に入線していたため、2番線に到着した。

到着後、その電車が折り返すまで6分しか時間がなかったため、急いで駅周辺の観察を済ませることにした。今思えば、立川で昼食を取らず、1本落としてここで昼食とすれば良かった。基本的に思いつきで来ているので、事前に調べるなんてことはしていない。

奥多摩駅の通常の駅名標。駅ナンバリングはJC74と、とても大きい数字が使われている珍しい駅。

そしてこちらがリニューアルされた駅名標。

せっかくなので、East i-EとE233系の先頭を撮影。ホーム先端が狭く、また運転士に見られている気がしたので、ギリギリ両車両が写るぐらいの位置から。

ホームが急カーブしているので、列車とホームの間には結構な隙間がある。

車内から見るとこんな感じ。また、この駅には「ホリデー快速おくたま」が発着するので、乗車位置目標があるのが観察される。

ここまでのホーム観察の前に、一度駅の外に出ている。

こちらが改札口。簡易改札が設置されているが、有人だったように記憶している。右のソフトクリームが目立つが、2階がカフェになっているためである。

駅前にはバスが停車しており、観光で奥多摩湖や鍾乳洞に向かう場合はバスでアクセスすることができる。

そして、振り返って奥多摩駅の駅舎。2階建ての立派な駅舎である。

乗り潰しのために来たので、6分後の列車で折り返して帰宅。これで関東のJRをようやく乗り潰したことになった。

青梅線の末端区間、普通に山の中を走っていて、想定以上のローカル線色の強さだった(と同時に、減便ダイヤ改正があったように、需要に関しては心配になった)。

(おしまい)

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