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開業100周年を迎えた烏山線に初乗車【北関東乗りつぶしの旅2023年夏の陣:2−6】

日光線に乗車し、宇都宮に到着。前回はこちら↓

宇都宮駅の周辺で昼食を済ませ、向かった先は烏山線の発車するホーム。烏山線には未乗車であり、乗るならば青春18切符の時期がもってこいだったので、今回乗りに行こうと思っていた。

烏山線は、宇都宮駅から北に2駅の宝積寺駅から伸びる盲腸線。一部を除いて宇都宮駅まで乗り入れている。

次は14:34発の烏山行き。それにしても、この発車標はかなり親切。烏山線方面に行きたい人と、黒磯方面に行きたい人が、それぞれ何に乗れば良いのか一目でわかる。ここでのミソは、「宝積寺まで行けば烏山線に乗り継げる」という宇都宮線(黒磯行き)の列車が、左側の烏山線の案内に出ること。それでいて、宝積寺駅までの利用客のために、右側の黒磯方面の案内に烏山線を併せて表示していること。つまり、両方の案内を見比べる必要がなくなっている。どこかの高崎駅も見習って欲しいものだ。

烏山線はEV-E301系という車両で運行されている。JR初の、蓄電池を搭載した営業車両である。今や男鹿線やJR九州でも走っている蓄電池列車の先駆けである。烏山線が開業して100周年とのことで、ヘッドマークが掲げられていた。

向かい側のホームにも停車していたので、ドアが閉まった時の外観を撮影。側面はグリーンの縞模様。

EV-E301系の愛称はACCUM。その由来は、下に英語で表示されている通り。

トップ編成なので、2014年から走行していた車両(しばらく1編成で運用し、2017年に残り3編成を導入して置き換え完了)。

やや余裕を持って着席できる程度の乗客を乗せ、宇都宮駅を出発。宇都宮線内については、E131系と遜色ない走りを見せる。

宝積寺駅に到着。駅の手前で渡り線を通過して、烏山線専用のホームに到着した。宝積寺駅も駅のデザインが独特なので、是非見てみたいところ。単純に、一本前の列車で先回りすれば良かった。

駅を出ると、宇都宮線の線路を左手に見ながらカーブしていく。

宝積寺駅からは非電化路線なので、蓄電池での走行モードに変わっていた。

景色の大半は、このような田園風景。のどかな地域を、のんびりと走っていった。

烏山駅に到着。そういえば、烏山線の車内に掲示されている路線案内には七福神が描かれていた。大金駅・宝積寺駅といった縁起のいい駅名があり、駅数が(宝積寺を除いて)7駅であることから、駅ごとに七福神が割り当てられている。烏山駅は、毘沙門天。

烏山駅に到着した途端、土砂降りの雨。雲の切れ目はところどころに見えているので局所的なのかとは思うが、16分の折り返し時間のうちに止まなかったので運が悪い。乗車してきた列車には、同じく乗りつぶし目的と思われる人が多く、皆が行き場を失っていた。

雨に濡れないギリギリのところから撮った駅名標。駅舎は独特のデザインなのだが、ちょっと撮影は無理そう。

真岡鐵道の市塙駅までバスで連絡することができる。真岡鐵道は盲腸線になっていて、市塙駅はその終点近くにある駅なので、乗りつぶしに使えそうなバス路線。今回乗車したわたらせ渓谷鉄道・日光線・烏山線に真岡鐵道を足したプランも考えたが、そこまで欲張ることは出来なさそうだった(明るいうちに乗車したいので)。

1時間に1本、昼間は2時間に1本で1日13本走っている。そこそこの利便性は確保されているよう。

烏山駅構内には、充電を行うために一部だけ架線が設置されている。烏山駅での折り返し時間には充電時間が考慮されており、少し余裕のある折り返しダイヤとなっている。雨さえ降っていなければ、色々と観察するのにちょうど良い感じ。

充電している間は、車内の表示もこのように変わっていた。

帰りは同じ線路を戻るだけなので、寝て過ごした。折り返しは宇都宮まで直通しない宝積寺行きなので、宝積寺駅で宇都宮線に乗り換える必要がある。3分の接続で乗り換えられるのだが、どこかで少々遅れが出たようで、宝積寺駅に到着したら宇都宮線がすぐに入線してきた。

E131系3両なので、車内は立ち客で満員状態。イライラが募ったのか、宇都宮駅到着時には怒鳴りあう乗客がいた。

宇都宮駅では2分接続で、向かい側のホームに停車していた快速に乗り換え。結構混んでいたし、本当は東京方面に乗りたかったので一本落としても良かったのだが、「快速」に接続したのはラッキーということで、これに乗ってしまうことにした。

湘南新宿ラインの快速。これもいつまで残るだろうか。

青春18切符シーズン、快速、休日のグリーン料金、と好条件が揃ったらグリーン車も大人気。緑のランプが並んでいた。快速といっても、新宿まで1時間40分。やはり下道を行くと時間がかかるなあ、と新幹線の偉大さを感じた。

この日の散歩で、関東で乗車していないJR線は青梅線の末端部の数駅だけという状況になった。青春18切符はこの時点で3回目までしか使用していないので、本編にはまだまだ続きがあります。

〜ここまでの行程〜

  • 上野 5:10 → 久喜 5:56 (宇都宮線)
  • 久喜 6:13 → 館林 6:42 (東武伊勢崎線)
  • 館林 6:54 → 西小泉 7:12 (東武小泉線)
  • 西小泉 7:18 → 東小泉 7:18  (東武小泉線)
  • 東小泉 7:32 → 赤城 8:13 (東武小泉線・桐生線)
  • 赤城 8:28 → 西桐生 8:38 (上毛電気鉄道上毛線)
  • 桐生 8:54 → 間藤 10:27 (わたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線)
  • 足尾駅前 11:10 → 東武日光駅 11:57 (日光市営バス)
  • 日光 12:19 → 宇都宮 13:01 (日光線)
  • 宇都宮 14:34 → 烏山 1522 (烏山線)
  • 烏山 15:38 → 宝積寺 16:19 (烏山線)
  • 宝積寺 16:22→宇都宮 16:35 (宇都宮線)
  • 宇都宮 16:37 → 新宿 18:18 (湘南新宿ライン)
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