MENU

大牟田から鹿児島本線を南下【12月九州北部のぶらり:その4】

西鉄で大牟田に11時34分に到着。前回はこちら↓

ここから先はJR。願わくば熊本まで南下したいが、大牟田から熊本まで直通する列車が1時間に1本の頻度。もし時間が合わなければ、基山まで戻って甘木鉄道に乗るプランに変えればいいっかという心づもりだった。

とりあえずJR側に回るため、連絡橋を渡っていたところ、東口側に降りなくとも連絡橋上にJRの改札が接続していた。

元図はJR九州のHPより引用

昔はJRと西鉄は改札内で行き来できたようだが、駅舎が分離されてからもここら辺の利便性は確保されているようだ。ここでチラッとJRの発車案内を確認。上り方面は11時42分に鳥栖行き。下り方面は11時59分に八代行き。20分程度の待ち時間なら熊本方面に進もう。

ここまで乗ってきた西鉄は30分サイクルのダイヤ編成。今回は八代行きに25分の接続だったということは、もし行動が30分ずれていたら55分の接続になっていたわけで、タイミングの良い方で来たわけだ。なお、途中で太宰府に寄ったが、西鉄福岡から乗車した特急のちょうど1時間遅れで復帰したため、結果的に行程への影響は特に無かった。

少し余裕があるので、連絡橋でそのままJR側の駅舎の方に出る。

大牟田駅の駅舎。

ここから佐賀空港まで38km。久留米〜大牟田らへんは距離的には佐賀空港と近いが、アクセスが良くないので、完全に車の利用者向けのような感じ。

大牟田は三池炭鉱が近くにあるので、至る所に三池の文字を見る。三池といえば島原港までの高速船が出ている三池港がある。こちらを調べたら11時30分発とのことで、タッチの差で逃したようだ。この船に乗ると島原鉄道に始発から終点まで乗れるため、魅力的なルートである。しかし、これを書きながら冷静に調べてみると、帰りの飛行機に間に合わせるためには諫早12時51分の新幹線には乗らなければならないようで、こんな時間に大牟田に来ている時点で無理な話だった。

JRの駅舎内は、みどりの窓口を備えた一般的な主要駅の構え。

改札に掲げられている発車標。次発は11時54分発の荒尾行き(隣駅が終着)で、その後に11時59分発の八代行きが来る。ただ、この日は59分発の八代行きの車両が故障かなんかで、列車が入れ替わることになっていた。つまり、実際には54分発が八代行きとなり、59分発を荒尾止まりにして接続させる運用に変わっていた。

大牟田駅の駅名標。59分発の列車は、もともと銀水始発の八代行きだったが、荒尾行きに変更されたため、たった2駅だけの運行になってしまった。

炭鉱の街らしい展示。

54分発の821系に乗って、とりあえず荒尾駅にやってきた。この駅で、後続の列車を待つためにしばらく停車する。

それにしても、この辺はもう821系がメインとなっているのか。長崎で見たYC1系といい、LEDで縁取った車両は最近のトレンドなのだろうか。

大牟田から荒尾駅の一駅で、熊本県に突入した。

跨線橋を渡った先に、独立した駅舎が建っていた。こちらは結構年季の入っていそうな建物だった。

さて、乗車していた列車は八代行きに変わったわけだが、後から来る(本来八代行きだった)荒尾止まりの列車から運転士が来ないと出発できないので、しばらくこの駅に停車。駅からも出られないので、のんびりと発車を待つことにした。

電車観察。乗っている列車は熊本車両センターの所属だが、うっすらと「本ミフ」を消した跡があり、もともと南福岡電車区に所属していたことが窺える。最近のダイヤ改正で、どかっと熊本に転入してきた。

車両は椅子の背もたれを高くした分、窓の高さ方向が短くなっている。

接続した荒尾止まりの列車はなんと違う島式ホームに到着。そこからお客さんと運転士が跨線橋を渡ってこの列車に乗り換えてきた。そこから出発準備をして・・・ということで、5分遅れでようやく八代行きとして出発の態勢が整った。

車内LCDも、ようやく八代行きに表示が変わった。出発の目処が立ったところで、前面展望のスタンバイをした。

荒尾駅を出たら、しばらくは海に近いところを走る。確かにところどころで海を見ることができたが、その時間は写真を狙って撮るには短過ぎた。悶々としているうちに、内陸の方に入ってしまった。

これは大野下駅ですかね?

途中で、新幹線の高架をくぐった。鹿児島本線は山を避けるようにクネクネと進むが、さすが新幹線は熊本まで無駄の少ない経路で向かっている。

田原坂駅。大牟田〜熊本は海沿いの田園風景を想像していただけに、こんな景色の中走るのは驚いた。少し前まで見られたであろう、787系のリレーつばめが疾走している様子を想像しながらワクワクしていた。あと、ここら辺でカメラマン達が陣取っているエリアがあったのだが、有名な撮影スポットがあるのだろうか。

崇城大学前駅(熊本駅の2つ前)あたりで、新幹線の高架と合流。

熊本駅の手前、上熊本駅からは高架駅。市電や熊本電鉄が通っており、地域交通の結節点となっている。

熊本電鉄といえば東京メトロの01系や03系が走っている路線なので、その様子が見えるかな・・・と思っていたのだが、市電のプールしか見えなかった。

そして熊本駅に到着。乗ってきた列車は八代行きだったのだが、車両不具合が発生したらしく、近くのホームに停車している別列車への乗り換えが案内されていた。この1時間で2本も車両不具合に遭遇しており、821系大丈夫か?と心配になる。

向かいのホームにはA列車で行こうが停車していた。三角線も、天草と絡めて一度は行きたいところ。一度は考えていたが、キハ31形の引退とともにモチベーションが停滞気味。

熊本駅の在来線の発車案内。こう見ると、本線格の路線はどの方面も30分おきにはあるようだ。ここから察するに、県境を越えるような大牟田までの直通列車は1時間に1本で、その間に区間列車が挟まっているらしい。正確な情報は、紙の大型時刻表を見ないとわからないものだ。

熊本駅・・・って、これ知っている熊本駅ではない。訪れるのは3回目なのだが、過去の記憶に比べると駅舎も駅前もずいぶんシンプルになったなあという印象。過去の2回はまだ0A番線とかが健在だった頃なもので・・・

さて、熊本駅まで適当にやってきた。適当にと書いたのは、天神から1時間で大牟田、そこから1時間で熊本というどんぶり勘定で行動している。9時30分に天神を出たので12時前には余裕で着くだろうと思っていたのだが、着いてみれば13時。博多に戻る新幹線を調べたら、20分後には新幹線ホームに上がらないといけないではないか。適当に下通りなどに出て馬刺しを食べようと思っていたが、甘かったようですね。いうわけで、駅前だけちょろっと散歩して戻りますよ。

(続く)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする


Warning: imagepng(/home/snowhawk683/airailtabi.com/public_html/wp-content/siteguard/1304067580.png): failed to open stream: Disk quota exceeded in /home/snowhawk683/airailtabi.com/public_html/wp-content/plugins/siteguard/really-simple-captcha/siteguard-really-simple-captcha.php on line 224

CAPTCHA


目次