三陸鉄道リアス線の北端、久慈駅から南下中。前回はこちら↓
乗車しているのは、久慈駅を12時07分に発車する盛行き。全線を通しで運行する、数少ない列車である。
最初の主要駅である宮古駅に到着したのは13時50分。発車時刻は14時13分なので、この間に宮古駅前を散策した。といっても、駅併設の三陸鉄道グッズを販売している売店をのぞいたり、郵便局を訪問したりしたのみである。なお、ゆうゆう窓口の時間外だったので、風景印はお預けとなってしまった。
というわけで、適当に時間を潰して駅舎に戻った。
乗車するのは14時13分発の盛行き。
なお、この駅から盛岡駅までJR山田線が繋がっている。山田線は1日4本のみで、乗るのはかなり難しい路線*。次の列車が15時54分発の盛岡行きで、2時間あるので、浄土ヶ浜や道の駅、市場などを覗いてから乗るにはちょうど良い時間である。山田線は、記録上は乗車済み路線であるものの、前回乗車した時はほとんどの区間が夜中だったので、機会を見て乗り直したいところ。ただ、今回は未乗の三陸鉄道の方を優先させてもらった。
*本記事の執筆時は災害のため区間運休中
宮古駅の改札を入ったところ。改札の目の前が1番線、それに続いて切欠ホームの0番線がある。三陸鉄道が宮古駅で分断されていた頃は、0番線が三陸鉄道専用ホームになっていて、改札も別だったような覚えがある。
停車しているのは乗車中の盛行き。留置線には三陸鉄道の色々な車両が停車している。
三陸鉄道の旧型の車両が多く止まっている。奥にはJRのキハ110系。
前面に「座」と書いてある、少し毛色の違う車両はお座敷列車らしい。
三陸鉄道の新しい駅名標。
ここから先は、JR山田線だったところを三陸鉄道に移管された区間。1日10本前後走っており、そこはJR時代とあまり変わらないような気がする。
宮古駅を出ると川を渡る。鳥が多数舞っていた。
宮古駅からしばらくは道路が並行していた。こうなると鉄道vsバスの構図が思い浮かぶが、宮古から釜石への都市間バスは無いようで、あまり往来がないのだろうか。それにしても川と緑の草木が綺麗。
気がつくとまたこのような山の中に入っていた。
宮古駅から5駅目、豊間根駅。まつたけの里らしい。
ここから先は、次の駅まで16分かかる区間。乗った時は知らなかったので、なかなか駅に着かないことに少々焦ったさを感じた。
陸中山田駅に到着。JR山田線の名称の由来にもなっている駅だが、当の山田線はもうここに来ない。
交換があるとのことで、運転台の方で前から列車が入線するのを観察。また前面に何かラッピングされている。
織笠駅を過ぎたあたりで、鯨と海の科学館を発見。
岩手船越駅。ここでも交換があった。三陸鉄道はだいたいどの区間も1日11〜12本程度しかなく、昼間は2時間空いたりするのに、陸中山田駅に続いて立て続けに交換。違和感を覚えて調べると、ここで交換した列車は定期列車ではないようなので、イベント列車か貸切列車だろうか。
ここら辺は漁港になっているのか、船が多く止まっていた。
海も入江になっていて、穏やかな様相。八戸から南下する中で、色々な海の姿を見られるのが、面白いところ。
大槌駅。旧山田線の区間、おそらく建て替えた駅もあるのだろうが、確認した駅だけでも、駅名標は相変わらずJR山田線時代のデザインが残されていた。
釜石駅の一つ手前、両石駅。
主要駅の釜石駅に近づいてきた。鮮魚のイメージがあるだけに、漁港らしい風景が見えた。
久慈駅から乗車してきた列車も、約3時間半かけてこれだけの駅に停車してきた。
釜石駅では、接続する釜石線のキハ100形が待ち受けていた。
釜石駅に到着。
乗車してきた列車をここで下車。JRと三陸鉄道で、駅の中の導線が分けられており、駅舎も別となっていた。
この駅の近くにも市場があり、是非寄って行きたいところだったが、次の列車の発車が迫っていたので乗り鉄を継続。列車のダイヤ優先で旅程をギチギチに詰め込んでしまったのと、この後の旅程でどうしても変えられない部分があるので、こういったところで融通が効かないのが難点。魚の美味しい地域は、本来は宿泊込みでのんびり来たら良いところなのだが・・・。
(続く)
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