MENU

県営名古屋空港からようやく帰還【2024年7月:夏になったので海を見たい⑧】

三陸をぐるっと回り、飛行機に乗って着いた先は県営名古屋空港。前回はこちら↓

県営名古屋空港に到着したのは20時ごろ。ここからは東京に帰るのみである。

ここから公共交通機関を使おうとすると、バスを利用することになる。最寄りの味美駅は3kmほど離れているので、歩くには少々距離がある。滑走路を挟んでターミナルと反対側に名鉄春日井駅があるので、ターミナルを逆サイドに造ってくれればアクセスが楽なのだが、用地の関係からか、都市高速からのアクセスを重要視したからか、無理だったんでしょうね。当時は市営地下鉄の上飯田線が開通しておらず、春日井駅を通る名鉄小牧線が名古屋市内から浮いていたので、鉄道によるアクセスは考えられていなかったのかもしれない。

中心部に出るバスは栄経由の名古屋駅行きで、そのほかにも名鉄西春駅行き、名鉄の方の味美駅を経由するJR勝川駅行きのバスがある。

これから向かうのは名古屋駅なので、すぐに発車する直通バスに乗ってもよかったのだが、それも味気ないのでなんとなく見送り。

少し待って、名鉄バスの西春駅行きに乗車。この時間にターミナルにはほとんど人がおらず、このバスも全然来ないので、少々不安になった。日本の都市近郊で20時なので、バスが来なかったとしてもなんとでもなりそうだが。

余談ではあるが、本来は岐阜方面を目指して南北方向に走っている名鉄犬山線を、東西方向に走っているものと思い込んでいた。これは、昔名古屋に住んでいた頃に飽きるほど見た、名古屋市営地下鉄の路線図の影響。鶴舞線が直通する名鉄犬山線の駅も表示されているのだが、スペースの関係上、横方向に並べられていたのである。そのため、地図アプリで西春駅どころか名鉄犬山線もなかなか見つけられず、戦略を立てるのにかなり手間取った。

バスは空港の敷地沿いに南下し、エアポートウォークを経由。ここで結構な人が乗車してきた。

西春駅からは、名鉄犬山線にて名鉄名古屋に直行。だいたい15分ヘッドで、各駅(所要14分)と準急/急行(所要11分)が1本ずつあるダイヤ構成になっており、利便性は高い。

名鉄は、基本的に名古屋駅をスルーして様々な線区同士を直通している。慣れないとどこからどこに行くのか把握するのが難しく、その複雑さは上野東京ラインを凌駕する。

西春駅の駅名標。バスが到着したのは発車時間の2分前だったが、意外と時間に余裕があった。

電車は(多分)6両で到着。座席に余裕はあったが、せっかくなので立ち。

隣の上小田井駅では、市営地下鉄の鶴舞線に乗り換えられる。両線の直通列車は一時期に比べてかなり減っているが、対面乗り換えは維持されているので利便性は確保されている。

上小田井駅を出ると次の停車駅は栄生。新幹線のE席側から見える、小さな島式ホームの駅。一度だけ、トヨタ産業技術記念館に行くときに利用した記憶がある。

栄生駅を出ると地下に入り、名鉄名古屋駅に到着。

乗車してきた車両は、9500系(/9100系)と3300系(/3150系)の併結だった。左側は新形式でオールロングシート、右側はクロスとロングの混在。

3300系(/3150系)の行き先表示はオーロラビジョン。環境によって視認性が悪くなってしまうので、あまり行き先表示には馴染まない気がする。字幕のようなデザインになって綺麗なんだけどね。名鉄もフルカラーLEDを導入し始めたので、そのうち見納めになる時が来るのだろう。

名鉄名古屋駅を出たらすぐさま新幹線乗り場へ。

これから乗車するのは21時22分発ののぞみ58号。この列車は博多を18時03分に出発しており、名古屋まで3時間と聞くと近い気がする。ところで今回の新幹線は、「予定が変わったら変わったでいいや」と思って、早特のような割引商品を購入している。名鉄名古屋に着いたのが20時55分なので30分近く時間ができてしまったが、わざわざ正規との差額を払ってまで早い列車にするのもなあと思い、そのままのぞみ58号で帰ることにした。

なお、ここで待ち合わせするひかり666号は、新大阪ー京都ー米原ー名古屋ー静岡ー新横浜ー品川ー東京と、昼間にはあまり見ない停車パターンの列車。マニア界隈では有名ですね。

時間が空いたので、ホームのきしめんスタンドで夕食。

ようやく乗車する列車が到着。今回は8号車を予約。

グリーン車では、普通席では座らないA席に座りがち。

車内は各列が埋まる感じで、それなりの混み具合。

リクライニングすると人の気配がなくなり、居心地がいい。

このフットレストが自分の体型に合っていて、楽なのです。

モバイルオーダーのメニューを見ていたら、マスクメロンのアイスがあったので、手持ち無沙汰に注文してみるなど。

夜間の新幹線のグリーン車はかなりのお気に入り。①暗くて外の景色が気にならないこと、②外が真っ暗であるため、落ち着いた照明が際立ってリラックスできることが、昼間には無い魅力。のぞみなどはもともと停車駅が少なく、走行や車内環境が安定しているので、夜間の雰囲気がプラスされると、新幹線に乗っていることを忘れさせるようなくつろぎ感を得ることができる。こんなところで過ごしていると、なんだか、朝から八戸線に乗っていたことなど当の昔のように感じてしまう。

新幹線を品川駅で下車。1時間30分程度で到着した。品川からは、気が向いたので京急乗り場へ。

やってきたのは品川発の急行金沢文庫行き。急行は基本的に京急蒲田から空港線に入るので、本線だけの運用は珍しい列車。こちらを使いながら、自宅の方へ帰宅したのだった。

今回の日帰り旅は、下の経路に記した通り三陸の方を周遊してきた。ここで通った三陸鉄道釜石線や、乗り換えようか悩む原因となった山田線は、不運なことに、その後に起こった台風5号による災害で、不通区間が発生してしまった。釜石線三陸鉄道は11月中に復旧しており、山田線も復旧に向けて動いているそうだ。最近は災害復旧せずにそのまま廃線という顛末を迎える路線もあるなか、きちんと復旧されるというのは喜ばしいニュースである。

〜今回の行程〜

  • 東京 6:32 → 八戸 9:21 はやぶさ1号
  • 八戸 9:29 → 久慈11:10 八戸線
  • 久慈12:07 → 釜石15:39 三陸鉄道
  • 釜石15:57 → 新花巻17:53  釜石線
  • 花巻空港 18:40 → 名古屋空港 19:55 JL4458便(JH358便)
  • 名古屋空港 20:17 → 西春駅 20:39 名鉄バス
  • 西春 20:44 → 名鉄名古屋 20:55 名鉄犬山線
  • 名古屋 21:22 → 品川 22:50 のぞみ58号
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次