遠回りしながら仙台に辿り着き、昼食を食べ終えたのが13時25分ごろ。前回の行程はこちら↓
サッカー観戦の同行者は、13時30分ごろに新幹線で仙台着とのこと。仙台駅からは、市営地下鉄南北線に乗車して泉中央駅に向かうことから、13時40分発の車内にて待ち合わせとなった。
寿司屋を出てから電車に乗るまでの15分間で、えきねっとで購入した帰りの新幹線の特急券を受け取りに行かなければならない。この日は週末パスを乗車券がわりに使用しており、新幹線に乗る場合は紙の特急券を別に用意する必要があるのだ。今さら紙の切符を用意するなんて、煩わしいことこの上ない。
土日の東北新幹線の上りは満席近くなることが予想され、仙台駅の券売機は夕方に向かって混雑が増していくような気がした。そのため、地下鉄仙台駅に近いあおば通駅の券売機で発券することにした。いざあおば通駅に行ってみると、予想通り券売機周りには誰もおらず、スムーズに発券することができた。
ここで市営地下鉄南北線のホームに向かう。
ちょうど逆向きの列車が停車していたが、南北線はこんな車両。開業当初から運用されている車両で、どこかのタイミングで更新工事が施されている。現在は新型車両が登場しており、数年後には完全撤退が予定されている。
仙台駅のホームにはサッカー観戦に向かうと思われる客で溢れていたが、電車に乗り込むと混雑はそこまででもなく、吊り革も埋まらない程度だった。まだ試合開始の1時間以上前なので、余裕があるのだろう。
終点の泉中央駅。直前の数駅は高架を走っており、サッカースタジアムを横目に見ながら泉中央駅に到着したのだが、駅自体は地下にあるようだった。駅ビルが建っており、地上には大きなバスロータリー、2階部分にはペデストリアンデッキが備えられていた。
少し引き気味のアングルで駅ビルを撮影。
ペデストリアンデッキを降り、5分ぐらい歩くと仙台スタジアムが見えてきた。
スタジアムに入る前には多くの露店が並んでいたが、こういったエリアはパスしてスタジアムに入る。食事メニューも豊富なのだが、「ここにしよう」と思うような決め手に欠く事が多く、今まで買えた試しがない。よっぽど納得しないと財布の紐を開かない性格なので、どっか適当に見繕って・・などといった気分で買うことはしない。
今回はベガルタ仙台vsブラウブリッツ秋田の東北ダービーのような試合。両方ともJ2で、ベガルタ仙台としてはJ1昇格の可能性がある重要な試合。
ベガルタ仙台のサポーターが集まる席。泉中央駅から歩いた場合、ちょうど仙台側のゴール裏からスタジアムに入ることになり、ホームチームに優しい配置となっていた。一方、ブルーのユニフォームを着たブラウブリッツ秋田のサポーターは、対角線上に集まっている。あちらは八乙女駅とどちらが近いか微妙なところだ。
試合は開始早々にブラウブリッツ秋田が先制。その後は一進一退の流れで、どちらかというとベガルタ仙台が優勢で、攻めているもののなかなか得点が入らないといった状況だった。0−1のまま迎えた試合終了寸前、ベガルタ仙台がPKを獲得。これをなんとブラウブリッツ秋田のキーパーがセーブし、ボールがクリアされた時点で試合終了。最後のシーンは印象的だった。
試合終了。最後の方は雨が降っていた。ホームチームの負け試合なのでそそくさと退散。Jリーグの公式戦は延長戦などないので大体2時間で終了し、野球と違って時間が読めるのが良いところ。
試合後は、泉中央駅から仙台駅まで地下鉄で移動。泉中央駅から試合終了に合わせて1~2本の臨時列車が仕立てられており、ちょうど臨時列車が入って本数が増えている時にホームに降りたため、座って仙台駅まで行く事ができた。
仙台駅では、クリスロード商店街にある居酒屋で反省会。仙台駅の周辺はアーケード街がいくつか発展していて、ここら辺を歩くだけで色々と事足りそうな、コンパクトさを感じた。最も、アーケード街自体がかなり巨大で、歩くだけでも大変だが。
20時20分ごろ、仙台駅に戻ってきた。急いで新幹線ホームへと向かう。
ホームに上がった時に見えたのは、向かいのホームに停車中のE2系。夏にもこんな感じで遭遇したが、運用数が減ったとはいえまだまだ普通に遭遇する系列のように感じる。
そして程なく20時31分発のはやぶさ・こまち46号が入線。これを逃すと、実質的には21時31分発のはやぶさ・こまち48号、21時49分発のやまびこ70号あたり。東京駅に着くのはいずれも23時を過ぎるので、少々早いがはやぶさ・こまち46号で帰ることにした。23時といえば、普段はもう寝ている時間である。
E5系とE6系の併結列車だが、もちろんE5系の方を予約。
予約してあるのはグリーン車である9号車。
仙台からも大体3〜4割ぐらいの乗客を乗せ、満席で出発。今回は約束があった上での旅なので2〜3日前に予約しており、窓側席を確保してある。土日の夜間帯の上りなんて、普通席はおろか、グリーン車も最終的に満席になってしまうことも珍しくないので、ここだけは「後で変更になったら仕方がない」と割り切ってとりあえず押さえておくのがベター。
座席については前回の三陸旅でアップしたので詳細は割愛。東北新幹線なので、レッグレストが備えられている。
ある程度リクライニングすると視界は遮られるし、頭の横に張り出した目隠しも相まって、プライベート感は高め。
グリーン車に乗るのは夜間帯が大好きで、景色がうるさくなく、基本的に真っ暗なので、気を散らされることが無い。ただただ走行音だけが響くプライベート空間って、何をするにしても居心地が良い。
そんなわけで、22時過ぎに東京に帰還。サッカーを観に行くだけの、16時間にわたる仙台旅が終了した。
〜今回の行程〜
- 東京 6:04 → 古川 8:12 やまびこ51号
- 古川 8:23 → 小牛田 8:35
- 小牛田 8:45 → 女川 9:59
- 女川 10:07 → 石巻 10:33
- 石巻 10:48 → 塩釜 11:33
- 塩釜 11:57 → 仙台 12:15
- 仙台 20:31 → 東京 22:04 はやぶさ46号
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