新千歳空港には13時ごろに到着。前回はこちら↓

新千歳空港からJRに乗るため、地下に降りる。改札付近とか特に変わった様子はなかったように思っていたが、放送などに耳を傾けてみると、どうやら快速エアポートに遅れや運休が発生しているらしい。周辺をよくよく観察すると、柱に表示されている電子時刻表に、バツやら何やらの印がついている。どうやら、一部列車が運休しているようだった。そして、次に発車する列車を逃すとしばらく間隔が空いてしまい、これから乗る特急に間に合わないことが判明した。これは危なかった。
かなりの人溜まりができているホームで列車を待ち、快速エアポートに1駅だけ乗車。

乗車したのは733系だった。721系も徐々に数を減らしている模様で、快速エアポートではなかなか出会わなくなってしまった。

最近撮った覚えのある南千歳の駅名標。
次の室蘭方面の列車は橋を渡った隣のホームなので、一旦コンコースに上がる。改札付近に来た時、ちょうど駅員さん同士の会話が耳に入る。どうやら、この辺りはゲリラ豪雨のような大雨が降っていたらしい。確かに飛行機の着陸時も雨が降っていたし、この駅も異様にムシムシしている。
帰りの特急券の引き換えのためだったか、券売機あたりに向かう。そこでは、高校生ぐらいの女性2人が3駅先の苫小牧に行くのに特急に乗るかどうかで悩んでいた。確かに次に来るのは特急であり、普通列車はその30分後。しかし特急に乗るとなると、乗車券680円に加えて特急券1180円がかかるので、悩ましいところだろう。自由席が無くなって、こういった近距離の移動に、気軽に特急を利用しにくくなった気がする。

さて、次に乗るのはすずらん6号。すずらんのブランドに乗るのは初めてだと思う。

785系との共通運用であるが、来たのは789系1000番台。せっかくなら785系が来て欲しかったところだが、2編成しかないので出会うのは難しいだろう。

今回は2号車を予約した。
切符を予約した後に気づいたことなのだが、789系は4号車が旧uシートの車両となっていて、他の車両よりもグレードアップされていたはず。実は空港に着いてから4号車への変更を試みていたのだが、どうもうまくいかず、ここは素直に諦めた。

だが、この時に乗車した編成は、2号車もヘッドレストのついた良い座席であった。どうやら、4号車に合わせて全ての車両がグレードアップシートに取り替えられたレア編成だったようだ。今回は何かと座席運が良い。

座席は左側を陣取る。もちろん、海側だから。

そうこうしているうちに、左から日高本線が合流。架線が張られていないのがよくわかる。

苫小牧駅に到着。

ここからは海が見えたり見えなかったり。なんとなく海が霞んで見え、これから行くところが岬であるだけに、嫌な予感が漂う。

温泉とクマ牧場で有名な登別に到着。前回通過した時は真っ暗だったので気づかなかったが、緑に囲まれたホームは、海沿いの駅としては予想外だった。

そして東室蘭駅に到着。ここで長万部方面と別れ、室蘭への支線に入っていく。東室蘭駅までで多くの乗客が降り、車内はガラガラになってしまった。

支線といえども、昔は石炭輸送を担った重要な路線。室蘭支線の途中駅でも、立派な駅舎を構えている。
今回は、室蘭の一つ手前の母恋駅にて下車。15時28分に到着。南千歳駅からの所要時間は1時間10分。

こちらが母恋駅の駅舎。母恋めしの看板が出ていて、ここで有名な駅弁を購入することができる。しかし、この日は到着が遅く、営業時間をとうに過ぎていた。

ちなみに駅舎内はこんな感じ。無人駅である。ストーブを取り囲んで暖を取れる構造になっているのが、寒い地方らしさを感じさせる。

外からホームを覗いてみる。上下線の運用が完全に分離された相対式ホームとなっている。ちなみに、室蘭支線は全て複線なのだが、現在の走行本数からしたら過剰設備のようにも感じる。
母恋駅から地球岬までは、①バスに乗って地球岬団地にて下車し、徒歩で向かうか、②タクシーで向かうかの二択である。この時は次のバスが16時と30分待つ必要がある上に、16時50分ごろの電車で帰らなければならないので、素直にタクシーを呼ぶことにした。
※バスで行く場合、地球岬団地で下車してからそこそこの距離を歩くことになり、その道は急な坂になっている。出費に問題なければタクシーで行くのがおすすめ。
(続く)
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