新千歳空港からJRを乗り継いで母恋駅に到着したのは15時30分ごろ。前回はこちら↓

母恋駅からタクシーで地球岬に向かう。母恋駅に着いたときにちょうど流れてきたタクシーがいたような気がするが、スルーしてどこかに行ってしまったので、適当にタクシーを検索して呼んでみた。

こちらが駅前の看板。この景色を観に行くのである。
タクシーはすぐに迎えにきてくれ、そこから数分で地球岬の駐車場に到着した。ちなみにバスでアクセスすると「地球岬団地」停留所で降りることになるが、そこからかなりの距離がある上に、上り坂となるので、タクシーを使うのが賢明だと思う。

地球岬とだけあって、地球のモニュメントが設置されていた。地球岬という地名自体は、別にearthから来ているわけではないらしいが。

はい、肝心の景色はこんな感じだった。母恋駅を降りた時点で、丘の上がガスで視界悪い感じだったため、ある程度は覚悟していた。にしても、まさか10mぐらい先も見えないぐらいだとはね。

幸福の鐘。

ついでに内陸側。
まあなんというか、神威岬に続き、絶景ポイントでことごとくタイミングが悪い。タクシーの運転手の話によると、夏は結構ガスることが多くてあまりいい景色を望めないことが多いそう。比較的いい時期を教えてもらった気がするが、今回行ったことで次回は当分先だなと思って聞き流していたので、あまり記憶に残っていない。
滞在時間10分ぐらいだっただろうか、他に見て回るところもなかったので、早々に後にした。ちなみに、駐車場脇に売店があり、室蘭やきとり(確か)などの軽食をつまむことができるようだった。
帰りの列車まで1時間ほどあったので、室蘭駅まで歩いてみることにした。特に調べずに、すぐに降りられるだろうと思って歩き出したのだが・・・

10分ぐらい下ってから上の写真のような上り坂を見て、ここで断念。ここでタクシーを呼んで室蘭駅に向かった。すると数分で、先ほど地球岬に向かう際に乗車したものと同じタクシーがやってきて、ここまで歩いたんですかと驚かれた。乗車してしばらく車窓を眺めたが、ここから先の道も狭いアップダウンが長らく続いており、流石に室蘭駅までいくのは無理そうだった。それに、こんなところでクマに出くわしたら洒落にならない。(平地と海に囲まれたエリアで、出没情報もあまり見当たらなかったことは確認したが、だからといって出ないことは保証されないので、ここを一人で歩くのは気が気でなかった)
運転手さんに、室蘭駅の少し先に旧駅舎があるということを聞いたので、そちらまで送ってもらう。

こちらが旧室蘭駅。現在は観光協会が入っている。札幌や新千歳空港への高速バスの始発停留所となっており、中には切符売り場や待合室が備えられていた。

光の加減で見づらいが、駅名標。

中の待合スペースはこんな感じで、昔の客車?の座席が再利用されていた。

昔の車両は直角座席にぺたんこクッションだったようで、長時間乗るのはなかなか厳しそう。
館内の奥には、石炭輸送の歴史や、当時の鉄道の備品(サボなど)が展示されていた。

旧室蘭駅舎の横には、静態保存されているD51の姿があった。

旧駅舎との位置関係。駅舎に向かって、頭端式のホームになっていたのだろうか。

室蘭の駅名標も添えられている。

中を見学できるようになっていた。色々とありすぎてどうなっているのかわからないが、メカ好きにはたまらないだろう。

写真を撮れば良かったのだが、後ろには(おそらく)本物の石炭が積まれていた。

脇の道路も、線路をモチーフにしたデザインになっていた。
結果的には、地球岬よりもこちらの方が楽しかった。これがなければ、本当に「何しに来たんだろう」となりかねないところだった。

室蘭駅に向かう途中で北海道中央バスの姿。そういえば、先日ニュースで高速むろらん号の廃止が発表されていた。室蘭〜札幌は運転手不足が叫ばれる中、室蘭〜札幌は他の会社も運行しているので、廃止の矛先が向いたのだろう。

室蘭駅に到着。前回訪れたときは真っ暗だったので、駅舎の姿をちゃんと見たのは初めて。

駅舎の横からホームを見ると、16時37分発のすずらん9号が停車していた。素直にこちらに乗っておけば良かったのだが・・・
(続く)
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