前回、南千住に行く所用があったときに上野から常磐線に乗りました。せっかくですので、上野駅の地上ホームを覗いてみました。
上野の地上ホームは、「13番線」「14・15番線」「16・17番線」の3つの島があります。全て頭端式のホームとなっており、ターミナル駅らしい風格が漂っています。ちなみに12番線までは高架ホームとなっています。常磐線が使う10~12番線は頭端式ですが、他は南北にスルーできる形になっています。
上野駅が東北方面の長距離列車のターミナル駅だった頃を思わせる有名な歌です。
14番線から13番線の方に向かって。奥の明るくなっているホームが13番線。14番線と13番線の間に、多くの柵が立っている細いホームができています。これは四季島の専用ホームとして整備し直されたものです。紫色の小屋のようなところがエントランスになっているのですかね?
14・15番線。14番線の次の発車は特急草津です。かつては特急専用ホームの16・17番線から発着していたのですが、今はこちらから出ているようです。
柱には特急列車の案内が掲示してありました。高崎線方面の特急は基本的にこのホームから出発するようです。10年ぐらい前に上野駅から特急水上に乗った覚えがあるのですが、もはや特急水上も廃止されてしまったようです。
そして15番線にはポツンと高崎線が出発を待っていました。上野始発はほとんどが地上ホームからの発車ですが、列車の削減で昼間はあまり上野始発の設定がありません。昼間なのでガランとしていますが、朝夕のラッシュ時には賑わうのでしょう。
こちらは一番東側の、16・17番線ホームです。かつては特急専用ホームで、中間改札もあって気軽に立ち入ることができなかったのですが、今は改札も廃止されています。特急の案内を見ると、ほとんどの列車がグレーに網掛けされており、高架ホームを使用すること(=品川始発の上野東京ライン)を示しています。朝8時発の仙台行きは上野始発なので17番線から出発、昔ながらの雰囲気を味わえるかもしれません。
昼間は発着がありません。数少ない特急と、一部の高崎線や宇都宮線が発着するのみです。
16番線から、先程の15番線に止まっていた高崎線。写真の上の方に見えるのは、高架ホームです。上にも電車が止まっていたら見応えがあったのですが。。二層構造になって両方の電車が見える駅、日本には他に無いような気がします。(海外ではベルギーのアントワープ駅があります)
さて、常磐線方面へ用事があるので、高架ホームに移動します。
先程地平ホームから見えていた常磐線の12番線ホーム。地上ホームを見下ろすことができます。
11番線、12番線は常磐線用です。この一番端っこのホームは、いわゆるE電(取手までしか走らない、グリーン車の無い電車)の発着に使われています。
11番線に停車中の常磐線のE231系。11番線と、その隣に見えている10番線は頭端式になっていて、写真の手前側の部分で隣のホームと行き来できるようになっています。10番線は主に常磐線の中距離列車が発着するので、常磐線同士行き来できるのは便利な構造です。
このE231に乗り、1個前の記事にあげた南千住まで移動しました。上野駅も昔はよく通っていたのですが、今は上野東京ラインも開通して素通りすることが多くなりました。昔のターミナルだけあって、久々に訪れると面白いものです。
〜おまけ〜
練り歩いていたら、7番線に思いがけない電車が来ました。
サフィール踊り子をここで見かけるとは思っていませんでした。停泊は尾久なのでしょうか??
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