八雲での所用を終え、新青森まで帰ってきた。前回はこちら↓

そういえばメインの用事は道南地域だったが、わざわざタイトルに青函を入れたのは、弘前にも寄ったからである。
新青森駅では在来線に乗り換えるため、ホームからコンコースへと降りる。

コンコースでは、青森ならではのお出迎えとして、いろんな地域のねぶたが飾られていた。

新幹線のねぶたもあって、JR東日本らしい。

在来線へはこちらから乗り換え。2年前から青森〜弘前がSuica対応になったのは便利。そして地方の幹線にしては珍しく、快速列車が設定されているのが気になった。
乗車するのは21時53分の大館行き。ここでの乗り継ぎ時間は8分とかなり良好。北海道側から来ると、新幹線のダイヤが律速になってしまうので、ここでの乗り換え時間はタイミング次第。

在来線のコンコースには、こんな自動販売機があった。リンゴジュースだらけ。

よく見ると、「ふじ」「りんご」「つがる」と3種類売られていた。ストレート果汁のジュースは弘前滞在中にいろんなところで目にした。

在来線の駅名標。新青森駅は、青森駅から1駅目に位置する。そのため、新幹線連絡の青森〜津軽新城の区間列車も多く設定されている。

701系2両編成の大館行きがやってきた。
青森駅からの乗客で席がかなり埋まっていた上、新青森駅からも乗車があったので、しばらくはドア付近に立っていた。ただ、真っ暗なので景色についてはよくわからず。青森からの乗客は各駅でバラバラと降りていき、浪岡駅あたりで座れただろうか。

22時30分、弘前駅に到着。新青森駅から37分と意外と近く、だいたい東京から千葉ぐらいの感覚か。

遠くの方には、弘南鉄道の車両が停泊していた。あちらは終電が21時40分と、JRよりも一足早く店じまいしている。

改札の外では、大きいりんごのオブジェクトがお出迎え。隣には弘前ねぶたも。

22時30分過ぎの弘前駅。先ほどの大館行きが、弘前を発車する最後の列車。あとは弘前止まりの列車を2本残すのみでなので、駅前は人がまばら。
今回の宿泊地はドーミーイン弘前。駅から2km弱と少し離れているが、徒歩で向かう。公式サイトでは徒歩30分と案内されていたが、20分で到着した。道中は車通りも少なく、すれ違う人も数人ぐらいだった。

途中で商店街を発見。おそらく、ここら辺が賑わっているところだな。

この日の営業を終了した中央弘前駅の前を横切る。知ってなければ駅の存在に気づかなかったかもしれない。

駅の横を流れる川の対岸からは、元東急7000系の姿が見えた。

中央弘前駅を過ぎると数分で、ドーミーイン弘前に到着。
そういえば夕食から時間が経って小腹が空いてきた頃であるが、夜鳴きそばが23時までなのでギリギリ間に合わず。お金かけて何かを食べるほどでも無いので、この日は大浴場でくつろいで就寝。
で、翌朝は5時ごろに起床。なぜ弘前に宿泊したのか、なぜ宿泊地を駅から離れたドーミーインにしたのか、それは弘前公園に行くためである。弘前公園といえば桜。5月に入ってしまったので桜の満開から時間が経ってしまっていることが危惧されたが、さくらまつりの開催期間に入っているぐらいだから、まだまだ見どころは残っているだろうと予想。5時30分ごろに一旦ホテルを出発し、歩いて公園へ向かった。

公園へは追手門から入るルート。その前のお堀には、散った桜の花びらが浮かんでいた。弘前公園といえば、堀を桜の花びらが埋め尽くす景色が幻想的で美しいようなのだが、ここではないのか。

公園内の桜は、葉桜になってしまっているものも多く見られたが、品種によっては満開のものもあり。

公園の中心部に入ると、弘前城の姿が見える。この橋の先からは有料エリア。ただHPなどで確認すると、有料になるのは日中の時間だけらしく、それ以外の時間は普通に立ち入れるように読めた。朝6時前というこの時間帯、料金所は閉まっているが道は開放されており、普通にジョギングしている人が吸い込まれていったので、安心して足を踏み入れた。

岩木山をバックにした弘前城天守と、その傍に咲く満開の桜。

天守の周りは、見頃の桜が多かった。

先ほどとは別の角度から見ると、弘前城の文字看板が建っていた。完全にインスタ向けだろう。ベスポジなのは間違いないが、だからこそ何も無い方が良い気がする。

またまた別角度から。人影の無い写真を撮り放題なのは、早朝に来た特権である。

岩木山を見晴らせる展望台。弘前って、こういった看板を建てるのブームなんでしょうか?

公園に入った追手門とは反対側に抜けたので、そこから掘をぐるっと回って元に戻ることにする。ここは桜のトンネルと呼ばれるところで、満開の時、いやそこから少し散っていく時期は、期待以上の景色を見せてくれるものと想像できる。

ここら辺は葉桜が目立つかな。

最後に外堀の方を覗く。大半が散ってしまった後だけに、宣材写真で見るような風景とは程遠い感じだった。
早朝散歩の清々しさと、ところどころで見どころだった桜を楽しめて満足。これ満開だったら圧巻だろうなあ。

1時間強でホテルに戻る。思ったよりも長い間歩き回っていたようだ。

で、これから朝食。






帆立飯、バラちらし、せんべい汁、しじみの味噌汁、イカメンチ・・・青森名物がずらりと並んでいた。とりあえず一通りは試してみたくなるのが性なのだが、この日は問題ない。昨晩にあまり食べていなかったのと、散歩でエネルギー消費したので、お腹の方は受け入れ準備万端である。

一巡目のラインナップ。ここから先は、おかわりしたり、他のに手を出したり、それはそれは十分過ぎるほど楽しんだ。
と、ゆっくりしていたかったのだが。コーヒーを飲みながら、とある事について調べているうちに、これからのプランがまたできてしまったので、足早に朝食会場を後にした。
(続く)
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