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都心に近い非電化路線へ(関東鉄道常総線の乗車記:中編)

関東鉄道常総線を北上中。

水海道駅からはさらに北上を続ける。本来のダイヤでは下館駅まで直通のところ、水海道駅にて2両の列車に車両交換となっていた。下館でのイベントへの輸送を見込んで2両に増車したのだろう。

水海道駅のホームから下館方面を望む。左が乗ってきた列車、右はこれから乗車する列車。水海道駅にはこの島式ホームの他に、駅舎に続く単式ホームがある。ここまで乗車してきた乗客の多くは構内踏切をわたって駅舎のほうに消えていった。ここを境に需要も大きく変わるようだ。

発車直後、構内踏切の先に水海道駅の駅舎を見ることができた。と言っても裏側だが。

さて、乗車したキハ2300形の車内(終点に到着後に撮影)。ずらりと並んだロングシートに乗客の姿はまばらであり、先ほどとは打って変わって余裕のある車内空間となった。

車内にはLEDの案内が備えられている。下の停車駅案内を見ると、駅数で言うと水海道駅はまだ取手寄りで、下館駅までそれなりの駅数があることがわかる。水海道駅まで密に停車する快速は下館駅まで途中2駅しか停車しないようだ。おそらくその2駅が主要駅なのだろう。

さて、水海道発車時点で空席は多かったものの、せっかくなので前面展望をして過ごすことにした。普段はワンマンだと思うが、この日は車掌が乗務しており、無人駅に到着するたびに下車客の改札やホームの安全確認を行っていた。停車駅の出口に合わせて駅間で前へ後ろへ移動しており、忙しそうだった。

道中はそこまで大きなカーブはなく、全体として比較的なだらかな直線が続いた。周囲の景色もおしなべてこのような感じだった。

途中駅の一部には交換設備が備えられている。上の写真は列車が発車して上下線が合流するところだが、ポイントを見て直感的には「このまま進んで大丈夫なのか?」と驚くのではないだろうか。初めて見たのだが、スプリングポイントというもの。ポイントはバネの力で写真の直線方向に固定されており、副本線から合流するときには車輪で押してポイントを切り替えるようになっている。

取手駅から約1時間、下館側の主要駅である下妻駅に到着。

ここまではスムーズに列車交換されてきたが、ここでは少々停車するとのことで、一旦ホームに出ることにした。水海道駅では時間がなくて撮れなかった、乗車している列車の写真を一枚。

そして対向からは2400形の単行列車がやってきた。片開きのドアがあったり、ツートンカラーだったりと、なんとなく年代を感じる列車ではある。ミラーのポールと被ってしまったが、もっと良いポジションで撮影する同業者2名に遠慮した結果である。

下妻駅あたりからはだんだん混み始め、立ち客で賑わうようになっていった。

騰波ノ江駅。関東の駅百選に選ばれた駅で、ロケにも使われているということで駅名についてはよく覚えている。関東の駅百選のスタンプラリーをやっていたときは遠すぎて訪れられなかったが、ようやく駅舎を見ることができた。と言っても裏側だが。

そして、下館駅に到着する頃に、左手から電化された線路が近づいてきた。JR水戸線である。

列車は右端にひっそりとたたずむホームに入線。左側3線はJR線用のホームである。

到着後、一番前にある改札の方に多くの人が押し寄せていった。前面展望していたので気づかなかったが、下館駅への到着時にはかなりの人が乗っていたようだ。

乗り換え列車まで時間があったため、一度駅を出てみた。

駅前の様子。ここは筑西市になるらしい。

乗り換え時間が10分ほどだったため、駅前を確認したらすぐに改札内に戻った。ここからはJR線に乗車して帰宅する。

JRのホームから、先ほど乗車してきた関東鉄道の車両とホームが見える。

そして、下館駅はJR線の他に真岡鐵道も発着している。真岡鐵道はSLを走らせていることで有名なのだが、ちょうどタイミングよくSLが停車していた。

SLの客車部分。乗客がちらほら見えるが、

真岡鐵道も乗ったことがなかったため気にはなったが、終点に着くまでに真っ暗になってしまいそうだったのでまたの機会にした。ここら辺、色々と計画性があれば良いのだろうが、計画を立てると途端にやる気をなくす厄介な性格なので仕方ないですね。

(つづく)

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