JALのB777の退役が発表されました

2022 9/10

2020年11月6日

JALのB777の退役予定が発表されました。２年半以内に全廃となるようです。

今回は、①B777が退役するニュースとその感想、②ニュースを受けてB777を見たいなあと思ったので羽田で飛行機ウォッチングしたお話です。

昨今の情勢を受けて、JALもB777の退役を進めるとのニュースが飛び込んできました。国際線のB777-200ERを今年度中に、国内線のB777を全て2022年度中に退役させるとのことです。（国際線のB777-200ERの一部は国内線に転用）

とりあえずニュースに出ている情報などをそのまま表にしてみました。

国内線のB777は、現在導入を進めているA350-900と国際線からの転用のB700-200ERで置き換えるようです。プレスリリースの図を見る限り、2022年度末の時点では国際線からの転用機材は残るように見えます。

国際線のB777-200ERは一気に退役させ、より燃費の良いB787-9などでやりくりするようです。この退役は現在進行形で進んでいて、プレスリリース時点ですでに２機退役しています。提示された機材ポートフォリオでは、国際線機材は少し規模が縮小されたような図となっており、需要に合わせて大型機を整理する方針が伺えます。B777-300ERについては、後継のA350-1000の導入が始まるまでしばらく頑張ってもらうのでしょうか。

A350の導入により、B777がもうじき退役になることはわかっていたのですが、昨今の情勢によって一気に退役の波が押し寄せてきました。幹線の主役として活躍し、私も何度も乗った飛行機が退役していくのはやはり寂しいです。初めて羽田の展望デッキに行った時に、B777の大きさに圧倒されたのを今でも覚えています。

ここで一つ気になっているのが、国内線に転用されるB777-200ER。先にも書いた通り、プレスリリースの図を見る限り、2022年度末時点で残るように見えます。ただし、残ったとしても、いつまでも存続し続けるとは思えません。コスト削減の上では機材の種類を絞ることも有効な戦略なので、どんなに長くても国際線B777-300ERが完全撤退する頃まででしょう。さて、この転用機材、国内線に転用するためにシート配列を変えるのでしょうか。それともSKY SUITEをクラスJとして運用していくのでしょうか。最初にニュースを聞いたときは、A350-900の導入により国内線ファーストクラスの設置便も確保できますし、コストもかかるので、わざわざ改装しないように思いました。現在も沖縄線を中心に国際線B777-200ERが飛んでいますし。しかし、プレスリリースに目を通してみると、しばらく使うようにも感じたので、現在の新標準のシートに変えるかもしれません。（あくまでも予想なので保証はしません）

さて、このようなニュースが舞い込んでくるとB777の退役が急に現実味を帯びてきますので、久々に羽田の展望デッキに行って飛行機ウォッチングしてきました。

時刻など調べずに行ったので、うまく巡り合えませんでしたが、少しだけ捉えることができました。