星空フライトに搭乗した話が前回。
ツアーは成田空港で集合解散。久々の成田空港だが、こちらへの往復にはアクセス特急を使った。
成田空港へは有料特急（スカイライナー、成田エクスプレス）、一般列車（JR、京成線、成田スカイアクセス線）、バスと多様である。自宅からはどれを使っても乗り換え一回程度で行けるため利便性は変わらないため、所要時間が短く、かつそこまで料金も高くないスカイライナーを利用することが多かった。しかし今回のツアーはラウンジなどが利用できない旨が明記されており、急いで行っても出発フロアで待ちぼうけとなることが予想されたため、一般列車で行って交通費を節約することにした。
自宅から都営浅草線に出るのが簡単なため、成田スカイアクセス線を経由するアクセス特急の時間に合わせて出発した。
今回来たのは京急の新1000形であった（空港第2ビルにて撮影）。地下鉄区間を抜け、京成線に入って最初の停車駅が青砥駅。この時期はスカイライナーの一部が青砥に臨時停車しており、青砥で乗り換えるとアクセス特急を東松戸で抜いて空港に先着するのだが、今回はこのままアクセス特急でのんびりと向かうことにした。
次の京成高砂駅では、京成線経由の成田行き快速特急と対面接続。成田空港へは京成線を使うと20分余計にかかるが安い。今回はどちらでも良かったのだが、そこまで節約することはないかなと思い、アクセス特急にした。
京成高砂を出ると120km/hの快足を飛ばし、東松戸、新鎌ヶ谷と停車していく。新鎌ヶ谷から先は段々と駅間が広がり、走っているところも掘割区間となってなだらかな景色が続く。なお、新鎌ヶ谷で少し人が乗ってきたが、その多くは次の千葉ニュータウン中央で降りていった。千葉ニュータウン中央は北総線の中で（京成高砂の次に）乗降客が多く、駅前もショッピングモールがあったりと開発されている。沿線住民のレジャーの中心地になっているのだろう。千葉ニュータウンを過ぎて車内が空いてから、前面展望をすることにした。
千葉ニュータウン中央駅のつぎ、印西牧の原駅（通過）。開業当時はこの駅が終点。車両基地がある関係で、今もこの駅が終着となる列車が数本存在する。
北総線の終端の印旛日本医大駅を出ると、成田スカイアクセス線（京成成田空港線が正式かと思います）に入る。
スカイライナーは160km/hに速度を上げる区間ですが、こちらは車両の最高速度の制約で120km/hのまま。いつもよりも景色の流れがゆっくりに見える気がする。
160km/h運転に合わせた規格とだけあって、線形が良すぎる。
途中の成田湯川駅で小休止。こちらを追い抜く列車は無いが、この先は単線区間のため、対向のスカイライナーの通過を待つことになる。
成田湯川駅の次は空港第２ビル駅です。途中でJR成田線の空港支線が合流する。
ちょうど成田エクスプレスが並走し、ゆっくりと追い抜いていった。成田エクスプレスの最高速度は130km/hであり、いつもスカイライナーに乗っている際にはこちらが追い抜く側なのだが、今回は最高速度120km/hのアクセス特急のため、追い抜かれる側である。ちょうどここで出会うようにしてあるのはJR側からの宣伝なのかもしれない。なお、この当時は昼間の成田エクスプレスは全て運休となっており、追い抜いていったのは試運転列車だった。
京成線に入った押上駅から1時間弱で空港第2ビル駅に到着。青砥でスカイライナーに乗り換えると特急券が1000円かかる代わりに20分早く着くわけだが、今回はアクセス特急のままで十分だっただろう。その点、アクセス特急は値段、時間ともにいいバランスをとっているように思うのだが、いかんせん40分に1本しかないので使い勝手が悪いというデメリットがあり、スカイライナーの付加価値に貢献している。
帰りは飛行機が19時に到着とのことで、とにかく家に早く着く手段・・・と思っていたのだが、成田エクスプレス、スカイライナーともに運休の時間帯にはまってしまい、
次に発車するアクセス特急で帰るのが早そうだったこと、ここで待っていても時間を潰すところがなさそうだったので、帰りも往路の逆を辿ることになった。（行きに一般列車にしたのは、ここで特急乗ることを見越して節約した面もあった）
帰りは京成車。夜間で特に景色も見えないので割愛します。
おしまい。
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