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2022年3月のダイヤ改正でなくなるものを記録してきた(小田急編)

前回のJR編に続いて私鉄編。今回もほぼ写真を並べる感じになってしまうが。

目次

ロマンスカー(VSE)

小田急線でのトップニュースはVSEの引退だろう。VSEは初めて乗ったロマンスカーである(その一年前に乗った371系はロマンスカーとしてはカウントしていない)。その意味では、今回のダイヤ改正で去りゆく列車の中で一番衝撃だったと言ってもいいかもしれない。後方展望であったが、唯一展望席に乗車したのもVSEである。

ダイヤ改正も差し迫った3月某日、ホームウェイ運用に入るVSEを捉えることができた。

ロマンスカーを待つ間。挟んで反対側のホーム(現在は使用されていない)の壁には歴代のロマンスカーが描かれている。自分が知っているのは、HiSEのひとつ前のLSEから。

VSEが入線。箱根帰りなので、記念撮影を楽しむ家族連れなどが一段落してから撮影。ここからゆっくりと車両を眺めながら反対の先頭車まで歩いていくことにした。こちらは小田原方の先頭車。

車内の様子。座席は進行方向をまっすぐ向いているわけではなく、5度ほど窓側に回転している。

ドアはプラグインを採用しており、デザインを意識していることが窺える。

VSEのロゴの下には「感謝をこめて!」と添えられていた。

売店カウンターとして営業していたスペース。ロマンスカー内の売店カウンターは、2008年にデビューしたMSEまでは設置されていたが、次に登場したGSE(2018年デビュー)には設置されていない。それどころか、2021年にはロマンスカーの車内販売自体が終了してしまった。ロマンスカーといえども時代の流れには勝てなかったようだ。そんなVSEの売店カウンターには引退記念の展示物が飾られていた。

VSEは連接台車をとっている。主力ロマンスカーは伝統的に連接台車を採用していたが、VSEが最後となった。

新宿側の先頭車。バックにはVSEの写真。

ホームの頭端側にはプラレールが展示されていた。

ロマンスカーについては、年初にも撮影していた。

この時は「スーパーはこね」運用。VSEの花形運用である。しばらく前まで空席なしだったが、直前にいくらか空席ができたようだ(乗らないが)。

この時は特に引退に向けたラッピングなどは無かった。

3色LEDの行き先表示。

そして新宿側の先頭車。

この時はプラレールなどの展示はなく、このような写真の幕が掲げられていた。

一般電車

たまたま藤沢をJRで通った時に、快速急行の片瀬江ノ島行きが停車していた。系統分離されたため、片瀬江ノ島まで行くのは藤沢発の各停と、ロマンスカーのみとなってしまう。

側面表示。乗っている電車からだとうまいところで撮れないが、ぎりぎり視認できるところ。

なので、代々木上原に用事がある際に新宿で撮影してきた。快速急行が頻発しており、3方向揃い踏み。

持っているコンデジだと種別幕をうまく撮れない(設定を都度変えるのは面倒)が、片瀬江ノ島行きの表示自体、新宿駅では珍しくなる。

車内LCD。

ところで、

快速急行の唐木田行きも、ダイヤ改正で劇的に減ってしまった。小田急の複々線が完成した際のダイヤ改正にて「小田急多摩線への輸送が劇的に向上」と言うのも一つの売りだったのだが、いつの間にかウェイトが減っていった。小田原線、江ノ島線の輸送を蔑ろにできない状況で、また競合する京王の利便性が高いなか、多摩線の活性化は難題なのだろう。

ダイヤ改正では、日中のダイヤにも手が加えられた。千代田線直通の準急が急行となり、新宿発の急行がその分削減されてしまったようだ。日中に乗っている限りは準急は空席が多く、また新宿からの快速急行・急行が多い感じはするので、ある程度適正化されるのかとは思う。実際、快速急行と急行の大きな違いは下北沢〜登戸間であり、そのピースにはまる「千代田線直通の急行向ヶ丘遊園行き」をうまく接続させれば新宿から急行を走らせる必要性は減り、実質同等のダイヤを維持できる。狛江に訪れる機会がたまにある筆者としては、準急廃止は残念であるが。

さて、次回は京王線。

(おしまい)

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