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わたらせ渓谷鉄道に乗車【北関東乗りつぶしの旅2023夏の陣:2−3】

西桐生駅まで上毛電気鉄道でやってきた。前回はこちら↓

西桐生駅からは桐生駅まで徒歩連絡。

桐生駅。こちらは高架駅となっている。壁がシースルーになっているので、これから乗車する列車の姿も捉えられた。

駅舎やホームはJRとわたらせ渓谷鉄道で共用。わたらせ渓谷鉄道は、JR両毛線の小山方面のホームの向かい側、1番線に発着する。わたらせ渓谷鉄道ではICカードが使用できないため、一旦改札を出て切符を買い直すか、ホーム上の簡易改札機にタッチしてJRの清算を済ませておき、わたらせ渓谷鉄道では車内清算をすることになる。

駅名標は、1番線側だけこのような感じになっている。織物の産地ということがイメージされたデザイン。

乗車するのはWKT500形。車内にはすでに多くの人が乗り込んでおり、立ち客もそれなりにいるほどの盛況であった。発車間際とあって、好ポジションは望めなさそう。いかにも終点まで行きそうな方が前面展望のポジションを取っており、しばらくはその後ろに立つことにした。

桐生駅を発車すると、しばらくはこのような電化路線を進む。わたらせ渓谷鉄道はもちろん非電化であるのだが、両毛線と線路を共用しているため、架線の下を走る形になっている。複線のように見えるが、両毛線は単線で、もう一本は車両センターへの引き込み線である。

再び渡良瀬川を渡る。先ほど通った上毛電気鉄道の線路が見える。

下新田駅に停車中(たぶん)。両毛線と分岐する信号場内に設置されており、JRと線路はまだ並行しているが、駅はわたらせ渓谷鉄道側にしか設置されていない。

両毛線と別れて右に大きくカーブしていくと、今度は東武線の線路が近づいてきた。線路の規格が全然違う。

相老駅に到着。この駅は2面2線となっているが、上下線の真ん中に不自然なスペースがあり、もう一本線路があったことを窺わせる。

この駅では交換があり、乗車中の車両とは異なる塗装の列車が入線してきた。

やってきたのはトロッコわっしー号だった。桐生駅までの回送だろうか。ちなみに、その折り返しのトロッコの方が行程的にはちょうど良いのだが、鈍行で一駅ずつ行きたかったのと、観光客の賑わいを避けたかったのでパス(空席があったかは知らない)。

相老駅の次駅、運動公園駅で多くの下車があり、立ち客もだいぶ少なくなってきた。最後尾に陣取っていた集団が下車したため、ここからは後面展望をすることにした。

主要駅である大間々駅に到着。この駅でも結構な下車があり、車内も相席しなくても良いほどにゆとりが出てきた。

この駅からアテンダントが乗務。案内業務やグッズの販売などを行うようだ。

大間々駅を発車。留置線もあるので、多くの線路が引かれている。

トロッコ渓谷号の姿も見えた。中間車両はオープンタイプの窓になっているので、気持ちよさそう。

列車はだんだんと山の中へ登って行く。期待していた景色になってきた。

上神梅駅。とても立派な木造駅舎が目を引く。調べてみると、110年ものらしい。

わたらせ渓谷鉄道という名から想像できる通り、渡良瀬川沿いを上流に向かって走っていく。ただ、途切れ途切れ見える感じで、綺麗に見晴らすことのできる区間は限られていたように思う。

トロッコ列車の停車駅にもなっている水沼駅。駅に温泉が併設されているが、つい最近、閉業してしまったようだ。

そんな水沼駅は、大間々駅で見た長いトロッコ列車も停車するだけあって、かなりホームが長い。なかなか立派な駅であった。

山登りが一段落ついたのか、少しひらけた所を軽快に走るシーンも出てきた。

とはいえ、基本的にこんな景色も続く。

有名な中間駅、神戸駅に到着した。この駅では上り列車と交換。大間々駅から乗車したアテンダントさんは一駅前の小中駅、特に何もない小さい無人駅で降りて行ったのだが、あちらの列車で引き続き乗務するためだったのだろう。

この駅は、東武特急で活躍していた車両を使ったレストラン「清流」が併設されていることで有名。この列車が到着したときは営業時間外だったが、4分間の停車時間の間にスタッフさんが車内へ乗り込み、しっかりと弁当や軽食などの販売を行っていた。

こちらがその、下りホームに併設されているレストラン。この車両は自分も知らない時代のものだ。

上りホームもなかなか味のある駅舎。

神戸駅を発車。花桃が咲く季節はとても美しく、歩道橋の上から列車を絡めて撮影された写真を目にした人も多いことだろう。

ここまでずっと渡良瀬川の右岸を走行していたが、ここで川を横切り、左岸に移った。

沢入駅。神戸駅からこの駅までの区間が、駅間距離として最も長いもので、最も山深いところを通過したということだろう。

この沢入駅も良い雰囲気。

川も、大きくて白っぽい石が目立つようになってきた。緑深い夏がぴったり。

原向駅?ここから栃木県。周囲も少し開けてきた感じがし、また駅舎も小綺麗な感じになっていて、だんだんと終点が近づいてきたような雰囲気がしてきた。

ずっと後面展望をしているが、乗務員用の窓を通して前の方もチェックできる。トンネルに入る時とか、景色の変わり目を探るのに役立つ。

通洞駅。足尾銅山の観光の拠点となる駅なので、ここでもまとまった下車があった。

次の足尾駅には、見覚えのある車両が姿を現した。JR久留里線などを走っていたキハ30形だろうか。

足尾駅構内の全景。こちらも留置線などが多く、足尾側の拠点駅となっているようだった。

そして終点間藤駅に到着。

恒例の、終着駅の先の景色。

間藤駅舎。カモシカ、本当に見られるのだろうか。

間藤駅には展望台があったので、そこから駅を見下ろしてみた。

また、間藤駅は我らが宮脇先生にまつわる聖地ということで、展示物が飾られていた。

さて、間藤駅まで来たので次の手はお分かりですね(続く)

〜ここまでの行程〜

  • 上野 5:10 → 久喜 5:56 (宇都宮線)
  • 久喜 6:13 → 館林 6:42 (東武伊勢崎線)
  • 館林 6:54 → 西小泉 7:12 (東武小泉線)
  • 西小泉 7:18 → 東小泉 7:18  (東武小泉線)
  • 東小泉 7:32 → 赤城 8:13 (東武小泉線・桐生線)
  • 赤城 8:28 → 西桐生 8:38 (上毛電気鉄道上毛線)
  • 桐生 8:54 → 間藤 10:27 (わたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線)
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