八戸駅から三陸をぐるっと回り、釜石線に乗って新花巻駅までやってきた。前回はこちら↓
新花巻駅からは新幹線に乗って東京へ帰る・・なんて素直なことはしない。冬だともう真っ暗な時間帯(18時)で、家に最速で帰っても21時半と帰るにはちょうど良い頃合いな。しかし、夏はまだまだ明るいので、このまま帰るのは勿体無い気分になる。
銀河をモチーフとした駅前のアーチ。こちらをくぐった先には、セロ弾きのゴーシュの記念碑があるそう。花巻市出身の宮沢賢治に由来していることは推して然るべし。
新花巻駅からはタクシーに乗車。今回の経路が確定した、釜石駅着いた段階でタクシーの予約をしていたのだが、駅前にタクシーが多く待機しており、そこまで心配するほどではなかったようだ。
駅前からタクシーに乗り、こんな開けたところをグングンと進み、向かう先は花巻空港。
花巻空港の最寄り駅は、釜石線で新花巻駅からもう一つ先の、似内駅である。似内駅からならば2.4kmであり、小走りすれば20分ぐらいで行けそうな感じ。ただ、保安検査の締切時刻を考えるとかなりギリギリになりそうだったので、タクシーを拾えそうな新花巻駅から向かうことにした(結局はタクシーを予約したので、距離的に近い似内駅で良かったのだが)。
新花巻駅から空港まではものの10分弱で、18時05分ごろには到着した。
これから搭乗するのは、フジドリームエアライン。JALとコードシェアしており、JAL便名で予約してある。AIR DOにANA便名で予約した時と同じような感じだろうと思って事前に確認していなかったのだが、FDAのチェックイン機で発券をする必要があるそう。JAL本体も就航している空港なので、直接保安検査場に行けるものと思いこんでいた。
行き先は県営名古屋空港(小牧空港)。同じ時間にJAL便の大阪行きがあり、大阪乗り継ぎで帰るのが第一案だったが、惜しくも最終の羽田便に間に合わないので断念。でも、県営名古屋空港に行くの初めてだし、FDAに乗るのも初めてなので、これはこれで楽しめそう。どのみちJAL運行便にしたところで、専用保安検査もラウンジも無く、優先搭乗ぐらいしかメリットがないので。
ひょこっと顔をだすFDAのE175。FDAは機材を導入するごとにカラーを変えており、今回は7号機でイエローだった。それにしても、FDAもあれよあれよという間に16機体制の規模になっている。
機内の様子。2列−2列の座席がずらりと並ぶ。
今回は後方右側の座席を指定。お隣には大阪行きのE170が見えた。
花巻空港を離陸。19時前だが、この時間までこの明るさなのは旅の際には嬉しいところ。
機内の様子。満席近かったが、自分の隣は空席だった(前も?)。
機内サービス。FDAでは茶菓子の提供がある模様で、シャトレーゼの梨恵夢が添えられた。せっかくの静岡の航空会社なので、緑茶と合わせて。
しばらくすると、右手に佐渡島と日の入りの風景が見えた。新潟上空を飛ぶことなんて、滅多に無いことなので新鮮。窓から食い入るように外を見ていたら、CAさんが何度かどこ飛んでいるか教えてくれた。
途中からは雲の上になった。少し離れたところに大きな積乱雲があり、至る所で稲光などが走っていた。地上の景色が見えなくなってからは、その様子をずっと見ていた。
あと、航空会社ごとに違う機内誌も結構楽しみで、忘れずにチェック。紹介されている、名古屋の美味しそうなお店もチェックしておいた(すぐに忘れてしまうが)。
少し幹線道路沿いに明かりが増えてきて、名古屋に到着の気配。
ここまでくると、都会の景色。モニターなどが無いので、どこを飛んでいるのやら。
県営名古屋空港に到着。
この空港は基本的にタラップによる降機。
搭乗してきた機材。
降機したのちは、県営名古屋空港の名物であるフィンガーコンコースへと向かう。大きなターミナルだと、2階以上のターミナルビルからゲートごとにPBBが伸びている感じだが、それが1階建てになった感じがフィンガーコンコースで、地上レベルで屋根付きの通路として設けられている。
初めての県営名古屋空港。今でこそFDAのE175が発着するターミナルでこぢんまりとしているが、中部国際空港が開港する前の時代は、どんな感じだったのだろうか。今となっては国際線が就航していた時代など想像もできないのだが、名残を探しに、エアポートウォーク(国際線ターミナルの建物を利用して開業した商業施設)を訪れるのも面白いかも。(←この頃名古屋に住んでいたはずなのに、鉄道にしか目が行っていなかったなんて勿体無い)
さて、ここからはバス移動。ちょうど良いバスがないため待つことになるが、20時を過ぎた時間帯では出発便も無く、コンビニぐらいした空いていなかった。バスを待っていたら、ちょうどFDAでのCAさんがゾロゾロと制限区域から出てきて、機内で「これから東京に帰るんです」と話して驚かれたCAさんに「この時間からでも東京に帰れるんですね、お気をつけて」と声をかけられた。フライト直後とはいえ、よく覚えているなと思うし、他の乗務員に聞かれる羞恥プレイ(笑
〜ここまでの行程〜
- 東京 6:32 → 八戸 9:21 はやぶさ1号
- 八戸 9:29 → 久慈11:10 八戸線
- 久慈12:07 → 釜石15:39 三陸鉄道
- 釜石15:57 → 新花巻17:53 釜石線
- 花巻空港 18:40 → 名古屋空港 19:55 JL4458便(JH358便)
1日かけて色々乗ってるけど、工程表にするとシンプル・・・
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