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特急北斗で東室蘭へ(2024年3月:道南ぐるっと その2)

新千歳空港に18時過ぎに到着したのが前回。

この日の予定は、予約したホテルのある東室蘭まで出るのみ。隣の南千歳駅からの特急が19時台に2本あるので、それに合わせて空港で時間を潰した。羽田からの飛行機が満席だったので人の移動が多いのかと思いきや、空港内は異様に空いていたので、夕食でも取っておけば良かったのかもしれない。

19時前に、地下のJRのホームに降りた。

今回のダイヤ改正で、新千歳空港と札幌方面を結ぶ速達列車は「特別快速・快速・区間快速」の3本立てとなり、1時間6本となった。ただ、これは基本的に日中の話であり、この時間は快速が12分おきに走っているようだ。

左側の721系、19:06発の快速エアポート157号に乗車する。1時間6本走ると従来の号数の付け方ができなくなったことから、朝から通し番号に変更されている(これまでの付し方だったら192号?)。

721系なので字幕の側面表示。ちなみに、今回の改正で登場した区間快速も、幕が作成されたようだ。

車内を見て、少し違和感。車端が2席だけロングシートになっているし、ドアで隔てられたデッキが無い。シートも灰色っぽい、従来の茶色のものよりも新しい感じを受ける。731系に準じて最後に増備された編成らしい。混雑すると出入口に滞留するのでこの改良は有り難いし、開放感があるので、防寒さえしっかりしていればこちらの方が良い。

たった3分の乗車で、南千歳駅に到着。ここで特急北斗に乗り換えるため、跨線橋を渡って反対側のホームへ行く。

風除室の中に、このような案内が掲示されていた。特急の編成と乗車口の目安となるアルファベットが記されている。ホーム上には乗り口となりうる位置にアルファベットが掲出されているので、ここで自分の乗る号車のアルファベットを確認すれば良い。なお、この時は2024年のダイヤ改正済みの時期なので、どの方面に行くにも全車指定席となっている。この前のダイヤ改正でのJR北海道のリリースでは特急北斗は5両編成と案内されていたので、5両編成が来るものとばかり思っていたが、この時は7両であった。

待ち時間に来た快速エアポートの新千歳行き。これも721系。水色の壁がちらっと見えるので、従来の編成。

線路内には雪が少し残っているが、そこまで寒い感じではなかった。ただ、南千歳駅にずっと流れ続ける謎のメロディが寂しい感じを醸し出していた。

19:13発のとかち7号。ホームで待っていた人の多くはこちらに乗車したような気がする。

そして、乗車する北斗22号。車両はキハ261形1000番台。昔は281系と283系が走っていた特急北斗も、あれよあれよという間にキハ261形1000番台に置き換わってしまった。

持っているコンデジとの相性が悪いJR北海道のLEDだが、一応。

中間駅からの乗車なので、急いで車内に乗り込んで客室へと向かう。

今回はキハ261形1000番台のグリーン車に潜入。3席×8列の24席仕様。1席に1つの窓が割り当てられているので、窓枠に困ることはない。

座席は本革仕様。ただ、後期に登場した編成はモケットに変更されている。摩擦の少ない革の座席は滑ることが心配だが、最近は走りを抑えているので大丈夫だろう。

というわけで、腰掛けてまったり過ごす。外もどうせ真っ暗で、車内もそこそこ空いていそうだったので、2列席でのんびりと過ごす。ちなみに、この2列席の窓側はD席である。先頭の座席は1号車1番ではなく1号車8番であり、降順に番号が振られているので、他の列車の感覚で考えると席番が点対照の位置となっているので少し戸惑う。

夜中なので特に何もなく1時間ほどで東室蘭駅に到着。とりあえず携帯の栄養補給をしていただけだった。普通席も空いていたのかもしれないが、コンセントがないので、それだけでもグリーン車にした価値があった。

東室蘭駅からはすぐの接続で室蘭行きがあったので、足をのばしてみることにした。

今流行りのH100形。東室蘭〜室蘭は電化されているので、最近ここら辺の電化区間に投入された737形が来るかと思ったが、安定のH100形単行。東室蘭は室蘭本線の電化/非電化の境界駅なので、柔軟に運用していそう。

車内には座席の半分弱ぐらいの先客がいたが、終点の室蘭に着くまでにちらほら降りて行き、終点の室蘭まで行った人数は一桁だったような気がする。夜中なので、車窓などは見ず。

終点の室蘭に到着。地球岬、行きたかった。ここから徒歩60分orバス15分+徒歩20分と案内されているが、アクセス的には一駅手前の母恋駅からの方が近い。バスは室蘭から母恋を経由して地球岬の方へ向かうルートをとるので、乗りつぶしをされる方は室蘭で問題ない。

室蘭駅のホーム。1面2線の島式ホームとなっている。特急が停車することもあり、細長い形状。

ホームの先端から改札へ続く通路が伸びている。

こちらが改札口。この時間は無人となっており、ワンマン列車の運転席が改札替わり。

円柱形の、ユニークなデザインをした駅舎。

駅前広場はこんな感じ。繁華街はどちら側だろう・・・東室蘭にすぐに折り返すのではなく、その45分後の終電まで落としてここで夕食をとる選択肢もあったのだが、駅前の感じに不安を覚えたのですぐ東室蘭に折り返してしまうことにした。

帰りも同じH100形。車内はこんな感じになっている。とにかく固い座席はどうにかならないものだろうか。

室蘭は工業地帯でもあるし、帰宅の人達なのか、出発間際になると少し人が増えた。帰りも特に何もなく、ずっと夕食の場所を探していた。途中でおそらく「すずらん10号」とすれ違っているはずだが、複線区間であることもあって、気づかなかった。

東室蘭に戻ってきた。片道12分程度の支線の旅が終了。

留置線には737系が停車していた。少し見える内装の通り、なんとオールロングシートである。

東室蘭駅は橋上駅舎となっている。こちらが改札。

ホテルのある西口方面へ降りる。

出口に向かってエスカレーターを降りているところ、なんか暗くて不気味なライトアップがなされていた。

赤色が特徴的な、東室蘭駅の入り口。

駅前の道をまっすぐ歩いて7、8程度、この日に宿泊するドーミーインに到着。今回の宿泊場所が東室蘭になったのは、ドーミーインの中で評判の良さそうなところを探した結果。

部屋に入ると洗面エリアがあり、ドアを隔ててベッドルームとなる。洗面台が独立しているのと、ベッドルームとドアで仕切られているのがポイント。

こちらがベッドルーム。これぐらい広ければ十分。

サービスの夜鳴きそばをこの日の夕食にして、館内の温泉に入って就寝した。

いや、夕食を食べに行こうとしたものの、21時過ぎだったこともあってお店が閉まってきており、空いているところをやっと見つけても、(本当かどうかわからないが)一見さんお断りとばかりに程よく断られ、行くところも特に無かったので。地方の夜は早い。

(続く)

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