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イケイケなJR東海のダイヤ改正

JR各社から、来年3月に行われるダイヤ改正の概要が発表された。何かしらのサプライズを期待する人、利用者目線で気になる人など、色々な見方があるかと思う。

南武線によくお世話になっている身としては、「停車時間等の調整や折返し時間の拡大など一部ダイヤの見直しを行い」という文言を見て、「まさかダイヤ上の所要時間を延ばして遅延を解消したことにするのではないか」と疑心暗鬼になるところだが、それは置いておいて・・・

個人的に今回のダイヤ改正で一番驚いたのが、JR東海の新幹線関連。久々に本気度を感じた。

これまで、のぞみが11本から12本になったとか、東京〜新大阪までの所要時間が数分短縮されたとか、(その事実が大変な企業努力の結果であることは理解しつつも)いち利用者目線ではわずかな変化なような気がして、なんとなくピンときていなかったところ。

そんな中、一番衝撃を受けたのがこちら↓

JR東海の公式HPより引用

運転日は限られるものの、現行の最終のぞみから20分も遅い時間に品川行きののぞみが設定されることとなる。大阪での滞在時間が20分も延びること、関西に行ったら友人と飲んで最終の新幹線で帰っている身としては、その時間の貴重さが痛いほどよくわかる。

あと、なんでここに熊本が取り上げられているのかと思ったが、おそらく飛行機を意識しているのだろう。熊本空港へ連絡する最終バスは、熊本駅発で18:25、熊本桜町バスターミナル発で19:05となっている。「熊本駅周辺から東京に帰るのも、新幹線のほうが滞在時間長いですよ」とアピールしたいのだろう。こんなところまで視野に入れる時代になったとは。

鹿児島空港も、熊本空港と同じく空港アクセスに時間がかかる部類。だが、こちらは鹿児島空港への最終バスが19:00に対してみずほ610号は17:54発。流石に1時間は変わってしまうようだ。

そして、朝についても増発のニュース。

JR東海の公式HPより引用

名古屋からの最初ののぞみが定期化されるよう。始発の方も少し注視しているのだが、こちらを使っても会社に9時には辿り着けないんだよなあ・・・と思いながら見ている。名古屋を6時に出るのぞみがあれば状況は変わるのだが、名古屋の運行開始が6時20分なのは越えられないラインのようで、ここらへんの状況は大きく変わらなさそう。

大阪の方では京都始発ののぞみが設定されるようで、少しずつ始発駅をずらして新幹線を出していく戦法が京都まで広がったといったところ。京都周辺はあまり飛行機などの競争がないので、他のエリアとは状況が異なると思うのだが、やはり朝方の需要は高いものなのだろうか。

総じて、インバウンド利用などによる好調さを反映したイケイケのダイヤ改正で、なかなか充実しているように感じた今回のダイヤ改正内容であった。

↓↓過去に利用したのぞみ64号。最速新幹線として有名であり、激混みであることでも有名。(野球観戦で一回名古屋から利用した以外は)全て飲み会帰りに利用していると思う。機会は少ないながらも利用するときはここぞとばかりに利用させていただいて、重宝しています。

2023年 新大阪駅にて
2015年 岡山駅にて

(おしまい)

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