先日は羽田空港にて飛行機ウォッチング*。航空機を利用する際は羽田空港まで京急線を利用することが多かったため、東京モノレールに乗車する機会は滅多になかった。その日は浅草橋から都営浅草線に乗っていたのだが、ちょうど羽田空港行きの列車を逃したこともあり、大門駅で降りて浜松町駅から東京モノレールに乗車することにした。
*先日の投稿したように、錦糸町でE217系を見かけて不意に降りてしまった。あの時、本当は成田空港に行くために船橋まで総武快速線に乗車していたのだが、錦糸町で気が変わって羽田空港に行き先変更となった。
浜松町駅のホームに上がると、立ち客がちらほらいる程度の乗客を乗せた空港快速が停車していた。特に急ぐわけでは無いので、次の普通を待つことにした。
普通列車には座席が程よく埋まる程度の乗客が乗り込んだ。荷物を見るに、近場の普段使いで利用している人が多かったように見受けられた。座席の争奪戦となるような感じではなく、適当に先頭近くの一人席に座ることにした。
浜松町駅を出ると、JRの8本の線路をゆっくりとオーバークロスしていく。京急線や京成線にもこういった区間は存在するが、モノレールは足元がスカスカなだけに、一番見応えがある景色であると思う。
しばらくはJRの線路に沿っていく。新幹線、常磐線(に直通する上野東京ライン)の姿も見えた。
ここからは運河沿いに走っていく。運河の上を走るのは独特であり、いつ見ても面白い。面白いが故に、写真を撮るのを忘れてしまった。
途中の昭和島駅では、待避線に入る。ここで空港快速の通過待ちを行う。
空港快速(左)が通過していく。元々は相対式の2面2線だったホームを2面4線に改造した経緯から、ホームがかなり細長くなっている。
通過した後は、軌道が待避線側にスイッチされる。
昭和島駅での退避、普通列車が到着するや否や通過列車の接近放送が流れ、そして通過してポイントが切り替わったらすぐさま発車ベルが鳴った。非常にキビキビしたダイヤであった。
昭和島駅を出ると、左手に羽田空港のターミナルや飛行機が見えてくる。地下に入って目隠しされた状態で空港に着くよりも、旅行のテンションが上がるのは間違いなくモノレールの方。
この日は、第3ターミナルで下車。
後方に改札口があり、出発ロビーに直結しているのは便利なところ。ちなみに、到着ロビーから階段一つ上がるだけで浜松町行きのホームに行けるようになっており、導線としては便利な構造。
せっかくなので、第2ターミナル駅方面からやってくるモノレールを観察。
現在、一番新しい形式の10000系。
ダイヤのお話。昼間は、空港快速が10分おきに浜松町を発車し、その6分後に普通列車が発車するパターンダイヤ。浜松町から羽田空港第2ターミナルまで、普通で24分、空港快速で18分。所要時間の差は6分なので、10分ヘッドのダイヤならば普通列車も逃げ切れるように感じられる。
しかし、ここでネックになるのが浜松町駅の構造。モノレールは浜松町駅に進入する手前で1線になり、その1線を乗車用ホームと降車用ホームで挟む形になっている。そのため折り返しの関係上、列車の間隔を4分までしか詰められないようだ。これを前提に置くと、空港快速を設定する上では、どうしても追い越しが必要となってしまう。
空港快速を設定すると、どうしても追い抜きが発生して有効本数が減ってしまう。何を持って利便性が高いというかは局面によって異なるが、昼間は中間駅の利用者(工場などへの通勤需要)も減り、空港利用者の数も落ち着くので、こういったダイヤになっているのだろう。個人的には、浜松町で空港快速を逃して10分待ち・・というのは避けたいところだが。
それにしても、今回は景色の写真をほとんど撮っていない。今度改めて、どうせなら京急とモノレールの車窓比較やダイヤ比較みたいなのをテーマにして取材、書き直ししてみますかね。
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