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太宰府駅から再び西鉄で南下【12月九州北部のぶらり:その2】

こちらの続き↓

太宰府天満宮での参拝を終え、駅に戻ってきた。

太宰府駅の駅舎。駅全体が太宰府天満宮をイメージしたデザインとなっている。

駅前はバスロータリーとなっており、博多駅への直通バスが発着している。1時間3〜4本と本数が多いので、バスの方が利便性は高いことは知っておいても良い事だろう。また、本数は少ないもののJR宇美駅へのバスが出ており、盲腸線の終点通しを結ぶ点で興味深い路線である。

2面3線の駅。真ん中の島が乗車ホームで、両脇が降車ホームと使い分けられている。案内は「福岡(天神)・柳川・大牟田・二日市」の順に表記されており、なんとなく観光を意識した並び順になっているような気がする。

駅名標。写真では見にくいが、デザインには梅の花が添えられている。

さて、これから乗車するのは10時25分発の西鉄小郡行き。3000形の「旅人」仕様車が停車していた。

車内は一般の3000形と同じく転換クロスシート。少し違うのはヘッドレストカバーが付いていることで、西鉄8000形を彷彿とさせる。流石にこの時間に帰る人は少ないからか、乗客はほとんどいなかった。

ところで、折り返し列車なのに、ほとんどの座席がすでに進行方向を向いている。この列車は元々、西鉄福岡駅を出発した後、二日市駅でスイッチバックして太宰府駅まで来ている。二日市駅〜太宰府駅でシートが逆向きとなるが、有料特急でもないし混んでいるので、流石にこの区間で転換クロスを逆向きに仕立て直す乗客はいなかったということか。

旅人は5両編成で、1両ごとにデザインが異なる車内。3号車には、願い事を書く紙と記念スタンプ、そして祈願箱が設置されていた。

こちらの電車で西鉄二日市駅へと戻った。

二日市駅からは、元の方針通り再び南下する。10時33分発の小郡行きは乗車してきた列車で、次の特急大牟田行きは13分後。特急の次の停車駅は西鉄久留米。普通列車の行き先である小郡駅も筑紫駅も、西鉄久留米駅よりも手前にあるため、普通列車で先行することはできない。そのため、ここで大人しく特急を待つ事にした。

そういえば、西鉄は紙の切符なら17kmを超えていれば途中下車できるのだが、今回はICで乗車したため、活用する機会がなかった。こういう時に気軽に途中下車できるのは良いシステム。西鉄福岡から太宰府まででも17kmを超えるので、ご参考までに。

待っている間に、西鉄福岡からの急行太宰府行きが到着した。この日、午前中に1時間2本設定されている急行太宰府行きを3本見かけたが、3000形はこの運用に充当されているようだ。外から先頭車を見ると、席はほぼ埋まっていたようだ。

やってくる列車を観察していて、同じように見える車両でも4ドア車(左)と3ドア車(右)が混在している事を知った。右の列車は特急で、流石に長距離走るものは3ドアが入っているようだ。

ようやく特急大牟田行きが到着。これまでロングシートの5000形特急ばかり見かけてきたが、ここにきて思いがけず3000系の運用に巡り合った。

車内は先頭車でも立ち客多くして到着したように思ったが、当駅でまとまった下車があり、座れないまでも比較的穏やかな感じになった。もともと前面展望する予定だったので、かぶり位置が確保できれば問題ない。

二日市駅を出て4駅目の筑紫駅の先には、車両基地が広がっている。こうしてみると、まだまだ2000年以前に製造されたアイスグリーン色の車両の牙城となっている。

二日市あたりまでは住宅地が多かったが、いつの間にかこんな田園風景が多く見られるようになっていた。特急なので、このような景色を中を伸びやかに走っていく。

久留米に到着する直前に、3000形の特急とすれ違い。こちらは「水都」仕様車であった。水都は柳川をイメージした特別列車ということもあり、西鉄福岡〜大牟田の特急を中心に、固定運用で充当されているようだ。

ところで、線路の延びる先にだんだんと高い建物が見えてきた。この先の九州自動車道の高架を潜って土手に上がると、甘木線と合流する宮の陣駅、川を渡ると久留米駅のエリアに入る。

久留米駅に到着。主要駅とだけあり、2面4線の立派な高架駅。待避線には、二日市駅を30分前に発車した普通列車が待っていた。

久留米駅に停車時、目を凝らすと隣の花畑駅のホーム屋根が見える。写真で遠くの方に写っている列車が、まさに花畑駅に停車している急行列車。

その花畑駅に停車中、向かいのホームにTHE RAIL KITCHEN CHIKUGOが停車していた。西鉄が運行するレストラン列車で、ランチ11,800円。HPで内容を見てみたところ、十分検討に値する値段設定のように感じた(乗らない人の感覚ですが)。

花畑駅で、西鉄福岡〜大牟田(74.8km)のだいたい中間地点。というわけで、大牟田まで書き通すと長くなりそうなので、続きは次回で。

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