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豊橋まで新幹線でワープ(2025年11月:紀勢本線は長かった)

特に何かきっかけがあったわけでもないと思うが、10月終わり頃から紀勢本線に乗りたいと思うようになった。一度完乗しているとはいえ、見過ごした景色を見ておきたいとも思うし、白浜〜新宮が赤字路線であるため、いつ分断されるかもわからない。そしてオーシャンアロー283系も何があっていつ引退するかわからない。そんな複合的な要因で、乗りたくなったような気がする。

今回少し意外だったのは、紀勢本線には完乗もしていたし、リピートしようと特に思ってもいなかったので、つい最近まで「乗りたいリスト」に入っていなかったということ。何のきっかけで熱が上がるのかはわからないものである。ただ、こういった「乗りたい」と思ってしまったことは鮮度が大事。時間経つと欲求が自然消滅したり、別の「乗りたい」に上書きされてしまう。普段の買い物などなら「2週間寝かして、それでも買おうと思うなら買う」なんてことはザラにあるが、乗り鉄となれば別。行けるなら思いたった時に行くべしということで、よりによって日の短い11月の終わりに乗りに行くことにしてしまった。

前書きはこのくらいにして、今回のスタートは品川駅。

新幹線で出発である。今回は行程上の制約があったことと、白浜〜新宮の区間は外せないという制約のため、往路に飛行機を使うことはできなかった。

次の発車はのぞみ3号であるが、これから乗車するのは6時28分発のひかり631号。もっと早い時間も苦ではないので、のぞみ3号に乗って行く目的地なら6時00分発ののぞみ99号に乗るはず。

10分ぐらい時間があり、朝はスタバが空いていないのでこちらでコーヒーを購入。このコーヒー自販機、注文してから95秒かかるので列車に遅れないよう注意が必要である。この日も実際に、間に合わずに置き去りにされたコーヒーが一個佇んでいた。

今回は時間に余裕はあったが、先客がいたため、終わるのを待っているのをジッと待っている時間がハラハラした。時間かかるだけあって味に文句はないのだが、回転率悪いのは欠点。

ひかり631号はN700S系でやってきた。この列車は、新大阪ひかりが選択停車する小田原と豊橋の両方に停車する、少しだけ変則的な停車駅。とりあえず3号車の自由席、空いているE席を見繕って座った。

この列車、小田原から先は満席だから空いている席に荷物置くなというアナウンスが流れたが、実際はどうだったんだろうか。3号車の自由席を見る限り、窓側は埋まっているものの、次に選択されやすいC席は6割ぐらいしか埋まっていなかった気がする。

この日は富士山が綺麗・・・と思ったら、新富士駅あたりでは雲を被ってあまり見えなかった気がする。

E席に座ると、静岡駅で在来線の様子を観察することができる。373系の姿が見えたが、ふじかわ1号の待機だろうか。この車両もムーンライトながらでよくお世話になったが、それっきりだなあ。

静岡エリアでも主力となっている315系。

ここら辺はこちらもスピードに乗っていて、爽快感のある走りを見せる。

なぜか写真を撮っているが、安倍川だろうか。

浜松駅を通過中。ここも新幹線ホームが在来線と並んでいる。

浜名湖。

そして、豊橋駅で下車。品川〜豊橋のようなひかりの停車駅間にはEX早特1(自由席)が設定されており、前日までの予約で7900円。普通にEX予約で自由席を購入すると8370円であり、前日までに購入すれば少し安くなるといったところ。

ちなみに豊橋は東京からギリ300km以内ということもあり、豊橋で新幹線を切ると新幹線代が少し安くなる。なので、EX早特1を使った上で豊橋〜名古屋を在来線or名鉄線で移動すれば9100〜9300円くらいで名古屋まで行けるので、少しだけ節約になる。節約の中ではコスパはいい部類かと思う。

で、豊橋に着いた4分後に、新快速の大垣行きがあることを確認済み。この電車に乗り、蒲郡から名鉄の蒲郡線、尾西線で新安城に出て・・・のつもりだったのだが、9号車付近にある階段までの距離を見て、早々に諦めてしまった。第一、乗り継ぎ時間が短いのに、ご丁寧に新幹線を見送っているし。

少し時間があるので、豊橋駅の外を少しだけ観察。豊橋からは豊橋鉄道の二路線が伸びており、一路線は路面電車(東田本線)、もう一路線はいわゆる電車と呼ばれる鉄道線(渥美線)。渥美線の新豊橋駅がどこにあるかなあと思って駅前を探してみたところ、ちょっと隠れたところに駅舎が佇んでいた。

入り口は一階。

駅舎内。この先に改札があり、1面2線のホームへと続く。

ここでピンときて、この電車で終点の三河田原に行き、伊良湖岬までバスで出れば、鳥羽までフェリーで行けるじゃん・・・確かにちょうど10時40分のフェリーに乗れるのだが、それで鳥羽に着くのは12時前。今回は先が決まっており泣く泣く諦めることになったのだが、始発のひかりに乗ればこんなルートで鳥羽に出られることは覚えておこう。

そこまでのんびりもしていられないので、在来線の方の改札に戻る。この駅はJRと名鉄が共用しているので、こんな感じの表記になっている。こちらから入場して、鉄路の旅を再開するのであった。

〜ここまでの行程〜

  • 品川6:28 → 豊橋7:48 ひかり631号

(続く)

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