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都心に近い非電化路線へ(関東鉄道常総線の乗車記:後編)

関東鉄道常総線を乗り通し、後は東京へ帰るのみである。わざわざ「後編」と分けたが、まっすぐ帰っただけなのでサラッと終わらせる。タイトルにある常総線の乗車記については以下より。

下館駅からはJR水戸線に乗車する。水戸線は小山〜友部までを結んでおり、両端以外に接続線のある駅は下館駅のみ。そのため、東京にまっすぐ帰るためには、小山駅に出て東北本線か友部駅に出て常磐線に乗ることになる(もちろん、常総線を戻るという手もあるが)。下館駅は水戸線の小山寄り1/3あたりにあるため、素直に小山から帰るのが早い。

というわけで、やってきた小山行きのE531系に乗車して小山駅に向かった。下館駅での階段が小山寄りの先頭付近にあり、そこで待っている人が多かったので最後尾に乗車した。セミクロスシートの車両だったが、一番後ろの4人席が空いていたので、そこで過ごすことにした。

下館駅を発車する際には、先ほど見たSLの先頭を見ることができた。いつか乗ることはあるのだろうか。

下館駅を出たら、車中では帰りの電車などを調べるなどして過ごした。道中は特に変わったところはなく、終点の小山に到着。

小山駅に到着したE531系。水戸線に乗車したのは実に15年ぶりぐらいで、まだ415系の牙城だった頃。その時に乗車したのはステンレス車で配色はE531系と同じなので、車両は変わっても見ている景色は似たようなもの。

乗車したのはE531の3000番台(がある編成)。E531系は元々常磐線用として誕生したが、東北本線に入るときに増備した車両は寒冷地仕様となった。3000番台はそんな区別があるらしい。

さて、小山からは東北本線で帰る・・・つもりだったが、10分の接続で新幹線が来るようなので、そちらで帰ることにした。

小山には、「なすの」か「やまびこ(各駅停車型)」のどちらかが1時間おきに停車する。今度来るのは郡山始発の「なすの」。上の発車標を見るに「なすの」の方が自由席が多いので、どうせなら「なすの」に来て欲しいところだろう。

小山駅のホームで待つ間、向かい側をE2系が通過していった。上越新幹線からは来年春に引退することが発表されたが、東北新幹線ではまだ数年見られそうである。

乗車する「なすの」が到着した。こちらはE5系。あまりマジマジと見たことはないが、東海道新幹線のN700系を見慣れているからか、先頭部の細い形状が異様に長く見える。

側面のLED。JR東日本は路線別にカラーを分けているため、「はやぶさ」などと同じ緑色が使われている。

さて、先頭で写真を撮っていた兼ね合いで1号車に乗車したが、これは選択ミスだった。先頭部の独特の形状に加え、化粧室などがあるために客室は狭く、座席は6列しかなかった。座れないわけではなく、パッと見て50%程度しか埋まっていなかったのだが、わざわざ座っている人を横切って席をとることはないかなと思い、デッキに立つことにした。2号車からも人が流れてきたので、どこもそんな感じなんだろう。

小山駅を出るとすぐに水戸線が東に分かれていった。

上越新幹線が合流し、ニューシャトルが新幹線の高架を挟むようになると、間も無く大宮駅である。

新幹線からは大宮駅で下車。JRの目的地が品川駅なので東京駅まで乗り通そうか迷ったのだが、小山〜大宮の自由席の安さ(隣駅間の自由席料金は特例で安めに設定されている)に負けて大宮駅に決めた。小山〜大宮だけでも在来線と比べて30分近く短縮できるため、十分である。

この時はSuicaで乗っていたため、色々と面倒になったら東京まで乗るつもりではいたのだが。

大宮からは4分の接続で上野東京ライン。もしも小山から東北本線に乗っていたら、小山駅16時26分発の湘南新宿ラインに乗って大宮駅には17時15分着、大宮からは17時17分発の上野東京ラインとなるので、20分近く節約したことになる。

40分近く乗るため、グリーン車にした。グリーン車に乗ると反射的に1階部分に来てしまう。

これで品川まで乗車して今回の行程は終了。突然の思いつきだったが、長らく行こう行こうと思いつつも実現できていなかった常総線に乗車できて満足であった。

(おしまい)

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