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2014年8月:沖縄離島めぐり(最南端の有人島へ)

離島めぐりも3日目。前日の様子はこちら。

3日目は、朝早くからまた違う離島に向かう。朝一の波照間島へのフェリーに乗るためである。波照間島は他の離島が集まっているところから少し南に外れたところにあり、波の荒い沖に出る上に、所要時間も90分程度と長めである。 これまでは少し広い客室を備えたフェリーだったが、今回は3列ー3列の少し小さめの船であり、なんとなく別格な雰囲気を醸し出している。乗客は満員近く、とても盛況だった。

いざ船出となると、予想以上に揺れる船体。特に外洋に出てからが激しかった。出航前、波の高さが1.0〜1.5mと出ていた気がするが、その波を正面から受けていく。波を受けるたびに船は前後に大きく揺れ、周りの乗客も次々とダウンしている模様。おそらく前の方がモロに波の影響を受けるので、前に乗らない方が良いのは確かだろう。行かれる方は酔い止め対策をしっかりと。

限界との境目を彷徨うこと数十分、波照間島に到着。げっそりしていたが、島に着いてしまえば立ち直れる。港すぐそばのレンタサイクル屋で自転車を借り、島めぐりを始めた。

港すぐ近くには、「ニシ浜」と呼ばれるビーチがある。八重山諸島にあるビーチの中でも最も綺麗と言われるビーチ。10時すぎでほとんど人がいなかったので、ビーチに降りてのんびりと過ごした。

こんな色のビーチは見たことがない。写真の時刻を確認すると、30分ぐらい滞在していたようだ。ずっとここで過ごしていた気持ちもあるが、この島に来たら是非とも行かなければならないところがあるので、そろそろ引き上げる。

レンタサイクルで移動。これまでの離島に比べて、一段とゆるい雰囲気。

平坦な一本道と、その先に見える海。こんな道がずっと続いていた。所々でバイクに抜かれたが、そこまで小さい島でもないので、1日で色々と周るならばバイクの方が便利そう。(ニシ浜に降りるときは結構な坂だったが、基本的に内陸は平坦な道が多かった)

自転車で30分以上かかり、着いたのは日本最南端の碑。 日本の最南端の島ではないが、「自由に足を踏み入れることのできる」との注釈がつけば最南端。というわけで石碑が立っていた。ちょうどお昼時で陽が高く、草の緑と海の青が美しい。どこから来たのか、意外と多くの人が訪れて写真を撮っていた。

石碑を少し遠目から。波照間島がポツンとある島であり、少々荒い船旅を経ないとやって来られない分、最果ての地に辿り着いたという到達感が半端ない。

先程の石碑の近くには、「平和の碑」がある。ここまで来て、奥にある先程の写真の碑を見逃さないよう注意されたし。

昼過ぎの便にて帰るので、他の観光地はあまり寄らずに港に戻った。途中に空港があったので調べてみると、2008年まで定期便が就航していたようだ。船も波や風の影響で欠航の可能性もあり、石垣島からも距離があるので、確かに飛行機があっても良いような島である。だが飛行機が飛んでいない以上、帰るにはどうしても船で帰らなければならない。行きが大変だっただけに、船酔いを警戒して恐る恐る船へ乗船。だが、行きとは逆に波に乗っている方だからか、帰りについては特に問題なく石垣島まで帰ることができた。

波照間島、時間の流れがゆっくりに感じ、非日常を味わえる。期待以上の島であった。再訪にはハードルが高いところだが、できれば民宿などに泊まってみたい。星空もさぞ綺麗だろう。

(つづく)

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