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特急きりしま13号乗車記【南九州へちょいと乗り鉄⑤】

志布志から日南線を乗り通し、南宮崎駅に16時10分に到着。前回はこちら↓

さて、この旅はもちろん日帰りなので、最終的には飛行機で東京に帰る予定。この日のために購入した飛行機は、福岡空港を21:05に出発するJA332便。南宮崎から福岡空港までは鉄路で向かうことにした。予定変更などの可能性も考えて宮崎空港19:40発(福岡行き)の飛行機も予約してあったのだが、宮崎周辺で3時間潰すのも大変そうだし、南宮崎〜鹿児島中央間に乗車したことがなかったので、素直に鉄路にしよう。ってか、行きの飛行機で旅程を考える時、この飛行機の予約存在を忘れてたな・・・

南宮崎からは特急きりしま13号に乗車する。

にちりんシーガイア14号は博多到着が22:04であり、流石に飛行機には間に合わない。

先に入線したのは、博多行きのにちりんシーガイア14号。あちらの方が発車は遅いが、この駅で10分停車するので先に入線してきた。

なお、この駅から宮崎駅に行く場合は特急の自由席に乗車することもできる。宮崎空港〜宮崎間に限っては、特急券無しで自由席に乗車できる特例が設けられているのだ。先ほど南宮崎までの日南線で同乗した大多数の乗客は、このすぐ前を走っている特急きりしまで宮崎に向かったものと思われる。

字幕をズームで撮影。787系もフルカラーLED化され始めているので、こういったものも見られなくなってしまうのだろうか。1号車はグリーン席とあるが、DXグリーン席やらグリーン個室やら設定されている編成かと思われる。

さて、乗車するきりしま13号も入線してきた。こちらは4両編成、1号車が半室グリーン、2号車までが指定席、3〜4号車が自由席となっている。

きりしまの側面表示。「ワンマン」の表記がある通り、この列車は基本的にワンマン運転となっている。

いざ787系に潜入。

とりあえず入ったら、こんなスペースを発見。自販機は営業休止しており、向かいのスペースはカーテンが固く閉ざされており、中が見えないようになっている。両方ともデッドスペース。年季の入った車両は、昔は何か営業してたんだろうなあと伺えるスペースが多い気がする。

この列車は特に混む予感もしなかったので、自由席で購入している。4号車に乗ると窓側も結構余裕がある状態だったので、左側の適当な位置に陣取る。

インテリアの感じ。収納扉付きの荷物棚なのですっきりとまとまっている。

座席はこんな感じ。窓は1席1席で区切られており、窓割を気にする必要がない。

フットレストを撤去したような跡がある。そして昔の列車らしく、壁際に邪魔な段差があるのが難点。

ちょうどシートポケットに路線図があった。今回の旅は、大隅半島の太平洋側にある志布志駅から宮崎駅の手前まで上り、そこから左の鹿児島中央駅に向かって進んでいる。現在乗っている特急きりしまは、その道中の大半が県境の山越えで、最後に錦江湾に出る感じ。

座席周りの観察はここまで。

南宮崎駅を出ると、先ほど見た車両センターを見ながら、日南線と別れていく。その後すぐ、宮崎の通勤圏内と思われる清武駅に停車した。ここで降りた人が少々いた気がするのだが、普通列車の本数が少ないばかりに特急を使わざるを得ないのは大変だ。

清武駅を出ると、30分ほど無停車の区間が続く。

通過の最中にたまたま駅舎を撮れた、三股駅。少し洒落たデザインの木造駅舎が目を引く。

都城駅に到着。この駅は吉都線との乗り換え駅である。吉都線も、1日9本しかないうえに昼間はぽっかりと空くようなダイヤで、なかなか乗りづらい路線。あちらに止まっているのは、特急きりしまの後に発車する普通列車かな?

都城駅を出ると、高架をぐんぐん登っていく。

西都城駅に到着。こちらは立派な高架駅になっている。結構昔から高架化されていたらしい。高架イコール都会とも限らないのだが、どうやら都城の中心地へは、都城駅よりも西都城駅のほうが近いらしい。そういえば、鹿児島駅のケースも、西鹿児島駅の方が栄えているような気がする。

西都城駅を出ると、左に分岐している高架が見える。これはおそらく志布志線の跡だろう。

西都城駅を出ると、霧島神宮駅まで30分弱止まらない。この間に、県境の山越えをする。外を見ていても、だんだんと山に囲まれてくるのがわかる。

北俣駅に運転停車。ぱっと見で民家など見当たらなさそうな場所であり、実際に1日数人しか利用がない駅のようだ。

ただ、この駅に止まったのは宮崎行きの特急と交換するためであり、運行上は意味を持つ駅のようだった。

この区間は同じような景色が続いたのであろう、あまり写真を撮っていなかった。

霧島神宮駅に到着。朱色の柱は、いかにも神宮をもとにデザインされたものである。

高架になっているが、おそらく朱色になっている建物が駅舎なのだろう。

と思ったら、確かに「霧島神宮駅」と朱色の文字が掲げられていた。上の写真では見づらいかも。

この駅は名前の通り、霧島神宮への玄関口にはなっているものの、実際に参拝しようとしたらバスやタクシーを使わないといけないぐらい離れているので要注意。

山越えしてきて少し標高が高いからか、国分駅の手前では住宅地を見張らせるような景色が広がった。

隼人駅に到着。停車しているキハ40形は、肥薩線の吉松行き。これに4駅乗った先の嘉例川駅が、鹿児島空港の最寄駅なのだが、バスの本数が少なすぎてアクセスの難易度はかなり高い。

隼人駅の次は加治木駅に停車。ここら辺から結構人が増えてきた。この翌日も休日であるからか、鹿児島市街地へ遊びにいく人も多いように見受けられた。また、ここら辺の駅に関しては、鹿児島への通勤時間帯に合わせて特急きりしまが停車するようになっており、鹿児島への通勤・生活にも普通に使われている様子がわかる。特急料金も少し割安に設定されている区間でもある。

重富〜仙巌園駅あたりは、山が海の方に迫り出している難所っぽい地形となっており、道路と線路がビタっとくっついて海沿いを走っている。この雰囲気はなかなか良い。

鹿児島駅に到着。ここは素通りしたことしかないが、駅前に路面電車の駅が見えるぐらいで、中心地ではない感じがする。

鹿児島駅を出ると、数分で鹿児島中央駅に到着(南宮崎駅から2時間強かかった)。多くの乗客に巻き込まれないように早めにデッキに向かい、到着したらいそいそと新幹線ホームへと向かった。

(続く)

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