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南東北をぐるりと一周旅:いわきから常磐線を海沿いに南下

前回は磐越東線でいわき駅までやってきた。

ここからは水戸方面へ南下する。

次の水戸行きは6分の接続で9時42分発。昼間は1時間に1本程度なので、接続はかなり良好。なお、次のひたち10号からは水戸まで逃げ切れる。特急に篭ってもあまり面白くないので、とりあえず普通列車に乗車した。

今回乗車したのはE501系の5連。25年ほど前に4編成だけ製造された系列で、元々は15両編成として上野口で運用されていた。京浜東北線で使用されていた209系をベースに、交流用の車両として製造されたものだが、ドレミファインバーターを搭載しているのが印象的。乗車する機会があった際には耳を凝らして聞いていたものだ。

しばらくは前面から景色を眺めていた。いわき以南は複線が整備されている。また、線形も良いので駅間は速度もしっかりと出す。堂々たる主要路線である(ただし本線ではない)。写真は途中ですれ違った仙台行きのE657系。今回も結局E657系に乗ることはなかった(昼頃に東京に戻る予定だった時は、水戸から乗るはずだった)。

勿来の関で有名な勿来駅。

勿来駅と大津港駅の間では少しの間だけ海が見える。関所というからには山が海の方まで迫り出している地形なんだろうと思い、ここら辺で山の中か海沿いを走るのではないかと期待して前面展望をしていたのだ。何しろここを通ったのは15年ぶりぐらい前で、しかも基本寝ていて、記憶にあるのは「目が覚めた時にどこかの海が見えていた」という程度なので、実質初めて見る景色である。

海から離れると、また少し山深くなった。

勿来駅の先は県境にもなっており、大津港駅から茨城県に入る。磯原駅、南中郷駅、高萩駅と一駅ずつ見送ったところで、ぼちぼち前面展望をやめた。高萩駅は運行上の折り返し駅となっていて行き先でよく見るのだが、1面2線のこじんまりとしたホーム構造だったのは意外だった。

日立あたりから先は混む一方だったので、景色もそこそこにこの後の行程について、時刻表と睨めっこしながら調べていた。水戸まで行かず、勝田で一度降りて「ひたちなか海浜鉄道」に乗れそう。というわけで、水戸の一つ手前、勝田にて下車することにした。

11時07分、勝田駅に到着した。

(つづく)

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