もともと連休は出かけないポリシーなのですが、今回は少し悩んだというボヤキです。
連休中の遠出というのは、どこに行っても混雑、飛行機も高い、予約もなかなか取れないというのが相場で、基本的には巣篭もりしているか近場で普段通りの生活をするようにしています。混雑を見るだけでうんざりしてしまうので、快適な旅行をするためにはヒトと違った動きをしないとなあと心がけています。どうしても所用で出かける用事があって羽田→広島の移動をした去年10月の3連休、飛行機は周辺空港行きが会社問わず全て満席(粘って奇跡的にANAのPクラスをとれた、1.5倍ぐらい払ったが・・・)、新幹線グリーンすらなかなか取れない、保安検査も優先レーンすら長蛇の列との状況で、身を以て感じました。
ただ、最近は世の中的に「お出かけしよう」という空気が出てきている上に、航空会社の方も需要を見ながら思い切って減便したりしているため、今後の週末便は比較的埋まっていくと予想しています。なので、前述したような事を言っているとお出かけするタイミングもなかなか掴めなくなってきてしまうのですが、昔から「混雑」と聞いただけで動く気が失せてしまう性格のため、これはこれで仕方ないと割り切っています。
・・・・が、連休中については、これだけは最後まで行こうかどうか悩みました。というのも、最終日の新千歳から羽田のJAL便を見て欲しいのですが、
JAL508便とJAL596便の2つが、国際線使用機材となっています。
昨今の事情から出番が少ないと思われる国際線機材を遊ばせておくのも色々と良くないからか、夏シーズンからB777の国際線機材がちょこちょこ幹線に入っています。(この日は福岡、伊丹、沖縄にも入っていました)
B737やB767の国際線機材が国内線運用に入ることはまあまあ見かけますし、その場合は「席は(多分)クラスJより少しいい程度、でもWiFiが使えないのか」と避けるのですが、B777の国際線機材といったら事情が違います。公式HPから座席配置を引っ張ってきたのですが、
(JAL 公式HPより)
※ビジネスクラスが7列目まで、以降エコノミークラスの2クラスの場合もあります
B777-200ERにはJAL SKY SUITEが実装されています。B772のJAL SKY SUITEは、日本の飛行機では珍しいヘリンボーン型となっています。
(JAL 公式HPより)
座席の間に三角形の空間があり、この中で(後ろの席の)左右の人が、足を上下で交差するように伸ばせるようになっていて・・・とリアルな表現はするもんではないですが、とりあえずフルフラットにできるシートなのです。内向きにしてプライベート感を持たせつつ、フルフラットながらも前後の間隔を詰められる、なんとも(航空会社にとって)コスパの良さそうな座席です。これをクラスJの料金で体験できるとなれば貴重な体験になるぞ、ということで乗ってみたいと思っていたのでした。
で、実際に画策してみたところ、連休の最終日なので羽田→新千歳でこの席を取るのは簡単なのですが、どうも帰って来る飛行機に不自由してしまい、困っていました。上の画像は当日の朝時点での予約状況ですが、開いたタイミングでたまたま数席空きが出来たような感じで、もう午前中から満席です。少し前に一度サーチした時は、JALは13時発まで、ANAも15時ぐらいまでの普通席は空いていたのですが、それだと単純に往復するだけになってしまう上に、満席の詰め込みフライトを(しかも普通席で)帰ってくることになり、想像しただけでゲンナリしてしまいました。これでも修行中の身だったら行ったと思いますが、もう解脱した身です。せっかく行ったら鉄道も絡めたいとか思ってしまい、だったら滞在時間ももう少し欲しいなとなり、ならば何もこんな無理して連休に行くことはないと、もはやSKY SUITEのことは置き去りにしたような思考回路になってしまったため、そのままお流れにしてしまいました。(最終的には、JALのファーストクラスに乗って帰りたい、になってましたし。ここまで混んでいると、FクラスとかANAのPクラスとかを確保したいという気持ちが強くなってしまうので)
とは言っても情勢は刻々と変化していて、国際線も徐々に便数が増えてきていますし、このような運用も今後は少なくなると予想されるので、興味を持たれた方は乗れるうちに乗ってしまうことをお勧めします。
ここでは紹介しませんでしたが、新千歳ー羽田にはこれよりももっといい個室のビジネスクラス(ヨーロッパ線などで使っているもの)を備えたB767が飛んでいたようです。そちらの方がレア度は高そうなので乗ってみたいのですが、関東を拠点とするには使いづらい時間なので割愛しました。
ここまでボヤキに付き合っていただきありがとうございました。自分のお出かけスタイルとかもきちんと文章にしたことがなかったので、こういうのも書いてみるのは面白いものです。
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