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2019年冬:国内未踏の地へ(夜中の山間を高知まで)

2019年の1月、家庭の用事で岡山の方へ行く必要が出てきた。この日は用事も多く、終わるのが夕方。東京に帰ると夜もいい時間になってしまい、また翌日も休みなのでどうせならと足を伸ばして一泊してから帰ることにした。

実は国内で一回も行ったことのない県が一つあり、それが高知県。1年前に徳島に行き(ほんとに行っただけ笑)、多度津〜松山と予讃線を抜けたので、今回は四国西側の残り3/4周を乗り潰し、その途中で高知に訪れることにした。

岡山へは飛行機で行くので、朝は京急の羽田空港駅へ向かった。

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京急に乗ると(羽田空港行きの)前の階段がANA、後ろの階段がJALと別れる。今までは当然のように右の方に行っていたが、今回は左の方に向かう。

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まだ慣れない第二ターミナル。岡山へ所用がある時は時間勝負なので、始発便の早いANAを使う。始発の新幹線と同じような時間に着くのだが、新幹線に乗るならば拘束時間の短いANAの方が断然楽。

ANAでは何もステータスを持っていないため、優先保安検査やラウンジが使えないのは不便に感じる。JALでの優遇が当たり前になってしまうのは恐ろしい。ただ、羽田空港に関してはANAラウンジが使えなくともクレジットカードのラウンジが優秀なので問題ない。

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保安検査内にクレジットラウンジがあり、ここでは軽食でベーグルを食べることができる。ANAラウンジだとアルコールは飲めるものの軽食はなく、あられ類のみとなる。クレジットカードのラウンジの難点としては、混雑することが挙げられるだろう。係員が空席を案内しているほどのこともあった。

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ゲートは71番。岡山便の中では近い方かな。

第二ターミナルはコの字型のターミナルをしていて、その内側にメイン路線の飛行機などが駐機するようになっている。コの字の角の部分に飛行機の入り込めないデッドスペースが出来てしまい、両端のターミナルがその分遠くなってしまう気がするのだが、どうだろう。とにかくゲートまで遠い。

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今回の飛行機はA321。A321neoを期待していたが、個人用モニターがないのでA321ceoだと思われる。3-3の単通路というのは小型機でよく見られるが、B737-800と比べても30名ほど定員が多いように、胴体がなんとなく長い気がする。非常口が間に2つあり、その部分で左側にパーティションが入っているので、ぎっしり詰まっている感じが緩和されてほどよい居住感。右側は座席がずらっと並ぶため、角度によって見え方は違うかもしれない。

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久々に右側に乗ったので05からの離陸後、羽田空港が右下に見える。冬晴れのいい天気である。

岡山空港からはリムジンバスに乗り、岡山駅へ向かった。これに乗ると岡山には9:30頃に到着する。品川の始発のぞみに乗っても岡山に着くのは9:04着であり、まあまあ許せる範囲内。これから向かう役所の窓口は8時30分から開いているので、どのみち朝一には乗り込めない。

所用を済ませ、夕方に向かった先はこちらのホーム。

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マリンライナーで四国に向かう。これから宿泊先の高知に向かうのである。高知に乗るのならば岡山から特急「南風」に乗るのが手っ取り早く、また結局はこの後に岡山を出る「南風」に乗ることになるのだが、JR四国管内でしか発売していない切符を買うために、どこかの駅で一旦下車する必要がある。そこで、マリンライナーで先回りをしようというわけである。

岡山駅を出る時はそこそこ混んでいたが、宇野線内(岡山〜茶屋町)にてだんだん乗客は減っていき、岡山県内の通勤路線として利用されている様子が窺えた。茶屋町を出ると120-130km/hと快足を飛ばし、瀬戸大橋に入っていくが、すでに真っ暗になってしまったため、海などの景色を楽しむことは出来なかった。

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降りたのは瀬戸大橋を渡ってすぐの坂出駅。こちらで一旦改札を出て、急いで切符を買った。あえて書かないが、察しのいい方なら何を買ったのかわかるだろう。

瀬戸大橋から予讃線への合流部分はデルタ形状となっており、予讃線と合流直前に分岐して、目的地が西か東かで走行する線路が変わる。マリンライナーは、高松方面へ向かうために東向きに合流して坂出駅に入っていくが、高知への特急は西向きに合流して宇多津駅に向かう。つまり、岡山から来る高知行きの特急は坂出駅で待っていても来ないので、特急の止まる宇多津駅まで出なければならない。

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今回のように、高松方面から岡山始発の「南風」に乗るためには宇多津駅などまで出て乗り換える必要があり、接続する列車は「南風リレー号」とわかりやすい愛称が付与されている。

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やってきたのは7200系。貫通扉があること以外は、よくある国鉄車両のような気がするが・・・JR四国の車両はオリジナリティーが高く、馴染みがないのであまり理解できていない。

一駅乗ってやって来た宇多津駅。5分の接続で南風に乗り継ぐことができる。緩急接続をとる駅はもう少し先の多度津だと思われるが、少しでも長く特急に乗っていたいため、宇多津駅で乗り継いだ。

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「南風」に使われているのはこちらの車両(当時)。

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LEDを見ただけで、かなり前に製作された車両であることを思わせる。

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今回乗るのはグリーン車の一人席。

是非とも前面展望の見える最前列を取りたかったところだが、あいにくの夜なので後ろの方の席で本などを読みながら大人しく過ごした。今回は位置情報と地図で走っているところを想像するのが限界だったが、本来は峠越えの風光明媚な景色を楽しめる路線かと思われるので、また明るい時間帯に再訪したい。(高松駅に宿泊して翌朝の特急で高知に向かうというプランも考えたが、高知ステイの方を優先した)

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高知駅に到着。色々な情報で高架駅だということはなんとなく知っていたが、木製のアーチがかかっているとは知らず、印象は思い描いていたものと少し違った雰囲気の駅舎。到着したのは22時ごろと夜遅く、また繁華街は少し離れているからか駅前はほとんど人がおらず、ガランとしていた。

ホテルは帯屋町一丁目商店街のアーケード通り沿い。「とさでん」で2駅目の「蓮池町通り」電停から徒歩5分と案内にあるが、地図を見る限り高知駅からも歩いて行けそうだったので、歩いて向かうことにした。

つづく

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