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2019年11月:A350に初搭乗(往路編)

2019年の9月1日からJALが羽田ー福岡線でA350の運行を始めました。A350自体は海外のエアラインが導入していますが、日本のエアラインでは初めてです。代表的なところではフィンエアーが日本線で導入しており、他の人の搭乗記など読んでいると、A350はかなり高い評判がなされていた。中でも機内の開放感や静粛性が特徴のようでした。機材自体もほとんど不具合も起こしたことがないようで、新時代の飛行機としてエアバス社の傑作であるという印象を受けました。そんなA350に搭乗してきました。

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待ちに待ったA350。導入初日といったプラチナチケットを狙うことは特に考えておらず、9月の終わり頃の落ち着いた頃にひっそりと搭乗しようと思っていた。しかし、実現するまで一筋縄ではいかず、最初に予約していた9月の3連休には九州地方が台風のため欠航になってしまい、延期先の10月の3連休では関東地方が台風のためまた延期。2カ月待って、11月の3連休にようやくの初搭乗となった。そうこうしているうちに、A350もロゴの色違い3機(赤、シルバー、緑)が揃い、運用も増えてきた。日帰りの予定なので羽田発は初便とし、福岡からの帰りは違う機材にあたるように調整した。

羽田の初便は6時15分発。家は羽田からそこまで遠くない場所ではあるのだが、それでも始発でないと乗れないような早朝便。11月だと出発する時間はまだ真っ暗である。

羽田空港には5時30分ごろに到着。予約したのは普通席なので、まずカウンターに立ち寄り、上のクラスの空きを伺った。クラスJには2席ほど空きはあるようだったが、通路側。搭乗客は全体的に1/3ぐらいようだったので、普通席の方が快適と判断し、そのままにしました。(Fクラスも空きがあったような気がしたが、空いていたとしても窓側がまず取れないと思われたので聞かなかった)

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搭乗は11万ゲートから。なんとなく夜の空港っぽい雰囲気である。

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初めてご対面するA350。翼の形状、機体が縦に長い楕円形、そしてコックピッドの窓のデザインが特徴的である。

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11番ゲートならばラウンジから見えるのではないかと思い、サクララウンジに行って外が見えるカウンターに陣取った。A350を横から捉えられるような良い位置に駐機している。A350のロゴがシルバーなので、これから乗るのは2号機のようだ。

搭乗開始前にゲートに戻り、優先搭乗を待った。(当時)ステータス持ちは全て同じタイミングで搭乗できたのだが、JAL国内線が久々だったために2番目の案内を待ってしまった。それも最近、ANA国内線やJAL国際線、JAL東阪線など、ダイヤモンドとそれ以外が区別されるような場面ばかり続いていたためである。乗客の少ない機内を撮れるチャンスだったのだが、何人かに先を許してしまった。

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とはいえ、最後尾の方を指定していたため、一番後ろの部分は一番乗りであった。A350では新たなデザインを採用したとのことだが、確かにこれまでの黒い艶々の革張りだった普通席とは様子が違った。

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客室を前から見ると黒っぽい色調だったが、後ろから見ると白が基調の明るい雰囲気に変わる。各座席にモニターがついたのも(国内線用としては)この機種から。

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モニターには座席番号が表示されている。なお、ここで出てくる画像は、飛行機の目的地にまつわる名所の写真である。

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座席の下にはこのようなポケットがあった。これまでは機内誌などが入るポケットのみだったが、フリーのポケットがあるのは非常に使い勝手が良いように感じた。旅行にはコンデジを持ち歩くことが多いため、このようなポケットがあるとありがたい。

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プッシュバック開始。よく見ると、他のスポットにもA350が駐機していた。機体の後方にロゴがないので4号機のようだが、緑のロゴをあしらった3号機が飛来したとのニュースをついこの間に見た気がしただけに、もう運用についたのかと驚いた。4号機はすぐに嵐ジェットに変貌を遂げてしまったため、束の間のプレーンなデザインである。

離陸する頃にはすっかり朝になった。離陸から巡行まで音に注目していたのだが、なんとなく高音域がカットされていて静かに感じた。今回の旅はA350で往復することをコンセプトにしていたのだが、音を比較するために帰りはB777の同じ位置の座席を取っても良かったかもしれない。

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左側の座席を取っているので、上空から富士山を眺めることができる。離陸から巡行まで、なんとなく高音域がカットされていて静かに感じたの。

さて、A350のモニターには飛行機ファンなら夢中になるような楽しい仕掛けがあった。

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1つ目はフライトマップ。こちらは3D地図に、速度や高度などの情報が入ったもので、常時オンにしているだけで楽しめる。もちろん、画面をスクロールさせることで360度方向の地図を確認することができる。

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もう一つは機外カメラ。機外カメラも2箇所についており、こちらは垂直尾翼のカメラ。自分が乗っている飛行機を見るのってなかなか不思議な感じである。

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もう一つは前輪の後ろの方にあるカメラ。 前方の景色を見ることができるため、離着陸の時に見ていると楽しかった。

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ランウェイにタッチダウンする直前。操縦士の目線・・・とまではいかないが、このようなアングルで楽しむことができる。

一つだけ不思議だったのが、タッチダウンしてからスラストリバーサーの音が全く聞こえなかったこと。これは静粛性の一環だとしたら、ここまで静かなのかと非常に驚くところなのだが、実際はどうなのだろうか・・・

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 到着後。モニターがこのようになっており、演出も凝っていた。

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朝は暗くてうまく撮れなかったため、最後に乗って来た機材を一枚。隣には緑の3号機が駐機している。

帰りは16:00の便を予約している。予約しているのは普通席であったが、福岡空港についた時点で空席を調べるとクラスJに1席のみ空きがあったため、急いでカウンターに向かった。空席は通路側だったのでクラスJへ早速アップグレードし、同時にファーストクラスへの空席待ちも入れておいた。ファーストクラスでは一応種別Aの先頭をとれたのだが、種別Sが入るとダメだろう。結果はまた後日の記事にて・・・

さて、ほぼ定刻に到着したので、帰りの便までの7時間ほどを前もって計画していた乗り鉄に充てることにした。

つづく

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