2019年の冬、岡山県某所に出かける用事ができました。今回の所用は自分のペースで進められるため、朝はなるべく早く出かけることにします。朝一に岡山に着くためには東京6:00発か品川6:00発の新幹線に乗るのが一番確実です。ただ、新幹線に3時間以上ずっと座っているのはしんどいので、飛行機を使いたいところです。今回はちょっとイレギュラーな感じの往復となったので、記事にしてみました。
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朝、まず向かった先は羽田空港。今回の便に乗るためには羽田空港に6時ぐらいには着いてなければならず、新幹線に乗るよりも圧倒的に不利なスタートである。そこまでして朝早く羽田空港に来たならば、クレジットで入れるエアポートラウンジで朝ごはんを食べておきたいところだったが、6時の開店を前にして行列が出来ていた。ラウンジに10分ほどしかいられないのだが、入るのにも時間がかかりそうなのであえなくスルーした。
今回の出発ゲートは67。南ピアの最果てである。
乗るのは神戸行き。羽田ー神戸はJALは就航しておらず、ANA(とスカイマーク)が飛ばしている。神戸のポートアイランドに行く時には重宝する便であるが、ANAは早朝と夜遅くの2便と新幹線に優位を保てる時間にしか飛ばしていない。
機材はA321neo。前にA321に搭乗した時はceoだったため、念願のneoである。
A321neoは全席にモニターがついている。搭乗時は全てこのような画面になっており、色使いもANAらしい青っぽい感じにとなっていた。
JALのA350と同じく、最近の座席はポケットが多くて助かる。
12月なので、6時25分の便は真っ暗の中の出発となる。明るくなる前から活動していると一日を有効に使えている気分になる。
離陸し、羽田を真下に見る頃には結構明るくなってきた。
搭乗率はパッとみた印象で6割ぐらい。朝早いため、搭乗客の多くがお休みモード。
東京から伊丹に向かう時は静岡県の南側を通るが、神戸に向かう場合は広島、福岡などと同じように北側を通る。なので、富士山なども見えず、ひたすら山の機窓となる。
兵庫県の上空。神戸空港へは、明石や加古川の北の方をぐるっと回り込み、西側からアプローチする。羽田では東向きに離陸し、神戸へは西から着陸、距離だけ見れば無駄の多いルート。
着陸前には明石海峡大橋も見ることができる。また今回は写真を撮らなかったが、A321neoもA350と同じく機外カメラで前方などの景色を確認することができる。最近のエアバスの標準装備のようだ。
神戸空港に着陸。スカイマークの拠点だけあって、スカイマークのB737が多かったが、ソラシドエアなども駐機していた気がする。FDAも就航したばかりで、賑わってきている。コンパクトな空港で三宮へのアクセスも良いので、人気があっていい空港だと思う。
神戸空港の出口を出ると、徒歩1-2分のレベルでポートライナー乗り場に行くことができる。あいにく電車が入ったばかりなので、海の上の寒いホームでしばらく待っていた。
乗る電車がやってきた。ホームの北側を見ていると、1駅前から橋を渡って空港にやってくる様子がわかる。
ポートライナーは座席が埋まるぐらいの人数だったため、三宮まで前面展望をしていた。ポートアイランドから三宮に向かう乗客が意外とおり、電車は少しずつ乗客を増やしながら、JR三宮駅の南側に到着した。
ここからはJRの駅を挟んで反対側の地下鉄の駅に向かうが、朝のためか人も少なくて歩きやすく、すんなりと地下鉄のホームにたどり着いた。
ここから一駅、新神戸まで乗車する。
1000形に一駅乗車(新神戸到着後に撮影)。編成番号で調べたら、1983年に運用された車両らしい。1000形も6000形への置き換えも始まっているようで、この車両に乗れるのもあと少しかもしれない。
新神戸に着いたら駅で朝ご飯を買い、ホームに向かった。
ここから乗るのは「のぞみ1号」、東京駅を6時に出る新幹線である。羽田6時25分の飛行機でこの新幹線を先回りしたことになる。岡山に着くのは同じでも、ずっと新幹線に座っているより楽しいのは間違いない。
N700系が入線してきた。こう見ると車高が低くてスピード感あふれるデザインで、かっこいい。
乗るのは6号車。東京から岡山の長距離を乗る際はグリーン車のことが多かったが、今回は短距離のため普通席。1年ぶりぐらいのような気がする。
乗客も少ないことがわかっていたため、あえて普段座らないA席側を指定してみた(グリーン車は2-2なので、日が差さない時間ならA席でもD席でも気にせず指定していたが)。今回A席に座って景色を眺めていたため、須磨あたりで海が見えるのを初めて発見した。
落ち着いたら朝ごはんを食べる。Nickという精肉屋が出しているカツサンド。神戸なのにビーフではなくポークにしたのは、単にケチったため。
一つだけ食べた後の写真で恐縮ではあるが・・・結構肉厚で食べ応えがあった。
お腹いっぱいのはずだが、短時間の乗車にもかかわらずワゴンサービスに巡り合うことができたため、コーヒーとおやつ。この日はいつ昼食を取れるかわからなかったため、お腹を満たしておくに越したことはない。
色々食べたりしていると早いもので、新神戸から30分で岡山に到着した。ここから急げばすぐ発車の山陽線に乗り継げたのだが、お土産購入のため一本落とした。帰りは岡山には戻ってこないためである。
ホームでしばらく待っていると、列車待ちの長い列ができていた。ダイヤ改正のたびに本数が減ってしまうので、混雑は避けられないか。席確保のため、珍しく列に並んで入線を待った。
乗車するのは117系。2ドアの転換クロスなので座席数には余裕があるのはいいところ。これに乗り、目的地に向かった。
(つづく)
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