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2018年3月:雪の残る北海道へ(余市で蒸留所見学)

北海道旅行の2日目です。前回はこちらから

この旅行は1泊2日であり、夜の便で新千歳から東京へ帰る。午前中には余市の蒸留所見学を行う予定にしていた。そのため、1日目はどうしても網走から脱出しなければならなかったのだ。ちなみに、この蒸留所見学というのは秋の旅行の伏線になっている。

余市までは列車にて向かう。函館本線で小樽方面へ向かい、小樽で乗り継いで3つ目が余市なのだが、この小樽〜余市の本数が1時間30分に1本程度と非常に少ない。そこで小樽9時38分発の列車に照準を合わせて10時30分からの見学を申し込み、8時30分ごろにホテルを出ることにした。なお、ガイド付きの見学を希望する場合は数日前までの予約が必要なので、注意されたし。

出発が8時30分と余裕があるため、ホテルで朝食を取ることにした。最近は朝食の内容がホテル選びの基準の一つとなっている。

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プレートが9つに分かれていたので、ちょこちょこと気になったものを乗っけてみた。北海道は、いくらや明太子などご飯のお供が最高である。海鮮だけでなく、芋類や乳製品なども名産地なのも外せないところ。

朝食を済ませ、チェックアウトした後は地下鉄で札幌駅に向かい、小樽行きの電車に乗り込んだ。ホテルを出る頃はただの曇り空のように思えたが、札幌駅を出た途端に吹雪き始め、景色が一変してしまった。

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銭函駅を過ぎると次の朝里駅までは駅間距離が長く、海沿いを走る。札幌〜小樽の中でも最も良い景色の区間である。しかし、車窓はこのような感じになってしまっていた。

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小樽に到着し、倶知安行きに乗り継ぐ。

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ここから先は気動車。こちらには3駅、15分ほど乗車する。小樽を発車すると、海岸から少し離れた高い位置をのんびりと走行していった。

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余市駅に到着。列車本数が少ないので小樽から先は閑散としているイメージだったのだが、想像とは違い、立派な駅舎を構えていた。(帰りに撮影)

ここから5分ほど歩くと、余市の蒸留所に到着。

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正面玄関。門の中に受付があり、予約していた旨を告げる。時間まで、いろいろ展示物のあるゲストハウスにて待つよう案内された。なお、ガイド無しの見学は自由にできるようだ。

ゲストハウスでガイドさんから一通り説明があり、見学へ進む。

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ゲストハウスを出てすぐ見えるこの建物。麦芽を乾燥させる乾燥塔だったと記憶している。どうやら朝ドラの「マッサン」で出てきて有名だったそうで、この後もそういうお話も交えた説明があったのだが、そちらの分野はわからないので。。。

ちなみに雪が相当積もっているように見えるが、ガイドさん曰く「今年は暖かい」だそう。。

次に蒸留塔の内部。

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こちらには、蒸留所のシンボルであるポットスチルが並んでいた。蒸留所らしい光景であるが、こんなに大きいものだとは思わなかった。しめ縄があるのは日本らしい。

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こちらは石炭を熱源としているらしく、作業員の方が定期的に石炭を補充していく。釜のドアを開けた時の熱気がすごかった。

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この他にも、外観のみではあったが工程に沿って色々な建物の紹介があった。(樽を保管している貯蔵庫の一つには入れた)色々な建物間をパイプでつないでいて、そこにウイスキーを流しているのだそう。

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こちらは工場創立時の事務所だったところ。ニッカの由来や、ジュースを製造していた理由について説明があった。

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RITA HOUSE。ドラマを見ていた方々には馴染みがあるよう。

この後は博物館(資料館?)のようなところへ入った。

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中には、第一号ウイスキーが展示されていた。展示中に蒸発して量がだいぶ減ってしまい、現在は密封しているそう。これは貴重なウイスキーである。

この後は試飲コーナーに入り、ツアー終了。

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試飲は「アップルワイン」「シングルモルト余市」「スーパーニッカ」の三点。それぞれオススメの飲み方も紹介され、説明されるがままに飲んでみた。スモーキーさが感じられるスタンダードな余市が好み。アップルワインはジュースに近く、甘くて飲みやすかった。

この後は、せっかくなので併設のレストランで昼食を食べることにした。

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ラムを、ウイスキーしゃぶorワインしゃぶで食べるという、蒸留所ならではのメニュー。このあとお土産をいくばくか購入し、余市を後にした。

簡単なレポでしたが、余市蒸留所見学。このような「工場見学」は久しぶりで、大人の社会科見学のようでワクワクした。

(つづく)

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