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2018年秋:ウイスキーの聖地への旅(その4:アイラ島への移動)

前回の記事では、イギリスに入国してパディントン駅まで到達し、友人と落ち合った。

グラスゴーに向かう夜行列車は、ユーストン駅を23時50分に出発する。まだ18時ごろであったため、ここから夕食タイムとなる。

ロンドン散策 

パディントンから地下鉄のサークル線(ハマースミス&シティ線)に乗車。途中、友人に「ハリーポッターの舞台になった駅があるので見てみる?」と聞かれたので、ハリーポッターを見たことはないが、イギリスのターミナル駅がどんなもんかと思って降りてみた。降りたのはキングス・クロス・セント・パンクラス駅。

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こちらがキングスクロス駅。イギリス北部への鉄道のうち、東海岸本線のの拠点となっている。

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キングスクロス駅に向かって左側にセントパンクラス駅。ユーロスターの発着駅である。

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セントパンクラス駅の入れるところまで行ってみると、ユーロスターが何本か止まっていた。大きなアーチ屋根の駅舎に響き渡るアナウンス。海外の鉄道のイメージにぴったりであった。この先のホームは出国後エリアなので、多くの駅で改札がないイギリスといえども行くことはできない。

このような駅舎もさることながら、駅の近くの道路にはダブルデッカーの赤いバスがひっきりなしに走っており、一気にイギリスに来た雰囲気が出て来た。

地下鉄を乗り継いでホルボーンの駅で降り、その近くのPrincess Louiseというパブに向かった。このパブはヴィクトリア女王時代からあるそうで、その内装がそのまま残されており、歴史を感じる建物。 ただ中はかなり混雑していて、一息をつける場所を探すのがやっと。また、パブの外では多くの人々がビールを持って(立ち飲みしながら)盛り上がっていた。ロンドンの夜はなかなか賑やかである。ここで近況報告がてら一杯飲んだ。初めての本場のパブでしたが、軽く立ち寄っていっぱい飲んで語らえる環境があるのは羨ましい。

パブで一杯飲んだ後は、少し歩いて夕食。フィシュアンドチップスの老舗、ロンドンで一番古い店とされるRock and Sole Plaiceに行きました。色々な白身魚がありましたが、オーソドックスなタラにした。

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これにタルタルソースをかけて食べる。ここの来る前は、カリッとしたフライのようなものを想像していたため、へーこれがフィッシュ&チップスなんだと思いながら食べた。ポテトの量が見かけ以上に多く、なかなかずっしりと来た。

夕食の後は大英博物館の横を通り、徒歩でユーストン駅に向かった。実は夕食を食べているあたりから時差ボケにやられてグロッキーになってしまっていたため、早めに夜行列車に乗って少し寝たいと思っていた(夜行列車は1−2時間前から入線している)。眠気とだるさをこらえつつ、キャリーバッグを引きずってユーストン駅に向かった。

カレドニアンスリーパーに乗車

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ユーストン駅にも電光掲示板がずらり。これからカレドニアンスリーパーという夜行列車に乗車する。23時50分発のGlasgow centralとあり、一番下にCaledonian Sleeperと掲出されている。当該ホームに入るところでチェックインみたいなのがあり、初めてであることを告げると、車内の説明がなされた。

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 こんな感じの車両がずらり。色々な行き先の車両を連結しているため、かなり長い。指定された車両まで結構な距離を歩いた。

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中に入ると、人が一人通れるぐらいの細い通路。すれ違うことはできなさそう。

自分たちの部屋を見つけ、中に入ると狭い部屋に二段ベット。この上段で寝ることになった。部屋の中の写真を撮ることなんて気にかけている余裕もなく体は横になることを求めており、上段に行ってそのまま寝落ちした。

ちょうど発車する頃に目が覚めたので、しばらくどんな走りかベットの上で注意してみた。線形が良いのもあって、思ったよりも飛ばしていそうだ。ただ、そのわりには揺れがなく安定した走行。何km/h出しているのかわからないが、こんなに長い客車を引っ張って爆走するの、想像したらすごい。ただ、途中ところどころで徐行しながら大きく揺れる箇所があり、ここでは行きも帰りも目が覚めてしまった。

グラスゴーからアイラ島へ

翌朝、7時半頃にグラスゴーに到着。構内の簡易的なところで朝食を済ませた。

飛行機を使わない場合は、まず駅から徒歩5分ほどの「ブキャナン」バスターミナルに向かい、1日3〜4本のキャンベルタウン行きのバス乗ることになる。我々は9時ごろのバスに乗って3時間半ほどでケナクレイグ港へ行き、30分ほどの乗り継ぎでアスケイグ港行きのフェリーに乗り継ぐ予定にしていた。フェリーに乗ると15時頃にアイラ島に着くので、港から歩いて行ける蒸留所に立ち寄ることができる算段だった。(注:季節、曜日により大きく異なります)

チケットを購入し、バスの運転手に「船への接続はしない(保証しない?)」と念をおされたが、「30分あるからいけるでしょう、むしろこれしか行く方法ないし」と乗り込んだ。

・・・・・

・・・・・順調に走っていたと思いきや、途中の山道でエンジントラブルかなんかで止まってしまい、代替バスが来るまで1時間ほど待機することになってしまった。。。結局4時間30分もバスに乗っていたことになります。

当然船には乗れず、トイレと自販機ぐらいしかない待合室で次のフェリー(もう最終便)を待つことになった。この待ち時間が5時間ぐらいあったように思い、同じ境遇の若いグループはタクシーなんかで近くの街に繰り出していたが、強行日程にげっそりしてしまった私は大半を寝て過ごすこととなった。

なが〜い時間を待合室で過ごし、フェリーがようやく姿を現した。これが来ないと路頭に迷ってしまうため、ちゃんと来てくれたことに安堵。

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思ったよりもでかい。待合所では人が少なかったので閑散としているのかと思いきや、どこから増えたのか車で乗り込む人も多く、船内は結構な数の客だった。

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船内一部だけ写真が残っていた。結構くつろげるスペースが多かった。 

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出航。ようやくアイラ島に行くことができる。 

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船内にレストランがあり、ハンバーガーやカレー類があったので、朝ごはんぶりの食事をすることにした。山盛りポテトは当たり前のように出て来る模様。

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少しだけ甲板に出てみた。朝グラスゴーでバスに乗ってから、移動だけで何もせずに日が暮れてしまった。

その後も眠気はとどまることを知らず、着くまでの間ずっと寝てしまった。友人に起こされてようやく着いたことを知るぐらいの爆睡だったようだ。

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下船後、徒歩1−2分ほどのところに今夜宿泊するB&Bがある(翌朝撮影)。

予定していたフェリーを逃してしまい、蒸留所巡りもできなかったため、この日は移動だけに丸一日を費やしたことになった。今まで散々寝てきたのだが、あまり疲れが取れていないのか、ようやくベッドで体を休めることができることに一安心。暗くなると特にやることもないので、充電器をセットし、荷物整理をして早々に床についた。

(つづく)

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