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2018年秋:ウイスキーの聖地への旅(その9:帰国フライト)

イギリスの旅もいよいよフライトを残すのみとなった。前回はこちらから↓

乗り物を中心としたブログであるため、ロンドンヒースロー空港からの帰国フライトまできちんとお届けしたい。

BA906便:LHR→FRA

帰りは、ヒースローからフランクフルト経由で成田まで帰る。導入編で述べたが、ロンドンを夜に出るJALの直行便に比べて2/3ほどの値段で帰れることや、トランジット経験のため、こちらの経由便にした。ヒースロー→フランクフルトはブリティッシュエアウェイズ(BA)便、フランクフルト→成田はJAL便となる。

というわけでやってきたのがヒースロー空港の第5ターミナル。JALなどのワンワールド系は主に第3ターミナルを使用するが、BA便は第5ターミナルをほぼ専属利用みたいな感じで使用する。

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ターミナルがでかい。広々としている上に、ターミナルが統一的にデザインされていて美しい。

手順も、自動チェックイン機→手荷物を自動でバッグ・ドロップとほぼ人を介さずに進めるようになっていた。ただ、国際線はJALのカウンター利用しか経験がなかったので、やり方が不安で無駄にウロウロしてしまった。あとで調べてわかったことだが、ステータス保有者向けのデスクは、エメラルドはゾーンJに、それ以下はゾーンHにあるようだ。上の写真を撮ったのがゾーンBとCの間であり、果てしなく遠いし、広すぎて気づかない。写真の向こうの方へ途中まで歩き、勝手に左右対称だと判断して引き戻ったのだが、もっと奥まで行けばあったようだ。ただ、普通の所も全然並ばなかったので今回は問題なく、普通のチェックイン機でも手荷物の優先タグ(ターンテーブルで先に出てくるためのタグ)はきちんと印字されていた。

南北2箇所に保安検査場があり、とりあえず近くにあった北側から入った。Fast Trackの文字があり、よく観察してみるとサファイアのマークもあったため、JGCならばここを利用できそう。受付で確認し、保安検査へと進んだ。後から振り返ると出国審査を受けた記憶がないのだが、出る方は勝手に出ていけということなのだろうか。そもそも、第5ターミナルは国内線と国際線共用であり、国内移動と出国を区別すらしていない。

余裕持って空港に来たつもりだったが、頼まれたお土産の購入などもあったりしてお店を巡っているうちに、かなりの時間が経ってしまった。出発まで45分(搭乗開始まで15分)という微妙な時間になってしまい、ターミナルを練り歩くのが面倒になってきたのと、これからの飛行機が単通路であるA319の窓側席なので優先搭乗はしたかったことから、ラウンジに寄るのは諦めた。本当はここで昼食を食べる予定だったが、特にこだわりがなければ練り歩いていた方が楽しい。今回の旅行を思い起こしてみても、昼食というものを全然食べていない。

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搭乗はA11ゲートから。ターミナルAのど真ん中という好位置からの出発。ちなみに第5ターミナルにはサテライトB、Cがあり、こちらに割り当てられると移動だけで10分とか20分もかかってしまう。ヒースローでは直前までゲートが発表されないため、出発時刻が近くなると気が抜けない。ただ予想ではあるが、おそらくEUなどの近距離便は利便性を考えてサテライトにはならない気がする。

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こちらが今回乗るA319。BA専属のターミナル5だけあって、周りもBAばかり。向こう側に見えるのがサテライトB。

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よくみると、B747が駐機していました。日本ではレアになった機材。

時間になり、早速BA906便に搭乗。機内に入ってしまえば、周囲が外国人であること以外はいつもと変わらないフライト。機内安全ビデオはJALとは雰囲気が一変して面白い感じになっており、これについては「いかにも海外っぽい」というありきたりな感想が出てきた。

ヒースローで30分ぐらい離陸待ちになって焦ったが、フランクフルトでの乗り継ぎは2時間弱とってあるので十分間に合うだろう・・・と思っていたのだが、フランクフルトではまさかの沖止めにされ、タラップで降りてくる全員に対して警察が一人一人パスポートを確認するといったイベントが発生してしまった。自分よりも前にいた搭乗客はスムーズに通り抜けていたのだが、日本のパスポートだということを確認されると「日本だよ日本(もちろんドイツ語)」と警官2人ぐらいで騒ぎ、フランクフルトに来た理由を質問された。ここは無難にロンドンから帰る途中で1.5時間後の飛行機に乗り継ぐと答え、搭乗券を見せたら一瞬笑顔になって通してくれた(transitとの言葉が出てくれば一発だったのに、回りくどく説明してしまった)。ただ、この後も搭乗客のチェックが進み、また全員がバスに乗った後もなかなか発車せず、その間も警官がバスの周りから睨みを利かせてチェックするような、少し緊張感のある乗り継ぎだった。パスポートコントロールは入国審査でやるはずなのだが、何かこの便について事前情報でもあったのだろうか。

JL408便:FRA→NRT

乗り継ぎに思いのほか時間がかかってしまったが、バスでターミナルに移動し、成田行きの便に乗り継ぐ。バスを降りてひたすら階段を登ると出発フロアに出た。出発フロアに出るとすぐJALのラウンジがあり、入国審査に向かう他の搭乗客と別れてこちらに入室した。なお、次のJAL便の出発するD8ゲートが「保安検査場を通過した先のエリアに」見えた。保安検査の前にラウンジがあるので、余裕を持って出る必要がありそう(館内放送でも何回か注意喚起されていた)。

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JALラウンジのエントランス。ヨーロッパにある唯一の自社ラウンジ。

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ドイツらしく、ビールとソーセージ、ポテトの何かをつまみながら旅の最後という感傷に浸る。日本便の出発前とだけあってラウンジ内には日本人が多かった。

周囲の様子を見ながらラウンジを後にしたが、保安検査で10-20分ぐらいは並び、その間に優先搭乗なども始まってしまった。なんとか時間内にはゲートにたどり着いた。

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最後のフライト、成田行き。日本人のCAさんが多く、ああ帰るんだと実感。

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このフライトは非常口座席をとることができた。

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機材はB787-9。JALの場合は国際線でないとこの機材には乗れない。B787-9に乗れることも、今回のフランクフルト便のポイントである。

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 機内食の一食目はワイン。

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そして一食目。お味噌汁は普段飲まないくせに、こういう時は「日本の味だ〜」とありがたがって飲む。

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食後のデザート。ERDBEERと書いてあったので、後でどこのお店か調べようと思ったら、ERDBEER=オランダのイチゴのようだった。ドイツ語なのでドイツのアイス屋さんであることには間違いないだろうが。

機内では入眠用に映画をつけ、寝たり起きたりを繰り返しながら過ごした。出発が夜であり、イギリスで1日を過ごした後なので今回はさすがに何度か寝ることができた。気づいたらもうすぐ日本ということで、2回目の機内食。

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ご飯と鮭と卵焼き、ザ・和食。アルコールじゃなくて、スカイタイムにしたんだ。

窓から一枚。もうこの頃は日本上空。帰りはあっという間であった。

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成田に到着。フランクフルトでは撮れなかった、ここまでお世話になった機材。 

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時刻表上では13:55着だったが、 この日はずいぶんと早く13:16着。サテライト側に到着したので、のんびりと本館の方へ歩いた。

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帰りはスカイライナー。家に向かうにはNEXの方が微妙に便利だが、乗車時間が短い方が精神的には楽なのでこちらにしてしまう。

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4泊6日のアイラ島を中心とした旅、ウイスキーの蒸留所もいくつか巡ることができ、また初めてのヨーロッパの街並みも楽しむことができた。移動に結構時間を使ってしまったが、少し短めで「また行きたい」という状態で終わる感じで十分だろう。それと同時に、英語については課題を感じた。英語で色々とやりとりするのは経験を積む必要がありそうだし、壁を作らず、そこそこの度胸を持つことが必要だと痛感した。別に旅行に限れば、こんな感じでも何とかやっていけそうではあるが・・・。以上を総括として、アイラ島の旅行記は完結。

(おしまい)

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