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2019年7月:ベルギーからのイギリス再訪(その17:ケンブリッジ観光へ〜前編〜)

ロンドンに戻り、いよいよ迎えた最終日。

最終日の予定についてはあまり考えていなかった。前日に帰りの列車の中で、友人から「せっかくならケンブリッジに行ってみるか」との発案があり、ケンブリッジの雰囲気を味わってみたいと一気に心惹かれたことから、その案に即決で乗ることにした。

7時過ぎに投宿していたB&Bを出た。

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今回お世話になったところはこちらのJudd Hotel。セントパンクラス &キングスクロス、ユーストンの駅にアクセス良好で、非常に便利のいい立地。1泊目(ウェールズに行く前)は別館の狭い部屋で「えっ?」と思ったが、2泊目(ウェールズから帰った後)は同じ別館でも普通のサイズの部屋だった。1泊目はイベントでロンドンが非常に混雑していた時なので、仕方がない。また、ウェールズの前後を同じ宿にできたため、大きい荷物を預けてウェールズに出かけることができたのが良かった。有料だったが、それでも駅などで預けるよりも断然安かった。

ケンブリッジへ行く電車はキングスクロス駅から出るため、Judd Hotelから徒歩で向かった。

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キングスクロス駅。向かって左隣にはセントパンクラス 駅がある。 

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恒例の発車案内。旅行している時は、これを見て乗る電車の情報を拾うだけだったが、あとで写真として眺めていると色々なことに気づいて面白い。「駅が隣接しているからか、セントパンクラス発の列車も一緒に明記されている」「8時3分発のリーズ行きの車両が5月にデビューしたばかりのAzumaである(日立製)」「予約できる列車は空席具合が表示されている」「ケンブリッジ行きが数種類ある」などなど。

なお、ケンブリッジまではキングスクロス駅から30分おきにノンストップ便が出ており、所要時間も50分弱なので、近場に出かける感覚で行くことができる街のようだ。

ホームに入った。この駅もドーム型の天井だが、線路の間に壁があり、ホーム全体を覆っていたこれまでの駅とは違ってこじんまりとした印象だった。煉瓦造りと合わさって、これはこれで雰囲気がある。これから乗るケンブリッジ行きは左の電車であり、8両もあるので適当に空席を探して座った。ホームの右側に止まっているのはLNERの車両なのでおそらくエジンバラ行き、その右に停まっているのはAzumaなのでリーズ行きだと思われる。

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キングスクロスを出ると、半分ぐらいは線路別の複々線が続いた。先程の発車案内ではケンブリッジまで1時間30分ぐらいかかる電車があったが、そのような電車のための緩行線だろうか。この電車はノンストップ便なので、(おそらく)160km/hで快速を飛ばしていった。

地図で見ると100kmぐらいの走行距離のはずだが、50分弱でケンブリッジ駅に到着した。

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駅前の様子。

ここからタクシーに乗って一度友人宅に行き、大きい荷物を降ろした。そして友人夫妻の自転車を使用して、そのままケンブリッジ観光に繰り出した。今回は前回の旅行と違い、大きい荷物の処遇に困ることが少なくて助かった。

9時過ぎのため、まずはEnglish Breakfastを食べることにした。ケンブリッジには数軒、美味しい朝ごはんを食べられるところがあるそうなので、朝食はケンブリッジまで待っていた。

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最初はこちらのお店(Cambridge SHOP HOUSE)に行ったが、あいにく 内装工事中?かなんかで入れなかった。

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実際に行ったお店はこちら。

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フルブレックファーストを注文した。ブランチという扱いで、16時ごろまでオーダーできる。私は昼食がこれでもいけそうだ。

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注文したフルブレックファースト。イギリスの朝食は前回旅行時にお気に入りになってしまい、是非日本でも定期的に食べたいぐらい、ボリューミーで好きなものが詰まっている。ちなみに今回は基本コースにBlack puddingを追加している。

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食後には日本ではまず飲まないようなものを飲んでみた。

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さて、朝食を食べ終えたらケンブリッジの観光である。

ケンブリッジのスペルは”Cambridge”。ケンブリッジにはケム川(Cam)が流れていると聞けば、なんとなく街の名前の由来が想像できるだろう。そのケム川を「パント」というボートに乗って観光するのがケンブリッジの有名なアクティビティである。

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パント乗り場の様子。写真右手の方で一隻出発しようとしているが我々もそれに乗る。チケット売り場で予約をとったところ、指定時間まで少し時間があったため、その間にケンブリッジのもう一つの有名なアクティビティである「カレッジ巡り」をすることにした。

私も完全に理解できているわけではないが、ケンブリッジ大学はカレッジ制という、日本にとってはあまり馴染みのない制度をとっているようだ。ケンブリッジ大学は31のカレッジからなり、カレッジごとに独自の教育や生活の場が与えられている。学生はどこかのカレッジに所属することになっています。所属はカレッジだが、これとはまた別に学部制度があり、複雑である。

そのカレッジのうちいくつかについては、入って観光することができる。ビジターは料金がかかるが、今回は友人(関係者)の同伴なので無料で入ることができた。

まず向かった先はキングスカレッジ。1441年に建設された、ケンブリッジ大学の有名なカレッジの一つである。

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門をくぐると、開放感あふれる中庭があった。真ん中の芝生は卒業式などで使うようだが、一般の人は立ち入り禁止。

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 先程の写真の左側の建物。こちらには入れなかったので、学生の寮などだろう。

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右側にはチャペルがあった。こちらは観光名所になっている。

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 中に入ったら思わず見上げてしまうほど、荘厳で美しいチャペル。パイプオルガンが真ん中に配置されていた。

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ステンドグラスと、その下にルーベンスの絵。ルーベンスの絵画はベルギーでたくさん見てきたので、見た瞬間に「おっ」と反応した。

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キングスカレッジを奥の方に進むとケム川が流れており、我々も予約したパンティングを楽しむ観光客が行き交っていた。 

キングスカレッジを巡ったところでパンティングの時間が近づいたので、先程の船着場に戻った。

(つづく)

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