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2020年10月:福岡の鉄道を巡る旅(その2:筑豊本線)

JALにて福岡空港に到着しました。前回の様子はこちら↓

さて、ここからは8時間ほどフリータイムである。とりあえず博多駅に出て、博多一番街にて朝ごはんを食べながら構想を練ることにした。

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九州に来たらなんとなくうどんを食べたくなるもので、数あるお店の中からこちらに入ることにした。

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ごぼう天うどん。こちらの方では、うどんに乗っける天ぷらは「ごぼう天」がスタンダードのようである。私自身は、うどんと言ったら「とり天」であるが、とりあえず地元のスタンダードを食べておくのが良いだろう。

のんびり朝食をとりながら、この先のプランを考える。最初の方向だけ決めておけば、あとは気分で適当に行けばいいだろう(どうせ変わるし)。頭の中の路線図と、携帯の時刻表を駆使して考えた結果、筑豊本線の閑散区間に乗ることにした。

筑豊本線は原田〜桂川〜折尾〜若松と結ぶ路線であるが、原田〜桂川(原田線)、桂川〜折尾(篠栗線も含めて福北ゆたか線)、折尾〜若松(若松線)と区間によって別々の愛称がついている。このうち桂川〜折尾の区間のみが電化されており、博多までの直通列車が多く運行している。若松線は非電化であったものの、DENCHAの登場で直方まで直通する列車が大幅に増えた。一方で、原田線については完全に独立してしまい、本数も1日に8-9本程度(2022年時点)と閑散区間となってしまった。今回は少々時間を持て余すものの、原田まで行けば11時発の桂川行きに乗れることが判明したため、乗れるうちに乗ろうと思ったわけである。

早速鹿児島線のホームに上がったところ、見慣れない表示があった。

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 ちょうど「ななつ星」が発車するところだったようだ。

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昔、車窓越しに見たことはあるが、間近で見るのは初めて。すでに出発する時間になっていたため、写真を撮って発車を見送ろうと思い、先頭の方に急いだ。

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 ・・・が、ホームのどっち側が先頭車両か一瞬で判断できず、適当に歩いたところ最後尾に来てしまった笑。ななつ星が発車するときには多くの駅員がホームに出てきており、手を振って見送るなど、駅員総出でムードを作っていた。

ななつ星を見送った後は、原田に向かう列車に乗る。

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とりあえず最初に来たのは817系3000番台。これに乗っても原田には行けるのだが、とりあえず見逃した。

待っていると隣のホームに白いソニックが入線してきた。

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白い塗装と黒い窓のコントラスト、何度見ても美しい。

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登場から20年近く経つが、ドア周りのデザインや特別感などを見ても最近の特急列車と全く遜色なく、デビュー当時はかなりの衝撃を与える車両だったに違いない。

と車両観察しているうちに快速電車が来たので乗車することにした。微妙に座れない混み具合だったため、前面展望しながら原田まで向かった。

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乗車した813系の快速(原田にて)。

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乗ってきた快速を、白いかもめが抜いていった。原田駅に初めて来たのだが、追い抜き可能な上に原田線も止まる、3面5線と少々大きい駅のようだ。

構造的にはこのような感じ。真ん中の島式ホームが本線として使われてた。退避できると言っても、本線と副本線は別のホームのため橋を渡る必要があるため、緩急接続には不便である。今回は原田駅で退避する電車で来たため、到着したのは図で言うと一番右のホーム。筑豊本線に対面で乗り換えできるので、都合が良かった。

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鹿児島本線の副本線と共用している筑豊本線のホーム(右)。筑豊本線のホームだけ少し低くなっており、2つのホームの間には柵が設けられていた。

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もう少し先端の方へ。筑豊本線は0番線を名乗っていた。

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上の場所から逆方向の写真。筑豊本線のホームは頭端式となっており、ホームの柵を隔ててここだけ時代が違うような感じだした。ちなみに、停車しているのは鳥栖行きで、原田駅の下り本線はそちらの方である(先程の概略図参照)。

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さて、待っていると折り返し桂川行きとなる筑豊本線がやってきた。

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やってきたのはキハ40形の1両編成。桂川から来た列車は、原田駅に着いた時点では立ち客も多かった。なお、JR九州らしい気動車としてキハ31形に乗りたく、またそれが来るものとばかり思っていたのだが、キハ31形は2019年に引退してしまったらしい。

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折り返しの桂川行きは空いていた。原田を出て西鉄の線路を跨ぐと、そのまま一気に緑の多い景色へ。(東京の感覚だと)福岡の中心部からそこまで離れたところではないのだが、思ったよりも山が多い。そのままぼんやりと車窓を眺めること30分、あっという間に終点の桂川駅に到着した。

(続く)

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