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余市からは敢えて函館本線の山線【2023年7月:積丹ブルーを目指す旅−5】

こちらの続き↓

帰りのバスは14時02分発と15時31分発の2本。神威岬の灯台まで行けなくなったいま、特に長時間滞在する理由もないので、14時02分発で退散する。

大型バスの駐車場の一角に設けられた、北海道中央バスのバス停。14時02分発は高速しゃこたん号の札幌行きということで、往路に乗車したバスの折り返し便である。出発する時点で数人程度が乗車していた。

バス停の標識。このような風景にポール1本の標識というのが良い。

ここからは来た道を戻るだけなので、基本的には睡眠時間に充てる。その一方で、この後の予定を考えなければならない。このバスは余市(15時34分)、小樽駅(16時15分)を経由し、札幌駅に17時18分に到着する。調べてみると、余市で小樽行きの函館本線に30分の接続で乗れるようだったので、迷わず余市で降りることにした。なお、札幌行きの高速バスは余市駅のロータリーまで入らないので、手前の余市駅前十字街(駅から徒歩1〜2分)で降りることになる。

1時間半ほどの乗車で余市駅に到着。スコットランド風の駅舎となっている。駅前に立つ街頭もスコットランド風ということだろうか。

余市といえばウイスキーの街ということで、こういったウイスキーに因んだオブジェが点在している。

時間もあるので、駅前広場も少し覗いてみた。

NHKの朝ドラの舞台になったらしく、駅前の広場にはこのような看板があった。ここで記念撮影をされている方々が多かった。

この広場の真ん中には熊のオブジェがあるが、持っているものをよく見るとウイスキーのボトルになっている。どういう組み合わせだろう、これ。

余市の訪問は2回目だが、前回はウイスキーの蒸留所見学のみ。あまり観光もしていなかったし、今回も少し足を伸ばせば色々とありそう‥との思いが頭をよぎったが、結局は少し早めに駅に戻った。余市の町についてもう少し調べていれば、余市駅からの列車を一本落として観光するのもアリだったか。

余市駅は列車別の改札をしているようで、小樽行きの改札が始まるまで待つようにとのことだった。予想以上に多くの人が待合室に待機していたので、少し離れて時間を潰すことにする。

余市の駅舎には観光物産センターが入っており、お土産を買うことができる。余市の名産品というと私はまずウイスキーを思い浮かべるのだが、その他にもワインや海産物、リンゴをはじめとしたフルーツなど色々とあるため、見ていて飽きない。リンゴのお菓子を少々購入したが、空港などで買えるようなお土産よりも断然良いように感じた。

改札も始まったので、空いたころを見計らってホームに出た。SuicaなどのICカードが使えないが、今回は青春18切符なので問題ない。

駅に入ると、乗車の待機列がずらりと伸びていたが、律儀に並んで待つこともないだろうと駅の観察。こちらは向かいのホームの駅名標。余市駅はやがて廃止の運命にあり、これもいつまで稼働するのだろうか。

余市駅、かつては函館本線の特急北海などが停車していたとあってホームはかなり長い。

*余談だが、深夜の青函連絡船から連絡していた「特急おおぞら」と「特急北海」。明け方に函館でダッシュをして席取りをしていたという話を聞くこともあるが、そんな時代に乗り鉄してみたかったですね。大垣ダッシュですらいまは昔の話ですし・・・

倶知安側にもかなりホームが伸びていた。10両の列車が停車していたのもずいぶん昔の話で、いまはほんの一部しか使用されない。

定刻に、H100形が2両編成で到着。4月に北海道に来た時には乗れなかった車両である。

余市駅からは多くの乗客が乗り込んだ。余市で待つ旅客の数を見て座ることは最初から諦めていたし、小樽駅まで短いので後面展望をすることにした。

余市〜小樽間は、バスで通った道よりも少し山側を走るため、基本的にはこのような景色が続いた。

蘭島駅では上り列車と交換。こういうローカル線にもステンレス車が当たり前のように走る時代になったものだ。

次の塩谷駅。余市駅〜小樽駅の間には2駅あるが、どちらも交換可能駅だった。設備は立派である。

終点の小樽駅には16時27分に到着。30分弱のショートトリップであった。

なお、H100形の車内はこのような感じの座席が並んでいる。JR東日本の車両と共通設計としているだけあって、似たような煎餅シートとなってしまった。

小樽駅では5分程度で快速エアポートが接続していたが、そのまま乗り継ぐ気もなく、一旦駅の外に出る。

小樽駅の北海道中央バスのターミナル。バスがひっきりなしに発着している。

せっかく小樽にきたわけだし、ここで早めの夕食をと思っていたのだが、目をつけていた寿司屋はディナーの開始が大体17時になっており、小樽駅を18時に出る電車には乗らないといけないので悩むところ。サクッと食べられる回転寿司はと思って、前に行った運河沿いの函太郎を思い出したが、閉業してしまったようだ(やっていても、休日の回転寿司は行列だろうが‥)。時間を気にしながら食べるのも嫌だし、まあここで無理して食べる必要もないだろうと思って結局食べなかったが、こういう悩んだ時は大体パスしている気がする。

小樽駅からは特に寄り道もせずに空港に向かう予定。1時間強の乗車で立っているのは嫌なので、早めに小樽駅に戻って5番線へ向かった。乗るのは17時発の快速エアポート。721系が充当されていたので、

クロスシートにありつくことができた。ここからは往路と全く同じ経路なので、新千歳空港までぐっすり眠ることにした。今回はほぼ単純往復なので、復路はとても気楽・・・

(つづく)

~ここまでの行程~

  • HND 6:25 → CTS 7:55 NH987便
  • 新千歳空港 8:19 → 札幌 8:58 快速エアポート83号
  • 札幌 9:10 → 小樽 9:44 快速エアポート85号
  • 小樽駅 10:00 → 美国 11:20 北海道中央バス20系統
  • 美国 11:55 → 神威岬 12:48 高速しゃこたん号
  • 神威岬 14:02 → 余市駅前十字街 15:34 高速しゃこたん号
  • 余市 16:03 → 小樽 16:27 (函館山線)
  • 小樽 17:00 → 新千歳空港 18:15 快速エアポート176号
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