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南東北をぐるりと一周旅(N’EXにて帰京)+インデックス

水戸からまっすぐ東京には帰らずに、鹿島臨海鉄道〜鹿島線と南下し、15時22分に佐原駅へ到着した。前回はこちら↓

佐原駅からは千葉を通って帰るのみである。次の千葉行きの電車は15時56分発と34分後なので、その間に外に出てみることにした。

佐原駅舎。佐原の町並み(町家?)をイメージした駅舎となっている。

佐原観光といえば舟めぐりのイメージがある。せっかくなので、川と、川沿いの古い町並みを一目見に行くことにした。30分弱しか使える時間がなかったにも関わらず、「有名な観光名所だからノーヒントでも行けるだろう」「観光客っぽい人がいる方向に歩こう」「12~13分ぐらい歩いても辿り着かなかったら諦めて引き返そう」ぐらいのノリで適当に突き進んだが、遠回りしながらもなんとか早足で10分程度でたどり着くことができた。(せめて駅からの方角ぐらいは調べておけと。)

こういった風景の中を散歩することができる。中には着物を召して散策を楽しんでいる姿も見られた。駅からここまでの道にはあまり観光客の姿が見られなかった(遠回りしたから?)が、お店ではそこそこの人がスイーツなどを楽しんでいた。みんな車で来るのだろうか。

川沿いには伊能忠敬の旧宅があり、自由に見学できるようになっていた。こちらで醸造業を営んでいたらしく、その店舗も併設されていた。時間があまりないので細かいところはあまり見なかった。

佐原駅に戻り、ホームに出るとかなりの人が列をなして電車を待っていた。駅周辺の様子から電車に乗る人がそこまで多いとは予想しておらず、少々計算違いだった。

15時56分発の千葉行きがやってきた。千葉支社お馴染みの209系である。先頭車両はすでに座れない状態であったため、ドアにへばりついて過ごすことにした。それにしても千葉支社に転属してからの209系は、窓の白い汚れが酷く、まともに外が見えない状態になっている。海が近いのが原因かメンテナンスの問題かわからないが、ただでさえ車内が暗い車両なので開放感が全くない。

成田駅で席が空いたので、千葉駅まで座ることができた。佐原から千葉まで1時間ぐらいかなと甘く考えていたのだが、実際には80分近くかかっており、成田でちょうど半分ぐらいという感じだった。思ったよりも長旅で、ずっと立ち席だったら少し辛かったかもしれない。座れた安心感と、何度も見た景色で気を張る必要がないことで、成田以降では完全に寝ていた。

さて、千葉駅からは総武快速線に乗り換えである。ただし、一刻も早く帰りたかったため、ちょうど8分後にやってくる成田エクスプレスに課金することにした。前回のダイヤ改正より、千葉駅に毎時1本停車することになったので、課金してでも早く帰りたい場合に便利になった。もっとも、「成田エクスプレスに合わせて行動する」のではなくて、「時間が合えば使う」ぐらいのものだが。

E259系は1編成6両で、成田空港側の6号車がグリーン車となっている。特に意味はないが、シートマップで一番空いていそうだった1号車を指定。ただ、成田空港からの列車の場合は直前に特急券を購入して乗車する人がほぼ全てかと思われるので、空港第2ビルの発車時刻を過ぎるまでは、空席情報はあまりアテにならない。

E259系が入線。6~7年前ぐらいに新宿〜河口湖に乗った以来の乗車か。成田空港に行くときは大体スカイライナーになってしまうので、なかなか乗る機会がなかった。

成田エクスプレス38号は、大船行きと新宿行きが併結している。品川駅まで乗車するが、品川駅に停まるのは併結のうち大船行きの編成のみのため、そちらに乗車することになる。東京駅で分割した後に、大船行き(品川停車)、新宿行き(品川通過)の順に出発するのだが、感覚的には先に発車する方に品川を通過させて先に行かせるような気がする。

座席はヘッドレスト付き。居住性は、普通列車のグリーン車に課金するよりも遥かにいい。

車内は窓側が全て埋まるような混み具合。海外から帰国したと思われる乗客も多く、少しずつ往来が増えてきたことを実感した。

17時53分に品川駅に到着。千葉駅ー東京駅については26分(表定速度90.5km/h)で走り抜けたのだが、総武快速線が38分かかるのに比べるとなかなかな速さである(総武快速線の最高速度、120km/hかと思っていたら130km/hだった。130km/h出せるのは常磐線だけかと思っていたが、それは”普通列車”に限った話のよう)。

以上、東京〜大宮〜郡山〜いわき〜水戸〜鹿島神宮〜佐原〜千葉〜東京と一周してきた旅でした。

(おしまい)

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