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2013年3月:九州旅行(回り道して博多入り)

九州旅行の続き。前回の記事はこちら。

この日は夕方に友人2人と由布院で落ち合うことになっている。岡山県内で2泊3日の滞在を終え、朝から福山駅に向かう。少々交通の便の悪い所に泊まっていた上に、近くを走っていた井笠バスが事業廃止してしまったため、福山駅に出るのに難儀した。地方は車社会であることを痛感する。

そんなわけでやってきた福山駅。ここから一気に九州を目指す。新幹線も山陽区間のみの乗車ならば「のぞみ料金」を払う必要のない「さくら」がおすすめ。のぞみ料金がかからないだけでなく、のぞみとほぼ変わらない所要時間である上に、指定席が2列&2列の配置(のぞみは2列&3列)でゆとりがある。

やってきたのは九州新幹線直通用のN700系8000番台。模様が異なるのと、九州新幹線は8両と短いことを除けば、姿形は対向のホームに止まっているのぞみに使われているN700系と変わらない。以前福山から西に向かった時にはレールスターだった。「ひかりレールスター」があっという間に淘汰されていくのもなんだか寂しい。

乗車するのはさくらの鹿児島中央行き。いつかはこれで鹿児島まで行ってみたいもんだ。

指定されたのは6号車。半室グリーン車なので、指定席区間も半室とこじんまりした空間である。のぞみ用の座席は明るい青色のモケットであるが、こちらは落ち着いた茶色であり、好みである。たまたま休みの日だったこともあって盛況であり、直前に指定を取った時には通路側しか空いていなかった。

このまま乗れば博多まで行けたし、停車駅によっては由布院まで通じる久大本線との乗り換え駅である久留米まで行けたのかもしれないが、とりあえず小倉で下車。まだまだ待ち合わせの時間まで余裕があるので在来線に乗り換える。

小倉からは鹿児島本線。久しぶりに813系に乗車。これに乗り換えたのは、黒崎から出ている筑豊電鉄に乗り換えるため。

黒崎駅を出て線路沿いに少し西に行った所に「黒崎駅前」乗り場があった。筑豊鉄道は鉄道の扱いであるが、走っている車両は路面電車のようだ。これに乗り、寝たり起きたりしながら終点の筑豊直方へ。

予想とは裏腹に、終点だけ高架のような駅になっていて驚いた。この建物の2階部分にホームと線路が走っている。

筑豊直方からJR・平成筑豊鉄道の通る直方駅までは徒歩10分ぐらい。実はここまでのプランしか考えていなかったので、この先どうしようかと考えながらとりあえず直方駅まで歩くことにする。

直方駅は全体的に黒いデザインでシックな感じにまとまっている。

とりあえずやってきた直方駅。直方駅付近は複数路線が密集しているので選択肢が色々とあり、①福北ゆたか線で博多に直行、②福北ゆたか線で桂川まで行き、そこから原田線で西に抜ける、③新飯塚から後藤寺線、日田彦山線で日田に抜ける、④平成筑豊鉄道で行橋に抜ける、など四方八方に抜け道があってかなり迷う。③、④などの魅力的な選択肢もあったのに、結局、

来た道を今度はJRで戻るというよくわからないことをしてしまった笑。折尾から黒崎への連絡線を通過し、終点の黒崎にて下車。黒崎からは、次に来るのが特急ということで、急いで改札を出て特急券を買い、

黒崎〜博多の区間・・・ではなく、小倉までの1駅間を特急にて移動。

結局、小倉まで戻ってきてしまった。全ては、黒崎で降りた時に、5分乗り継ぎで白いソニックが来ることを知ってしまったせい。

885系の行先表示も大窓で、かなりの情報が詰め込まれている。

結局小倉と直方の間を往復して時間を潰してしまい、時間も時間なのでここからは飛び道具。 新幹線で博多に向かうことにした。ホームにあがって表示を見たら、次はのぞみ。そのすぐ後にこだまが来るので、「もしかして」と思ってのぞみを見送り、こだまに乗ることにする。

やっぱり700系の元レールスターがやってきた。九州新幹線との直通開始に伴い、山陽新幹線の区間の優等にN700系8000番台が投入されたため、もともとレールスターとして活躍していた700系はこだまに追いやられてしまっている。レールスターは10年ちょっと前に華々しく登場した列車だが、一気に世代交代となってしまった。N700系のフルカラー表示に見慣れているせいか、この行き先表示器も小さくて古い印象を受けてしまう。

朝に乗った新幹線で「指定席は2列&2列でゆとりがある」と述べたが、そのルーツはウエストひかり時代まで遡り、1世代前のレールスターにもしっかりと受け継がれている。そのため、元指定席の4~8号車は2列&2列のはずなので、しっかりとその中で座席を選ぶのがおすすめである。この時は元サイレンスカーとして運用されていた4号車を選んで乗っている(編注:当時乗車した時は4号車も自由席だったが、その後は基本的に指定席車両となっているので注意されたし。500系こだまの4~5号車を2列&2列に改装したのに合わせて変更された模様です。2022年追記)。

さて、福山駅から真っ直ぐ来ていれば11時ごろに博多に着いていたところ、13時半にようやく到着。直方へ往復しただけで特急から通勤型、私鉄と色々乗れたので満足したので、このまま目的地である湯布院に向かうこととした。

(つづく)

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コメント

コメント一覧 (1件)

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    風流な感じですが、実は高架になってます。
    もし今回筑豊直方に向かってたら気づかなかったかもしれません

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