岩国駅から山陽本線でひたすら西へ進み、新山口駅で下車。前回はこちら↓

そういえば、今回の行程は山陽本線で山口県内を横断する感じになっている。神戸から山陽本線を西に辿ると、山口県に入って2駅目が岩国駅。そして、とりあえずの目的地の下関駅は、本州最後の駅。まさに、山口県の端から端の横断である。
ところが、新山口駅からは山陽本線を離れ、ちょっと海側を迂回する。そのため、ICOCAを使わずに、あらかじめ宇部線経由の乗車券を購入しておいた。
ここで鋭い方なら、「宇部線経由の乗車券を購入」と書いたところでピンときたかもしれない。宇部線は山陽本線と選択乗車の特例区間なので、ただ単に宇部線を回るだけなら「山陽本線の通し乗車券」が発券されるはずである。わざわざ宇部線経由としたのは、別の選択乗車特例を使って小野田線に乗り換える予定だからである。
何はともあれ、とりあえず新山口駅。

旧駅名は小郡駅。新幹線がのぞみ中心のダイヤになり、その停車駅となった際に現在の新山口駅に改名された。SLが停車するホームには、時代を意識してか「小郡」の駅名標が設置されている。

これから乗車する宇部線はこちらの105系。105系は福塩線でよく見た車両ではあるが、乗車したのは2、3回ぐらいしかない気がする。

日中は1時間おき。乗車するのは12時02分発の宇部新川行き。ここら辺の駅の位置関係がなかなか難解なのだが、宇部線の終点は宇部駅であり、宇部新川駅はその少し手前の途中駅。

なぜかこんな駅名標。
車内は適度に空いており、1人分ずつ間隔を置きながら座れる感じ。

新山口駅からしばらく山陽本線と並走し、上嘉川駅に到着。駅前に伸びる道の先に、山陽本線の踏切が見える。

新山口駅を1分後に発車した山陽本線(先ほどまで乗車していた227系Kizashi)が追いついてきた。遠くには新幹線の姿も見え、3線が共演している。

次の駅では新山口行きの列車と交換。復刻塗装の105系とすれ違わないか注目していたが、目にすることはできなかった。

途中、一瞬だけ海が見える区間がある。

草江駅。言わずと知れた、山口宇部空港の最寄駅。空港までは10分程度で着きそうな距離。電車からも空港が確認できていたのだが、撮影のベストタイミングを図っていたら民家に隠れて見えなくなってしまった。

お隣の宇部岬駅。ところどころで渋い駅舎が見られるのが楽しいところ。
新山口駅から1時間弱で宇部新川駅に到着。宇部新川駅は、路線図上は単なる宇部線の中間駅だが、隣の居能駅から分岐する小野田線も発着している。

駅舎の接続する1番線から、駅舎を望む。駅舎とホームとの間に距離があり、ちょっとした広場になっている。水の出ていない噴水が目をひく。

駅舎から1番線を見る。

で、次に乗るのはこちら。小野田線といえば、123系。荷物電車を改造して旅客用に運用しているもので、独特の形状をしている。これまで身延線で1度だけ乗車しただけの形式で、薄暗い車内の記憶しかなかったので、この機に乗ってみたかったところ。

反対側から。こちらのアングルからの方が、独特な窓の配置とかがよくわかる。ドアはJRの普通車には珍しい片開きで、開閉は非常にゆっくりとしていた。

こちらの白地の字幕は健在。黒地の新しいタイプになっていなくて安心。そして窓も上部分が内側に折れるタイプで、独特なのがわかる。
で、1両しかない車内には学生がひしめき合っており、なかなかの混雑だった。昼間は極端に本数が少ないが、なんとか1両でやっていけているようだ。学生は何人か固まってドア付近などに立つ傾向にあり、中程に入れば1人分の空席が少しだけ残っていたので、ありがたく座らせていただいた。
居能駅から分岐し、厚東川を渡って行く様子を、立ち客の隙間から眺める。途中、雀田駅でドサっとまとまった下車があり、一気にのんびりした空気になった。

雀田駅。この駅からは、長門本山駅まで支線が分岐している。駅構内でそれぞれの方向に分岐していくので、ホームがYの字のようになっており、挟まれた位置に駅舎が位置している。よく見ると、駅舎の向こうに離れていく架線が見えるだろう。なお、長門本山駅までの支線は1日3本であり、早朝と夕方に設定されているので、どこかで宿泊しないと乗りつぶすことができないダイヤになっている(夕方乗車した上で、宇部新川駅から空港までタクシーを飛ばせば、なんとか東京に帰れそうではある)。
人が少なくなり、のんびりした走行で終点の小野田駅に到着。

123系の座席は、1人分ずつバケット状になった独特の形状で、これが20席以上ずらりと並ぶ。座った感触は、どこかで味わったことあるような、くしゃっとした感覚。
小野田駅から先は再び山陽本線に乗る。下りホームは向かい側でアクセス良好。

ようやく山陽本線でも115系がきた。115系も色々な経歴を持っているらしいが、この時点ですでに運用離脱した食パン編成以外のバリエーションはよくわからない。

2ドアで、転換クロスシートが並ぶ車内。
唸るモーター音をじっくりと味わいながら、115系での時間を過ごす。

新下関駅。新幹線との乗り換え駅。この駅は色々と見どころ満載で、新幹線の高架から保線基地へのアプローチ線やら、山陰新幹線の開業を目指した名残とか、新幹線乗り場へのとても長い通路とか、一度下車して見学したいところ。

この写真にもその一端が写っている。
で、電車はそのまま幡生、下関へ。幡生駅に総合車両所が併設されているのを知らず、見逃してしまった。

下関駅では、向かいのホームに小倉行きの列車が待機していた。関門海峡をくぐって門司駅までが山陽本線、そこから先が鹿児島本線となる。

415系鋼鉄車の時代しか知らないため、この車両が就いていることが新鮮であった。2028年春には、JR東日本で走行していたE501系に置き換えられることが決まっている。常磐線続きで、その次はE531系が来るのだろうか。

遠くの方には山陰本線のキハ40形の姿。最初に下関に来たのは、あちらに乗ってやってきた。
下関から先も線路は続くが、ここで下車。行ってみたいところがあるので、ここで少し観光する。
(続く)
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