前回、回り道をしながら博多駅までやってきた。
由布院での集合時間が17時にしており、博多を14時30分ごろに出るゆふいんの森5号に乗れば由布院に着くのが16時44分となるのでちょうど良い(ゆふいんの森に合わせて集合時間を決めたわけではないのだが)。このまま博多から乗っても良かったのだが、1時間弱の乗り継ぎだったのでもう少しどこかに行けそう。時計を見て1つ思いついたことがあったので、いつもは天神まで歩くところを、今回は地下鉄に乗り、西鉄のホームに急ぐ。
狙っていたのは14時発の特急。ぎりぎり間に合った。西鉄で久留米まで先回りしようという算段である。これに乗りにきたのは、
先頭のかぶりつき席に座りたかったため。西鉄二日市までは乗車したことがあったので、そこから先が初乗車区間。にもかかわらず、頑張って天神まできた疲れからうとうとしてしまい、気がついたら西鉄久留米に到着。寝過ごさなくて良かったと安心するほどの寝落ち。
乗車してきた8000形。
せっかく久留米に来たので、昼ごはんに久留米ラーメンを食べようと意気込む。この時点で時計を見ると、ゆふいんの森(15時07分発)までだいたい30分あるので、近場とパッと入って10分ぐらいで食べられれば大丈夫だろう。・・・と思っていたのだが、JR久留米までどのぐらい離れているか念のため確認しようと地図を見ると、どうやら結構離れているようで、バスに乗った方が良いような距離であることに気づいた。バスの時間にも左右されるので、ラーメンを諦め、急いでJR久留米に直行することにした。
西鉄バス。久留米駅まで5、6停留所ぐらいあり、10分ぐらいかかった。
こちらがJR久留米駅。ステンドグラスもあるおしゃれな駅舎。
エスカレーターにて2階コンコースに上がると、天井にもステンドグラス。奥の窓に見えるのは新幹線のホームだろう。ここまで忘れていたが、久留米は九州新幹線の駅も設置されている。
ちなみに、駅前には太鼓時計があり、からくり時計になっているようだった。駅に着いたのは乗る列車の18分前ぐらいだったので、駅前にラーメン屋があれば十分に食べられたのだが、特に見当たらなかったのでホームに向かうことにした。
しばらくホームで待っていると、ゆふいんの森が入線してきた。小さい頃から図鑑で見ていたので前面の顔はお馴染みなのだが、写真からかなり高さのある列車を想像していたので意外とコンパクトな印象を受けた。しかし、窓の位置が高く、ハイデッガー構造で車内もできるだけ高さを稼ぐような設計になっていることは見てとれた。
別府まで行く列車もあるが、こちらは由布院止まり。
中は木の素材感を押し出した、JR九州お馴染みの内装。出入り口周りがメタリックになっているのが、不釣り合いのように見えて良いアクセントになっている。シートは車体に合わせた緑色。
車内販売のメニュー表があったので、早速目を通す。
弁当、酒とおつまみ、飲み物、ティータイムメニュー、お土産、グッズ、と観光列車らしく色々なものがラインナップしている。15時ぐらいまで食べずに活動してきたので、きちんとした食事をとることにした。
せっかくなので看板の弁当である「ゆふいんの森弁当」を注文。友人達と会う前に、お先にビール一杯(向こうも飲んでいるかもしれないが)。
中はこんな感じ。
なお、車両はハイデッガーとなっているが、連結部はこのような感じなのが特徴。乗り降りする時だけ階段を使うようになっており(左右の赤い部分がドア)、車両間の移動や洗面所の利用の際は全て同じレベルで完結するような通路の構造になっている。
久留米から由布院まで1時間30分ほど。弁当を食べたり外の景色をぼーっと眺めたりしているうちに、あっという間に着いてしまった。
ホームの駅名標
乗っていた車両にそこまで人が乗っていないなとは思っていたのだが、実際に由布院で降りた乗客は想像以上に多かった。
由布院の駅前をぶらぶらしているうちに友人達と合流。宿に行って温泉と食事を済ませ、そのあとは近くのショットバーに繰り出した。このショットバーの雰囲気がなかなか良く、バーテンダーさんとも色々と話が膨らんで結構な時間を過ごした。ウイスキーをかなり推していて、これまでのようにロックで頼んだら「ウイスキーはストレートで飲まないと」と勧められた。以後、ウイスキーに関しては必ずストレートにし、香りを楽しみながら飲むようになったのはこのお店の影響である。また由布院に訪れた際には再訪したいのだが、残念ながら名前が思い出せない・・・。
つづく
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