姫新線に乗りに行く旅、ここからが本編。
まずは鳥取空港まで飛行機で行き、そこから乗り鉄をスタートすることにした。
朝の羽田空港
乗り鉄の朝は早い。羽田空港に到着したのは5時30分ごろ。品川からの京急利用だと、始発で来られるのがこの時間。車やモノレール、近隣ホテルへの宿泊だともっと早くターミナルに到着できるものの、大型連休などでもないため、流石にそこまで早い時間に来る人は少ないか。(どちらかというと全体的に旅客が少ないようにも感じたが)
この日はプレミアムチェックインを利用。混んでいるときは通常レーンの方が早く通過できるのは最近の経験則だが、中央から近い保安検査上がここで、空いていたので利用させていただいた。
少しだけ時間があるので、ラウンジにも立ち寄ることにした。
1フロア上がったところにある、左側のANAラウンジに立ち寄る。この先のエスカレーターを上るとSUITEラウンジがあるが、ダイヤモンドを自力で取らない限りは他力本願でしか入れないラウンジであり、入室する機会は訪れるのだろうか。
ラウンジには数人しか先客がいなかったため、なんとなく全景を撮ってみる。
ここら辺のソファは落ち着いていて好きな空間。
ビジネスに使えるスペース。逆にこちらは白を基調とした明るい雰囲気。シックな雰囲気のJALラウンジばかり使っていた身として、最初にここを見た時は明るすぎて落ち着かなかった。
こちらはソファの一人席が並ぶ。各座席にサイドテーブルが完備されているので、使い勝手が良い構造。
さて、飛行機の出発時刻は6時25分であるため、どんなに遅くとも10分前の6時15分前でには搭乗口を通過しなければならない。5分ぐらいで着くかと思って時間を見計らってラウンジを発ったが、後にかなり焦ることになった。というのも、この時点では搭乗口もあまり確認せずに「バスラウンジじゃないんだ」ぐらいにしか思っていなかったのだが、よく見ると一番遠い70番ゲートに行かなければならないことがわかったためである。
ラウンジの出口は63番ゲートあたり。70番ゲートに行くためには、ここから地図上で右上の方へ進み、ぐるっと回り込まなければならない。右側一帯が国際線専用エリアとなったため、70番ゲートに本館側から直接行くことができなくなっていたのだ。
本館側の最後の搭乗口である65番ゲートを過ぎたあたりに、クレジットカード会員用のエアポートラウンジがある。こちらはSFCを持っていなかった頃の居場所にしており、ベーグルが食べられるということで重宝していたが、最近はフリードリンクのみとなっているので行くことは無くなってしまった。
しばらく歩くと、ガラス越しに国際線エリアが見える。2020年に完成したが、ほとんど使用されていない。3年前、ここからシドニーに旅立つ計画を立てていたのにな・・・
色々と観察しながら70番ゲートに向かい、搭乗締切り時刻の2分前ぐらいに到着。ギリギリとなってしまったが、最後ではなかった…ように記憶している。
NH291:HND6:25 → TTJ 7:45
今回の席はプレミアムクラス。CAさんに「今日は貸切です」と宣告された。時間帯や日取りの関係か、普通席も含めて全体的に搭乗客は少なめだったようだ。
隣にはB767-300ER。
滑走路に向かう途中で多くの飛行機が駐機している様子が見えた。以前は減便ダイヤだったので持て余した機材が並んでいたが、この頃はそのようなこともないはずなので、単純に朝早くに見られる光景だろう。奥の方で着陸してくる飛行機は国際線だろう。
離陸。34Rかな?
富士山が見える頃に、CAさんが「富士山が見えるので左側の席に移られてもいいですよ」とお声がけいただいた。陽が当たるかなと思って右側の座席を取ったこともあり遠慮したが、朝早い時間だと多分後ろから陽が差す形だと思われるので、移っても良かったかもしれない。左の方が、都市なども見えて面白いような気がする。
ついでに、プレミアムクラスの様子を一枚。こじんまりとした空間なので居心地はいいと思う。
自席に戻った頃、お食事の時間。
中身は、いつもの朝食から変化していた。聞いてみると、2022年12月にリニューアルしたそうだ。以前の朝食は小箱の中が4等分されており、サンドイッチとアラカルトが並んでいたのだが、サンドイッチをメインとしたものに変わったようだ。カトラリーを使用せずに済むので、これはこれで楽である。
朝早いが、ドリンクはスパークリングワインにした。せっかくのプレミアムクラスなので。
短いフライトなので、食事を済ませて一息ついたら着陸に向けた準備が始まった。
鳥取空港の少し先でターンして、東向きに降下していく。
ここまで降りても海の上ということは、海岸沿いにある空港?(JAL派だったのでANAしか就航していない鳥取空港についてよく知らなかった)
鳥取空港に到着。ANAの羽田行きが発着するのみなので、こじんまりとした空港。
到着して初めて知ったのだが、搭乗したのはスターアライアンス塗装のB738だったようだ。
鳥取空港
鳥取空港は愛称を「鳥取砂丘コナン空港」としており、空港内の至る所で名探偵コナンに関する展示を見ることができる。
ここまでコナン推しなのは、名探偵コナンの作者である青山剛昌先生が鳥取県出身ということに因んでいる。
原作において探偵事務所の下にある、喫茶ポアロも展示されていた。撮影スポットとしての展示でカフェ営業はしていない。空港内でカフェを楽しもうと思ったら、鳥取オリジナルのすなば珈琲に行くことになるが、それはそれで気になる。
ストリートピアノもあったが、こちらはコナンとは関係なかった模様。
まだまだ歩いていれば色々発見できそうだったが、あまり時間を費やすわけにも行かないので、適当に鳥取駅まで出ることにする。地方空港なので、航空便に接続してバスが出発するようになっているが、鳥取駅で切符を買ったりしなければならないことを考え、バスの出発を待たずにとっととタクシーで出ることにした。ちなみに、バスを使っても20分470円で鳥取まで行けてしまうあたり、アクセスは地方空港の中では比較的良好な方だと思う(ここまで近いからこそタクシーを使う気になった)。
タクシーの運転手さん、空港への客を乗せて来たついでに、到着した飛行機からの利用客を拾うために待機していたそう。ただ、到着口から出てきた客の少なさを見て駅に戻ろうと思っていたそう。そんなことやら駅弁の話やら聞きながら、駅に向かった。
鳥取駅。山陰本線→スーパーいなばの乗り換えに使った時に降り立ったぐらいで、それも15年ぐらい前の話なので、高架駅であること以外は全く記憶になかった。
土日の朝早い時間ということもあって店などが開いていないため、なんとなく寂しさを感じるが、県庁や城跡などがある方面ということで中心部の方はこちらなのだろうか。比較的多くのバスが行き交っていたような印象がある。
今年は卯年ということで、因幡の白ウサギに因んだお土産を購入し、これから乗車する列車の指定券を買って改札に入った。
(続く)
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