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2023年1月:鳥取と岡山をジグザグに辿る旅(その2:スーパーまつかぜ3号)

こちらの続き↓

鳥取駅に到着したのは8時過ぎ。日帰り旅であるため、約1日と短い時間だが乗り鉄が始まる。東京に帰る飛行機は広島空港発の便を購入しており、それに接続するちょうど良い福山駅発のバスがあることを確認しているため、福山駅が最終目的地となる。

鳥取駅からは、まず米子駅に向かう。鳥取始発の米子行き「スーパーまつかぜ3号」が8時23分発とちょうど良い時間にあったため、ありがたく利用させていただくことにした。この列車は所要時間が1時間程度の短距離特急。鳥取県の主要都市である鳥取市と米子市を結ぶ列車として、朝の時間帯を補完しているのだろう。

有人の改札を通り抜け、ホームに上がる。鳥取県で自動改札が導入されているのは米子駅のみで、この駅はまだ駅員による手改札を行なっている。

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山陰本線の非電化区間の特急で活躍するキハ187系がホームで待っていた。山陰本線(主に島根県内)の高速化に合わせて登場し、運行開始から20年以上経つベテラン車両。振り子式で、車体の下部が絞られた構造をしている。

側面の大型表示器。「スーパーまつかぜ」がひたすらスクロールしている。キハ187系と、その後に登場したキハ189系は何故かこのタイプを採用している。

側面には二十世紀の梨の花が描かれている。ここら辺は編成により異なるものもあるようだ。

駅構内を見渡すと、4両のキハ47形が停車していた。この地区ではまだまだ健在。

これから乗車するスーパーまつかぜは基本的に2両編成。1号車が指定席、2号車が自由席となる。西に向かう(鳥取→米子・益田)時は1号車が先頭になる。今回は指定席を取ったので、1号車に乗り込んだ。

車内に入るとJR西日本の特急でよく見るシートが並んでいた。他に乗客は二人程度。鳥取駅の様子から察していたが、随分とガラガラである。

こちらが1号車の全景。下り列車の場合、奇数列が窓割が良いことをとりあえず忘れずにメモ。そして海が見えるのはD席側となる。

ところで、こんなに空いていたのに指定を取ったのには理由があって、上の写真で一番前の席を見てわかる通り、1Dの席の前はポッカリと窓になっているので、そこから前面展望できるためである。

車体の裾が絞られているので少し窮屈感はあるが、前の壁との空間は十分に確保されている。

というわけで、鳥取駅から米子駅まで、前面展望を楽しんだ。

一番奥はスーパーはくとのHOT7000系なのはいいとして、その手前は・・・?

鳥取駅を出て5分ほどで、最初の停車駅である鳥取大学前駅に到着。鳥取県内で乗降客数の多い駅のためか、(スーパーはくとは停まらないものの)特急停車駅となっている。空港からはこの駅が一番近く、タクシーでここに出るのも選択肢にはあったのだが、そうしてしまうと山陰本線のうち鳥取駅〜鳥取大学駅前を未乗のまま残してしまうので、飛行機が遅延した時の非常手段としていた。

宝木駅でスーパーはくと4号と交換。

しばらくすると、右手にチラチラと海が見えてきた。

ここら辺はカーブも多く、振り子の性能をフルに使って飛ばしていた。傾いているのがよくわかる。

泊駅でキハ126系の普通列車と交換。あれは石見神楽のラッピング列車?鳥取県側でも普通に運用されているのか。

鳥取駅から30分ほどで倉吉駅に到着。ここでスーパーまつかぜ4号と交換。ホームには思ったよりも多くの人影があり、少しばかり乗客が入れ替わったようだ。

倉吉駅を出てからも、海に近からず遠からずの位置を走っていく。

鳥取駅発車から1時間ぐらい経過し、少し退屈してきたなと思っていたら、いつの間にか電化区間に入っており、伯耆大山駅を通過するところだった。この先が電化されているのは、もちろん伯備線からやってくる特急やくもが通過する区間であるため。周囲にも住宅が広がり、米子市に入っていることを感じる。

伯耆大山駅を通過したら米子駅へはすぐ。9時30分に到着し、乗ってきた列車は回送となった。(いつもなら降りてすぐ写真を撮るのだが、乗り換えが数分しかないため、そこまでの余裕はなかった)

〜ここまでの行程〜

  • 羽田625→鳥取745 NH291
  • 鳥取823→米子930 Sまつかぜ3号

(続く)

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