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2019年7月:ベルギーからのイギリス再訪(その10:鉄道でウェールズへ)

ベルギーで2日過ごし、イギリスにやってきた。前回はこちら↓

イギリスでは2日間友人と少し遠出をし、最終日はロンドン近郊で過ごす予定である。計画を立てる当初は湖水地方に行けないかと考えていたのだが、もう1日ないときついかなということで、どこか別の場所を探すこととなった。その結果、普段なかなか行けないところでもあるウェールズに決まった。ウェールズは北部と南部に観光スポットがあるようだが、今回訪れるのはスノードニア国立公園のある北ウェールズの方である。

今回の出発地はまたもやユーストン駅。ユーストン駅から北ウェールズ方面へは何本か直通列車が出ているようだが、今回は途中のクルー駅で乗り換え、バンガー駅を目指す。バンガー駅から先はカーナーヴォンまでバスで向かう。

と言っても地名に馴染みがないと何言っているかわからないのが普通かと思いますので、本文に出てくる地名を周辺の都市と合わせて簡略地図に表してみた。

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前置きはこの程度にしておき、ここから本編。

B&Bを8時ごろ出て、ユーストン駅に向かった。

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 前回の旅でも拠点となった、ユーストン駅。

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乗るのは8時16分発のLiverpool Lime Street行き。ユーストン駅はバーミンガム、リバプール、マンチェスター、そしてグラスゴーなど主要都市へ向かう西海岸本線の拠点であり、中長距離列車が頻発する。前回グラスゴーまで夜行列車カレドニアンスリーパーに乗った時も、この駅からの旅立ちであった。

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今回乗るのはVirgin Trains社の390形、Pendolinoの愛称がついている。車体傾斜装置などを駆使しながら200km/hで走行する車両。日本の在来線の最高速度は130km/hであることが多いので、毎度外国の鉄道の早さには驚かされる。

ユーストンからの高速列車はかなり盛況のようだったため、この列車だけ座席指定を行っている。指定しなくても空いている席に座れるのだが、今回は乗客も多く、予約済みの席も多かったので、指定しておいて良かったと思う。 

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2等は一般的な2−2座席。大きい男の人にはシートピッチが少し狭そう。椅子も硬く、私も2時間ぐらいの乗車は結構きつかった。ちなみに各席の窓枠の上に小さい液晶パネルみたいなものがあるが、予約席の場合は予約されている区間、全区間予約がない場合はAvailableなどといった文字が表示される仕組みになっている(JR東日本の特急もここまで表示してくれたら嬉しい)。 

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車窓はこのようなのどかな感じが多く続いた。郊外の鉄道だが、ずっと全力疾走するわけでもなく、ところどころで徐行運転などが入った。線形が思ったよりも良くないのだろうか。前回カレドニアンスリーパーに乗った時も、同じように徐行する区間が続いた記憶がある。

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2時間ほどの乗車でクルー駅に到着した。クルー駅は各方面に行く列車のジャンクションとなっている駅。マンチェスターやリバプールも、この駅の少し先にある。

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乗ってきたのは10時30分発のリバプール行き。下に 11 Coach Virgin Pendolinoとの案内が併記されている。日本で言ったら「16両、JR東海、N700系のぞみ」といったところだろうか。そして次に乗るのは10時42分発のホリーヘッド行き。

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ここから先は非電化区間があるらしく、乗るのは気動車らしい。形式名を調べたら「221形 Super Voyager」とのこと。気動車ながら200km/h出すのは相変わらず。イギリスでは、列車の形式ごとに愛称がついているようだが、運用はどうなっているのだろうか。

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車体横の表示には、列車名、時刻、行き先、次の停車駅と、必要な情報が盛り込まれている。最下段にWelcome on Board。

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こちらも先ほどの車両と同じような内装。

f:id:SSG772:20200516155832j:plainクルーの次の停車駅、チェスターに着いた。チェスターも美しい街だそうで、一度立ち寄って見たいところである。

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列車はそのまま西の方へ進んでいく。途中からは海も見えてきた。

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こちらはColwyn Bay駅。ウェールズに入ったのか、ここらへんから駅名標がウェールズ語と英語の2行表示になってきた。 

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クルーから1時間半ほどで目的地であるバンガー駅に着いた。今回はこちらで下車。

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各案内が2ヶ国語表記になっています。並べてみると、英語とウェールズ語はスペルが全然違う。全く違うものもあれば、ある程度類推できるものもある。Platfformに英語併記がないのは容易に類推できるから?

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小さい田舎駅みたいな感じのバンガー駅。

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駅から少し歩いたところにバス停があり、10分ほどの接続でカーナーヴォン行きのバスがやってきた。キャッシュレスが結構浸透しているイギリスのこと、このバスもキャッスレス支払いが可能だった。キャッシュレス文化が地方にも浸透しているので、基本的にはコンタクトレスを持ち歩けば事足りそう。ちなみにバスの道中半分寝ていましたが、途中停車駅はほとんどウェールズ語で案内されているように思え、よくわからなかった。

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 終点のカーナーヴォンに到着。

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この日はカーナーヴォンに宿泊するが、まだ昼なので、昼食を食べて観光に出かけることにした。チェーンカフェのCOSTAがあったのでそこで昼食。

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サンドを食べた。チップスとのセットがあったが、チップスの方はパス。

この時点で13時ごろ。ここから自然の豊かなところへ出かけていく。

(つづく)

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